いや~、おもしろいですよ~皆さん、木原敏江さん作品「杖と翼」
時は、1793年頃・・・かの有名なフランス革命勃発から、数年後の世界を描いています。
こちらも、だいぶ前に購入していましたが、やはし、未読漫画に追われ・・・やっと順番が回ってきました(こればっか)
未読な方~、またまたお薦めですよ~
私と同年齢くらいの女性は、ど~してもフランス革命に興味がありますでしょ。
なんて言っても、かの有名な「ベルばら」・・・漫画好きさんでなくても有名ですよね^^
宝塚でも上演されて、一世を風靡した、かのオスカル・アンドレ・フェルゼン・アントワネットさま・・・
「ベルばら」は、アントワネットさまがオーストリアから嫁いできたところから始まり、フランスが革命へと突き進んでゆくさまを描いていたけれど、
こちらの「杖と翼」は、革命が勃発したあとの、ロベスピエール、ダントン、等の革命家達の世界を描いていますの。
そして、「死の大天使」と呼ばれたサン・ジュスト・・・彼の生き様がこと細かに描かれています。
でもね、絶対に難しくないですから、ほんと読みやすいです。歴史物苦手な方でもいけます。是非~
物語は、サン・ジュスト(以後レオンと呼びます)が、学生時代、ひとりの少女との出逢いから描かれています。
レオンは何をやらせても天才。たいして頑張らなくても、なんでもそれなりに出来てしまう。故に感動がない・・・
「天才の憂鬱」を感じていた頃、その頃の女性としては珍しいであろう、政治、社会に興味を持ち、社会の変革を考える婦人と、
その娘で、おてんばで自由奔放な「アデル」
この出逢いが、その後の彼を、革命へと駆り立てたきっかけとなりました。
時は流れ、少女だったアデルも18歳になり、革命が現実となったフランスで、レオンと再会・・・しかし・・・
おおっと、またネタばればれになっちゃうので、スト~リ~紹介はこのくらいにしといて、
私の感動した部分をご紹介しますと・・・
「愛しい愛しい愛しい娘・・・(中略)わたしは捧げる、わたしの一番大切なものを・・・」
最後の最後、レオンが見せた、唯一の人間らしさ・・・
革命に命を捧げ、冷たい印象の強い彼だったけれど、
でも、最後の最後に、彼の本当の想いが描かれたシ~ン・・・
たぶん皆さんも、このシ~ンは涙なくしては読めないでしょう
彼の一番大切なもの・・・・さぁ、気になった方は、今すぐTRYですわよ
さて、最近けいさんのブログ、キャラ萌えが少ないなぁ~とお嘆きの方へ(いらっしゃるかな?)朗報です
こちらの漫画、出てきますわよ~、かっちょえ~おのこ
アデルが密入国する時に登場する「リュウ」とゆ~名の青年♪
彼はですね~、無愛想だけど優しい・・・女心わし掴みタイプですわ~♪
おまけに容姿も超~端麗♪期待度かなり
ですのよ~!
わたくしは、最初こちらのリュウにかな~りやられまして、ルンルン♪気分で読み進めていたのですがね・・・
ラストまで読んでみますと・・・・
最終的に心に残ったのは・・・レオ~~~~ン
彼の人間性に触れた時・・・リュウさまが、しゅるしゅるる~と小さくなってしまったのだった
でもね、どちらもかっちょええ~ですから・・・ふふふ♪未読な方は期待してちょ
しかし、木原さん、昔の絵とはかな~り変わりましたねぇ。え?ほんとに木原さんの作品?と思っちゃう程変わってますわ~。
個人的には、最近の画風の方が好きですが、昔からのファンの方からしたらど~なのかなぁとふと思っちゃいました。
え~、かな~り浮かれ感想になってしまいましたが(私の感想はこんなもんです、おほほ)
フランス革命に、興味があってもなくても超~楽しめる作品なので、是非皆さん、お試しくださいね^^