将棋の第9期叡王戦五番勝負第5局が20日、甲府市で指され、挑戦者で後手の伊藤匠七段(21)が藤井聡太叡王(21)を破り、初タイトルを手にした。(日経)次から次へ、勝負の世界とは言え凄まじい日程の中で、八カ月の間八冠を維持し得たのは、兎にも角にも藤井名人の超人的な棋力故である。それと、弱冠21歳と若いしなやかな頭脳のせいだろう。方や叡王の冠を手にした伊藤七段も21歳である。二人の恐ろしいような頭脳を駆使した戦いは、将棋の歴史に大きな足跡を残したと言える。