著者:船井 幸雄、小山 政彦
出版社:ビジネス社
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■なぜ読もうと思ったのか?:
船井総合研究所の2トップが対談形式で語る、
成果を出せる人材を生み出す方法。
先日読んだ古谷さんの本の中で、一人前になるまでの修業期間は
できる限り短くしようという話をしていました。
それと同じような内容がこの中にもあったのを思い出し、
読んでみようと思いました。
■どのような点で役に立ったのか?:
(1)長所伸展法で人を伸ばす
船井総研は、ここ3年で税引後利益が3倍になったそうです。
それは、1億円以上を売り上げるスターコンサルタントが数多く輩出される
ようになったからです。
そして、その一流コンサルタントを生むために使ったのが、
長所伸展法という考え方です。
つまるところ、
○どんな人間でも一つは長所、あるいは何か取り柄をもっているはずだ
○欠点には目をつぶり、その長所を伸ばす
という方法です。
船井さんが語る説明は、精神的すぎてなんなのですが…
人はみな、自分の使命を果たすために、必ず何かの長所を持って
この世に生まれてきます。逆に、その人がしてはいけないことというのもあって、
そんなことをやっても失敗するだけだからやめなさいと気づかせるために、
欠点は存在しているそうです。
ふー、なるほど。
小山社長は実際あがった成果から長所伸展法の価値を認めているものの、
正直なところ、これは苦痛だと告白しています。
波長の合わない人の長所を探すことは、
「会社に迷惑ばかりかけてるくせに、何を勝手なことをいってるんだ」と
いう気持ちにさせられることも多いと述べています。そうでしょうね。
そうならないようにするために、
個人と企業人としての人格を使い分けることで対応しているそうです。
個人としては怒りがこみあげるようなことでも、
「社員が長所を発見し、それを伸ばすことをサポートするのが、社長の仕事だ」
と考えれば、我慢できるそうです。
(2)人間性を磨く
著者たちはビジネスの力を考えるときは、人間力と人間性に分けて
考えるようにしているそうです。
人間力とは、その人の知識や教養やスキルのことです。
一般的には、この人間力がビジネスマンとしての実力だと考えられています。
しかし、商品知識やセールストークが武器のビジネスマンよりも、
人間的に好かれるタイプの人の方が営業成績がいいことはしばしばあります。
その力が、人間性です。
人間性はどういった要素で構成されるのでしょうか?
著者は8つのポイントがあるといいます。
○躾とマナー
○人柄感(いい人だと思ってもらう)のアップ
○プラス発想
○ネアカ
○愚痴をいわない
○意地悪をしない
○約束を守る
○個人と企業人の人格を使い分ける
というものです。
「愚痴をいわない」の大切さは、以下のようなものです。
例えば、なんで上司は自分にばかりいろんな仕事を押し付けるんだと
愚痴をいっているとします。
それは、上司は彼がそれを十分こなせると評価しているという
気持ちがわかっていないという人間性が低い。
また、愚痴を言うことが実は「自分は仕事ができない」と
自らを蔑んでいることに気づいていないからです。
出版社:ビジネス社
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■なぜ読もうと思ったのか?:
船井総合研究所の2トップが対談形式で語る、
成果を出せる人材を生み出す方法。
先日読んだ古谷さんの本の中で、一人前になるまでの修業期間は
できる限り短くしようという話をしていました。
それと同じような内容がこの中にもあったのを思い出し、
読んでみようと思いました。
■どのような点で役に立ったのか?:
(1)長所伸展法で人を伸ばす
船井総研は、ここ3年で税引後利益が3倍になったそうです。
それは、1億円以上を売り上げるスターコンサルタントが数多く輩出される
ようになったからです。
そして、その一流コンサルタントを生むために使ったのが、
長所伸展法という考え方です。
つまるところ、
○どんな人間でも一つは長所、あるいは何か取り柄をもっているはずだ
○欠点には目をつぶり、その長所を伸ばす
という方法です。
船井さんが語る説明は、精神的すぎてなんなのですが…
人はみな、自分の使命を果たすために、必ず何かの長所を持って
この世に生まれてきます。逆に、その人がしてはいけないことというのもあって、
そんなことをやっても失敗するだけだからやめなさいと気づかせるために、
欠点は存在しているそうです。
ふー、なるほど。
小山社長は実際あがった成果から長所伸展法の価値を認めているものの、
正直なところ、これは苦痛だと告白しています。
波長の合わない人の長所を探すことは、
「会社に迷惑ばかりかけてるくせに、何を勝手なことをいってるんだ」と
いう気持ちにさせられることも多いと述べています。そうでしょうね。
そうならないようにするために、
個人と企業人としての人格を使い分けることで対応しているそうです。
個人としては怒りがこみあげるようなことでも、
「社員が長所を発見し、それを伸ばすことをサポートするのが、社長の仕事だ」
と考えれば、我慢できるそうです。
(2)人間性を磨く
著者たちはビジネスの力を考えるときは、人間力と人間性に分けて
考えるようにしているそうです。
人間力とは、その人の知識や教養やスキルのことです。
一般的には、この人間力がビジネスマンとしての実力だと考えられています。
しかし、商品知識やセールストークが武器のビジネスマンよりも、
人間的に好かれるタイプの人の方が営業成績がいいことはしばしばあります。
その力が、人間性です。
人間性はどういった要素で構成されるのでしょうか?
著者は8つのポイントがあるといいます。
○躾とマナー
○人柄感(いい人だと思ってもらう)のアップ
○プラス発想
○ネアカ
○愚痴をいわない
○意地悪をしない
○約束を守る
○個人と企業人の人格を使い分ける
というものです。
「愚痴をいわない」の大切さは、以下のようなものです。
例えば、なんで上司は自分にばかりいろんな仕事を押し付けるんだと
愚痴をいっているとします。
それは、上司は彼がそれを十分こなせると評価しているという
気持ちがわかっていないという人間性が低い。
また、愚痴を言うことが実は「自分は仕事ができない」と
自らを蔑んでいることに気づいていないからです。