入門 プロジェクトマネジメント

著者：宮川　雅明
出版社：PHP研究所
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■読もうと思った理由：
プロマネの勉強をしてますので、たまには試験対策本ではなく、
プロジェクトマネジメントをテーマにした本を読もうと思いました。

■要約：
プロジェクトマネジメントには原理原則が存在する。

○Plan に関する原則
・プロジェクト・オーナーのニーズを箇条書きで整理し、直接見せているか
・プロジェクト・オーナーのニーズに対して、提案をしているか
・顧客にとって何が改善されるのかを、定義しているか
・常に目標時間をもって取り組んでいるか
・スケジュールは右から成果表現で書いているか
・プロセスが指差し確認できるか
・スケジュールとスキルのマトリクスが行えているか
・スキルの棚卸しがされているか
・それぞれの役割が定義されているか
・プロジェクトの損益を算定しているか
・メンバーに対して、技術・経験以上のことを期待しているか
・メンバーに対して、企画・計画段階で話を聞いているか

○Do に関する原則
・想定されるトラブルは事前に列挙しているか
・オープンでシステマティックな仕組みはあるか
・ことあるごとに結果を問いただしているか
・都度評価を行っているか
・他のメンバーがやっていることに気を配っているか
・対策のない意見を言ったり、批判をしていないか
・報告・連絡・相談の手抜きをしていないか

○See に関する原則
・初期の目標に対して評価しているか
・第三者の評価を受けているか
・技術化を同時に行っているか


■読後の評価（★★★が最高評価）：
○新しい気づきは多く得られたか　　　　　　　★★
○読みやすい文章か　　　　　　　　　　　　　★★★
○「読み物」として面白いか　　　　　　　　　★★
○リアリティのある内容か　　　　　　　　　　★★★
○体系的に整理されているか　　　　　　　　　★★
○自分の仕事で使えるイメージがわいたか　　　★★★

この本は、著者のコンサルティング経験をもとに書かれたものです。
経験をもとに体系化しているので、例えば、PMBOKのフレームに
沿った内容になっているわけではありません。
著者の、仕事を成功させるためのこだわりや熟練の技を感じられました。