ガマといわれる洞窟で集団自決があった記事。『140人ほどのうち83人が亡くなり、その死者の6割は18歳未満という惨劇だった。「日本人が中国人を虐殺したのと同様に、今度は自分たちが米軍に殺される」からだったという。』(6/23朝日天声人語参照)
今や69年前の事件を無視して、中国での日本軍の虐殺を否定する空気が何処彼処に存在するが、この沖縄の惨劇に対してどう向き合うというのだろう。真摯な反省もないままでは世界では通用しないのではないだろうか。
江戸末期の日本は、井の中の蛙といわれていたが、いまだに蛙の鳴き声は止む気配がないどころか大きくなっているようにも想える。教育勅語を持ち出したり、軍人が集団での靖国参拝をしたり、外国人慰霊碑を撤去したりとか非常識もここに至れりである。最近の報道では、気になる隣国中国の人口が半減し、高度成長が一転して崩壊に向かうともいわれている。紳士たるもの、慌てず騒がず心の平静を保つことが豊かな国になる近道なのではないだろうか。