あ ど れ な り ん

主にブルベを中心に趣味と日頃の鬱憤を晴らすために書こうと思います。

BRM1006徳島1000 四国一周 その1

2018-02-10 07:49:14 | ブルベ
なんとか完走にこぎつけた四国一周について本格的にレポする。
今回は得るものが多かった。


■申し込みまで
ブルベを始めたのは2年前の5月だったが、なるべく早くに1000㌔を達成したいと思っていた。
しかし、今回の四国一周に出ようと決めたのはいつだったかは覚えていない。
参加条件に17年中にSR取得済みであることとなっていたが、その時点でまだ400も走ったことが無かった。
結局は、400も600も最初の1回目で成功し無事SRを取得できた。
で、いざ申し込もうとしたら既にアーリー分は埋まってるジャマイカ!
そんなに人気が高いのか!?
レイト枠の受付日にはPCの前で待ち、受付開始とともに申し込みを済ませ、安堵したのだった。
しかし、実は枠は余っていたらしく、その後も受付可能な状態のままだった。


■準備・装備
1000〜1200㌔のブルベに対する装備をどうしたら良いか?
そもそもはPBPを目標にブルベを始め、常にそれを念頭に装備を考えていたので、
あとはどんなバッグを使うかが問題だった。
自分の場合、足短杉なので、デカイサドルバッグは付けられない。
リクセンカウルやトピークなどのシートピラー取り付けタイプも微妙だ。
そもそも重いし、防水性の無いものが多い。
様々な試行錯誤の結果、「四国1000kmの準備2」の写真の通り、前三角いっぱいを使うフレームバッグを使うことにした。
これに、3㍑のフロントバッグと7㍑のトレランザックを背負う。
トレランザックはハイドレーションパックを入れるためで、なるべく重い物は入れない。
頭でっかちスタイルは止めた。
やっぱりハンドルを取られやすく、ダンシングし難いので。
アピデュラのフルフレームバッグについては、別途レビューしたい。

今回は初の1000だし、神奈川から徳島までの移動を考えて、ブルベの前後で一泊ずつすることにした。
三連休前なので予約が取れそうになく、ちょっと焦った。

ブルベの道中、どこで寝るかだけれども、
6年前の同じブルベのブログなどを読むなどして計画を立て、
250㌔の松山ではネットカフェかカプセルホテル。
680㌔の中村(四万十)に、民宿を予約しておいた。
自分の足だと、松山はギリギリ。中村はかなり高い目標となる。
実際、中村は3時間遅れだったので失敗だったが、目標が有るとそこまでは頑張れるので後悔はしていない。

4〜5日前から胃の調子が悪くなってしまって口内炎に。
さらに2日前に体調そのものが悪くなり、徳島に入っても悪いままだった。
少し喘息気味で体が熱くなり変な汗をかく。
季節の変わり目に掛かる典型的な風邪の症状だった。


■スタート前日
徳島までは電車を乗り継いで輪行。

瀬戸大橋を渡った。

徳島に着いてからは、雨が降りそうだったので、自転車は袋に入れたままにしておき、徒歩で移動した。
早速うどんを食べ、松山で使用するであろう、ネットカフェの徳島支店の方へ徒歩で行き、
入会手続きをしてカードを作成しておいた。

駅前のセルフうどん店にて

夜はそば米雑炊なる、健康に良さそうなものを食した。

お腹には良さそうだったけど量が少なかった。

その後、体が快復することを祈ってサウナが有る駅前の温泉へ行った。
敢えて汗をかき、毒素を抜く作戦だ。
実際サウナを出た後、少し症状が軽くなった気がした。
21時頃就寝。とにかく、寝て体を休ませた。

ホテルの部屋は残念ながら、隣のビルの室外機が五月蠅く、よく寝れなそうだったのだが、
音がする方の窓に荷物を積み、枕を音から遠くにして、更に耳栓をする事で何とか寝ることが出来た。
翌朝、7時半頃起床。
奇跡的に少しばかり体調が快復した。

この体調を考慮して装備をちょっとだけ変えることにした。
替えタイヤは持たずにドロップバッグへ。
ニップル回しとポジションを上げたくなったらと思って念の為用意しておいた予備のコラムスペーサーも外した。
更に7800mAのモバイルバッテリーは入れず、2500mAの軽くて小さいモバイルバッテリーを現地で購入して入れた。

■スタート〜松山(250㌔)
12時過ぎに集合場所へ行くと、既に人が集まり始めていた。


これまで自分が参加したブルベの全てで、スタート場所には何かしらのテントなどを設置していたので、
何も無いというのは、ちょっと寂しかった。
しかも今野さんは私服だし、何かこれから1000km走るという雰囲気がしない…。
さらには、やたらと陽気なオッチャンが居る。
「自転車スゴイ軽いんか?軽いんか?」
と、自分と今野さんとの間に割って入り、
自分のフル鉄700Cディスクツアラーを持ち上げて「うん、軽い!」と勝手に納得したのだった。
このうるさいオッチャンについては、他の方のブログ等にも登場することだろう。

ドロップバッグを預けようと思ったら万札しか無いうえ、
事前に入れておかなければならないヤマトの伝票も入れてなかったので、補給食を購入する際に貰うことにした。

出発前にうどんを2玉食った。


再び集合場所へ。
「緊張してきた」
と、言っている女の人がいたけれども、明らかに自分より早そうだったし、実際そうだった。
天気はどんどん悪くなる。
別の参加者さんは、「やり過ごせるんじゃないかなあ。」
と、言っていたが、それってどこ情報だったんだろう?
ほぼ同じものを見ているはずなのに。
実際のところは一定時間5mmくらいの勢いがあったし、自分の足で5時間くらい雨に打たれながら走った。

14時半出発なので、まだ時間が有る。
他の参加者さんと話した後、横になろうと思い、公園内の別の場所に移動して木の下で横になったが、
雨が木では凌げない勢いになってきてしまい、別の場所で座りながら待つことにした。

ブリーフィングを受け、いよいよ出発。
これから1000㌔も走るのに、こんなにすんなり出ちゃって良いのかな?
なんて思ったが、流石に今年だけで9回もブルベに参加しているので、出発時の行動もルーチンワーク化している。
慣れてきたということだろう。

最初は国道を延々と走る。
14時半組は人数が少ないので、それ程多くの隊列になることなく分散された。

息の方はやはり少し上がりやすく、ゼーゼー言ってしまう。
何度か付いていけそうな人の後ろに入ったりしたが、
少しでも息が上がったら、直ぐにマイペースに戻した。

鳴門に出た。


雨が徐々に悪くなっていったし、世界がグレーで代わり映えしないし、
体調も悪いうということで余り多くのことは覚えていない。

途中、そのまま直進していたら横から追突されていたであろうという事があった。
四国は車の運転が荒いというのは聞いていたし、直前にも似たようなことがあったので避けることができた。
左前方から来る車のスピードが、明らかに尋常でない。
自分は対向車がなかったので、大きく膨らんで走行。
案の定、その車は前輪が車道に出るまで突っ込んできて、急停車したのだった。
夕刻だし、雨が降っていたので前照灯は着けていたにも関わらず、これということは完全に不注意だった様子。

最初のPCは混むので、1つ手前のコンビニに入った。
遅ればせながら、ここでビニールとシューズレインカバーを履いた。

PC1に到着。予定通り来れた。
雨でこれならば上出来。
補給食を買って直ぐに出た。

この後は夜ということもあり、あまり良く覚えていない。
予定通り、PC2までの中間地点にあるローソンで止まった。
少し前から雨が上がってウェアも乾いた。
寒くはなさそうだったのでレインウェア一式を脱いだ。
飯を食っていると「調子はどうですか?」と参加者さんに聞かれた。
何でも前回の600でハンガーノックになってしまい、今回はしっかり食べるようにしているとの事だった。
自分もそうだ。何度かハンガーノックになっている。
自分もそうならないよう注意している旨を伝えたのだった。
「うどん楽しみにしてたのに、夜なんですよね〜」と苦笑していた。
ブルベあるあるのうちの一つ=地元名物が営業時間外で食べられない。
自分の場合は、走行中に食べる程余裕はないので最初から諦めていた。

次はPC2。ファミリーマート新居浜駅東店だが、ここだけ何故か地図上の場所も把握できないし、
行ったにも関わらずほぼ何の記憶も無い。
確か、今野さんがここで参加者確認をしていた気がする。

途中で、夜に山車を引いているところに出くわした。

珍しいものなのに残念ながら、思いっきりぶれてしまった。

工場萌え


今治の夜景だったかなぁ


次のPC3までは50㌔無い。
うーん…、ここも良く覚えていない。
最後の方は進行方向が北向きになるが、
なかなかそうならないので、早くならないかなぁ、いつの間にか着いてないかなぁなどと
都合良く考えていたのは覚えている。
PC3でも、どう過ごしたか覚えていない。
早く松山まで到着しなくてはと、考えていたのは覚えている。
次にハッキリした記憶が有るのは松山に入ってからだ。
駅前に近づいてきて、予定通りの時間で来れていることが分かった。
ここまでの平均移動時間は18.7㌔。
体調が悪いうえ、半分近く雨であったことを考えると、自分としてはこれはかなり上出来な部類だ。
しかし、寝る前におにぎりを食べるなどしていたら、予定の時間を過ぎてしまった。

ルートから200mだけ離れる、アイ・カフェ〜店へ向かった。
歯を磨いたり、使い捨てのトランクスに履き替えたりしていたら、寝る時間を削ってしまった。
なんとか1時間半寝たかったが、1時間20分しか寝られなくなった。
6時前に起きられるよう、スマホの目覚しをセットし横になった。


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