日本共産党新宿区議会議員 佐藤佳一

日本共産党新宿区議会議員です。 家族、妻、1男、1女、新宿区北新宿在住、現在地元の町会長です。

NTT社宅跡地についてーこれまでの主張と活動

2013-08-31 07:25:29 | NTT社宅跡地

 

NTT社宅跡地を区として活用するよう要求(2009年)

 北新宿1丁目のNTT柏木社宅(6棟144世帯)は2009年9月いっぱいで閉鎖されました。2009年12月15日にNTT社宅を管理する会社の部署に問い合わせたところ「まだ、何も決まっていないと聞いている」との回答でした。また、12月22日の新宿社会保障推進協議会主催の新宿区との交渉の際に、NTT社宅跡地について質問。後日文書で「現時点で区は、当該地の売買予定や開発予定等の情報を把握していません」(新宿区・行政管理課)との回答をでした。

 また、柏木地域センターでの区長トークの時にも同趣旨の質問をしましたが、区長は「区として購入や使用は考えていない」との回答でした

 区が豊かな財源を活かし土地を購入し、区営住宅、福祉施設、公園など周辺のみなさんの要望も聞いて有効利用すべきではないでしょうか。

 

 

待機児童解消に未利用のNTT社宅跡地の活用を議会で質問 (2012年11月) 昨年の第4回定例会で日本共産党雨宮区議が質問しましした。その部分をアップします

(質問)最初に、待機児の解消と区立保育園の子ども園化について質問します。
 第1に、目前の待機児解消についてです。
 11月1日現在の待機児童数は、新定義で178名、旧定義で311名であり、昨年同時期の新定義147名、旧定義198名より大幅にふえています。こんなに増加している原因として、待機児解消が計画どおり進んでいないことがあります。今年度、認証保育所4所開設、定員150名増の計画に対し、11月に保育室から認証保育所になった1カ所で定員5名分がふえ、2月にもう1カ所、定員37名の認証保育所ができ、合計42名分しかふえる見込みがありません。区長は、今年度内の待機児童をどのように解消する方針なのか。また、来年4月の待機児童数をどの程度見込んでいるのかお答えください。
 休眠していた待機児童解消緊急対策部会と次世代育成支援推進本部会議が10月に開かれたようですが、どのような解消策を決め、その後、何がどこまで進展しているのかも伺います。待ったなしの状況を前に、有効と思われる打開策を早急に検討し、できることは何でもやって、来年4月には限りなく待機児童をゼロに近づける覚悟と決意で臨んでいただきたいと思いますが、いかがですか。
 私は、具体的にすぐに実行に移せる対策を幾つか提案します。

(中略)

2点目は、公有地や民間の未利用地を活用することです。
 区内には、公務員宿舎跡地や大久保三丁目旧JR跡三角地、西早稲田一丁目の東電社宅跡地、北新宿一丁目のNTT社宅跡地など、保育園設置が可能な広さの土地があります。これらの土地に定期借地権を設定するなどして認可保育園を増設することを検討すべきと思いますが、いかがですか。

区長答弁:次に、認可保育園の増設と、公有地や民間の未利用地の活用についてです。
 認可保育園については、子ども・子育て関連3法の施行にあわせて認可制度が改正され、認可基準に適合するものはすべて認可されることが原則となります。法施行に係る国の財源措置が示されれば、区内の未利用地の活用も当然視野に入れて、地域の保育需要に応じた保育サービスが提供できるよう、民間事業者の誘致も含めた取り組みを進めてまいります。

 

 仮称ロイヤルパーク柏木に関する陳情に賛成し採択を主張

 2013年6月13日の環境建設委員会

陳情文書→http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000127581.pdf

NTT社宅跡地に建設予定のマンションについての陳情審査された佐藤の質疑をアップします。なお陳情は、採択を主張しましたが、一致がみられず継続審査となりました

◆佐藤佳一副委員長 私も説明会に参加させていただきまして、何点かお聞きしたいと思います。
 もともとこのNTTの社宅というのは6棟ございまして、ちょうど数年前に住民の方が全部出て、長い間空き地になっていて、地元では一体どうなるんだという声がございました。
 私もNTTにそのたびごとにどういうふうになっているのかということをお聞きしたところ、当初はNTTの独身寮をつくるという計画があったんですね。3・11後にその計画が一旦白紙に戻って、3・11の直後にぜひその住宅を被災者の方に開放してほしいという要望を出して、それは検討はされたんですが、関東近県各地にNTTの社宅の空き地があって、それらで対応したいということで、今回突然このような計画が出て地域の住民の方は大変びっくりされているわけですね。
 あそこは社宅で、もともと桜の木や、それから子どもの遊び場、芝生がありまして、一時避難場所だった。防災計画でいうオープンスペースで一時避難場所だったものですから、今回このような大きい建物が出たことに住民の方が不安に思うのは当然だというふうに思います。
 まず、第1点に聞きたいのは、住民説明会の際に、容積率の計算について、前面道路の幅が4メートル以内なので容積率は160%ではないかという説明に対して、一番幅の広いところを基準にして、容積率の181.6%に対して180%の建物になっているんですね。これは建築法上許されるんでしょうか。
◎(建築調整課長) 容積率の算定をいたします道路幅員につきましては、それを定めています建築基準法の52条2項におきまして、複数の前面道路がある場合は、その最大のものをとると条文に書いてございますので、建築基準法上の規定上は最大の幅員のところの道路の幅員を採用するものになります。
◆佐藤佳一副委員長 わかりました。
 ただ、前面道路というふうに書いていたので、当然エントランス部分の東側道路のことを住民の方は思っていたようで、わざわざ幅の広いところだけを選んで容積率を出して目いっぱいつくるのはどうなのかという不安が説明会では出されました。
 それから2点目は、これは現在工事はほぼ終わっているんですけれども、相当な振動と騒音がございまして、中には病気になった方もいらっしゃるんですね。ちょうど大震災があった関係もありまして、震度2や震度3ぐらいの振動がたびたびというか、相当あったということなんですが、これは区のほうにそういう騒音や振動について何か苦情ですとか、あるいは測定のお願いというのはございましたでしょうか。
◎(生活環境課長) 解体工事の際に掘削作業とかを行いましたので、そのとき振動に対する苦情のほうを私ども生活環境課のほうに4月にいただいています。
◆佐藤佳一副委員長 それは測定とかはされたんですか。それと、それに対して対応、あるいは解体業者に対しての指導というのは行われたんでしょうか。
◎(生活環境課長) 私どものほうで振動のほうの測定をさせていただきました。その結果、最大で59デシベルということで、基準内ではありましたが、より丁寧な作業ということで区のほうから業者のほうに指導をいたしました。
◆佐藤佳一副委員長 振動というのは一応基準があるんですけれども、人によって非常に感じ方が違うので、引き続き、今後工事がまだ進むかと思われますけれども、相当長期間に及ぶ可能性もありますので、もしこの計画が実施されれば、ぜひしっかり対応していただきたいと思います。
 それから3点目は、ちょうどきのうも視察に行きましたけれども、東側道路の私道の件なんですが、御近所の方にお聞きしましたところ、最近水道管が破裂して水道局の方が修理にいらっしゃったと。ここは地盤が軟弱じゃないかという話をされていて、私道についての不安が非常に広がっております。
 実際、車が百何十台もそこの私道を通ったりするとなると、揺れたりとか道が壊れるんじゃないかと。きのう視察したときもちょうど継ぎはぎ状態だったんですが、そういう地盤を検査したりとか、そういうことは技術的には可能なんでしょうか。
◎(道路課長) 技術的には可能でして、通常、都市計画道路とか、そういった道路をつくるときには測定をします。地盤の支持力の調査をして、それにあわせて舗装構造等を決定するというようなやり方は実施しているところでございます。
◆佐藤佳一副委員長 説明会の際に、業者の方が道路側の住民の方とよく話し合って進めたいということですので、実際にはそういう測定を行って、それに見合った舗装をきちんとやっぱりするようにその業者に対して僕は指導すべきだと思うんですが、その点はいかがですか。
◎(建築調整課長) そういった御要望につきましては、建築調整課のほうで東京都と連携しながら事業者のほうに伝えていきたいと思います。
◆佐藤佳一副委員長 ぜひそれは、事業者にやっぱりはかってもらうなら、住民の方と一緒に測定して、それに見合った舗装をして、住民の方の不安を取り除いていただきたいというふうに思います。
 理事者の方に最後にお聞きしますが、ワンルームのことなんですけれども、絶対数291戸という、数としては非常に大きいんですけれども、ここ最近こういった大規模なワンルームマンションというのは新宿区内では建った経過というか経緯がございますでしょうか。
◎(住宅課長) 私も、ここ数年の、ワンルーム条例の届け出については住宅課が所管しておりますので、記録を調べましたが、昨年でいいますと約50件の申請がございました。戸数につきましては、おおむね40戸から60戸程度、多くても100戸程度というワンルームはありましたけれども、過去数年においてこのような大規模なワンルームは新宿区ではなかったというふうに認識しております。
◆佐藤佳一副委員長 過去にもそういう例がなかっただけに、やっぱり御近所の方は本当に不安に思っているので、そういう点もやっぱりぜひサポートをしっかりしていただきたいと思います。
 最後になりますけれども、私はこの陳情に賛成です。ぜひ採択をしていただきたい。
 私も説明会に出ましたけれども、業者の方がこの計画をとにかく理解してほしいと、この計画をのんでほしいという、そういう説明の仕方で、説明会に参加した人が不満を持って帰るという状況です。ですから、もちろん東京都の条例や、それに基づいてやるわけですけれども、新宿区もワンルームマンション条例とか、いろいろ環境ですとか騒音ですとか、かかわりは非常にありますので、しっかりこの業者に対して指導を行っていただきたいといことです。


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