あ ど れ な り ん

主にブルベを中心に趣味と日頃の鬱憤を晴らすために書こうと思います。

ISMのサドルも借りてみたけど…

2018-02-03 01:42:17 | 自転車
ISM PN1.1


いやー、これはちょっと辛かった。
何が辛いって、座骨全体が乗らないから、上半身が休めない。
もちろんお尻を押し付けてペダリングできないというのも有ったけど、これほど辛いとは…。

そもそも自分の座骨結節幅が11.5㌢なので、
最大幅11㌢のPN1.1だと、坐骨が乗らないのは当たり前なんだけれども。

このサドルは前半分が緩い反りが有るので、
骨盤を前に寝かせて坐骨下肢から恥骨にかけての部位がうまく嵌った時だけ
気持ち良く座れるところがあった。
しかし、そこから殆ど前後に動けない。
登りの時に、ノーズの先の方に坐骨下肢を乗せられるかなと思っていたが、
反り上がりの頂点部分に乗ることになるので、
細いノーズよりはマシだったけれども、普通に痛かった。

ノーズが異常に太いので内腿が常に擦れているんだけど、
特にガニ股になることもなく意外と普通に回せたのは以外だった。
腿が細いからかな?
逆にくびれが大きいと膝がフラフラしてしまうので、
常に同じ位置で回すことになるこの太さが良いかもしれない。
ただし、擦れによるパワーの損失や長期間のペダリングによって皮膚が痛くなるかは分からない。

このサドルを試そうと思ったきっかけは、2017Trance ContinentalNo5を首位で完走した
James Haydenて人が使っていたから。
しかも、パッドを全部取っ払って使っていたんだけど、どうやって座っていたんだろう?
サドルは一見の価値有りなので、是非リンク先を見てみてください。
そのサドルで3650㌔を9日間で走破したらしい。

結局、COBBのFiftyFiveを買った。
定価で。
にまんはっせ…(´・ω:;.:...

COBBサドル 超短期レビュー

2018-01-15 22:26:01 | 自転車
最近はどのサドルに乗っても違和感を感じてしまう。
自分はロールスのようなクラシックな形状でかつ後ろが幅広の形状が合うと思っていたが、
接地面積が大きいのはどうにも不快だ。
特に座骨付近の座面が広いと動きを妨げられている気がしてならない。
更にサドルを購入する前にいろいろ試してみようと思い、
東京は武蔵小山にあるハイロードさんでCOBBのサドルをレンタルした。
超簡単にレビューする。

JOF FiftyFive

店主おすすめ(多分)。ノーズレス、二股、ノーズ断面が逆台形と、とても個性的。
パッドは相当腰が強いが厚めなので底付き感はない。

最初は全く合わず、トライアスリートはこんなの使っているのかと驚いた。
JOFとは、Just Off Frontの略で、ω(たまたま)がサドルの先に出た状態で座れることを意味するらしく、
最初は必死にその位置で座ろうと努力した。
ノーズの二股のところは坐骨と恥骨結合の間で乗る感じになると書いてあったので、それに合わせて骨盤の傾きなどを調節するが、
ノーズの形状が微妙で、デリケートエリアこそ痛みはないものの違和感が強く、これで長距離はとても考えられなかった。
また、普通のサドルのように座ると座面全体がすり鉢状にへこんでいるように感じられる。
こんなふうに感じられるサドルは初めてで、これも違和感が有った。
さらに一般的なサドルは足を踏み込んだ時に太腿の邪魔をしないよう"えぐれ"が有るため、
サドルの後方が大きく膨らんだ形をしているのが普通だが、このサドルにはそれが無いので
後ろの方に座ると腿の裏が当たってペダリングに支障が出てしまう。
借りてきて数日はどこに座っても違和感が有るという状態だった。

どうしたものかと思っていたが、唯一前後の真ん中ら辺に座ると丁度竿とωが納まる箇所が有りこれが突破口になった。
全体がすり鉢に感じられるが、そこに裏筋近辺の肉を力を抜いて入れる感じにする。
その場所で深いTTポジションを取るとどこも痛くない。
さすがトライアスロン向けのサドル。
最初はサドルを下げないとダメなのかと思っていたら、実は逆で、今までのサドルよりも上げたほうが良かった。
そして骨盤は前に寝かせる。
前の方に座ると言っても、今までのサドル位置に比べたら少し前程度で良かった。
この様な特性が分かる(体で感じる)と不思議とお尻がサドルと合ってきて、
回しやすく、痛みも出にくいところで乗れるようになってきた。
普通は慣れないサドルに乗るとどこかしら痛くなるものだけど、このサドルはそれが殆どなかった。
(もちろん、全くゼロという訳では無い)
特に足を止めている時は、fizikのAlianteVSの様な収まりの良さ、気持ち良さがある。
この様に気持ちの良い箇所が有るということは、セッティングが合えば快適に乗り続けられる前兆だ。
後方が少しせり上がっているのでこのような快適性が有るものと思う。
一方、ノーズに掛けてはフラットなので前後に動くゆとりも有るというところはAlianteVSと大きな違い。

パッドは先に書いたように厚めだけれど、実は微妙な形に整形されており、
そのことによって恥骨から坐骨にかけての骨とその周りの筋肉や皮膚の圧迫を避けて痛みが出にくくなっているようだ。

うーん実に良く出来たサドルだ。
かなり時間を掛けたので結構良いポジションを見つけることが出来た。
その中で唯一気になるのがノーズの形と太さ。
特に太さはとても微妙で、ωの付け根と腿の付け根に有る柔らかい皮膚を時々挟んでしまい不快だった。
これはさらなるポジション調整を行うとともに、クリームを塗ることである程度回避できるかもしれない。

重さと値段は残念だが、このサドルなら、サドルが前に行き過ぎてポジションが出ない問題や、
サドルが低過ぎてシートチューブにアタッチメントが付けられない問題が解決出来る。
これは次期サドルの有力候補だ。

JOF Randee

名前の由来はランドナーから。
FiftyFiveの後発製品。
見た通り、だいぶ普通のサドルに寄った形になっている。
この製品は実はバージョンが有り、Ver1はパッドが硬く、Ver2はパッドが柔らかい。
触った感じは全く違うと言って良い。
借りたのは硬い方。
ベースが撓るようにできているが、パッドが硬すぎたのかもしれない。

乗り方、ポジションはFiftyFiveと同じだったので直ぐに良いポジションで乗ることができた。
しかし、座ってみると穴の大きさ以上に便座に座っている感じが強い。
すり鉢状の物に収まる感じといえば良いだろうか。
穴が巨大なためデリケート部分全体はリラックスできるが、
溝と穴の形状に沿って線状に体重が掛かり、体重が乗る位置も外側過ぎるのでそこが不快だった。
ノーズは溝の両壁のトップの形状が若干尖り気味なので、そこに体重を乗せると裏筋の両脇に刺さる感じがあり、
裏筋こそ痛くならないものの、長時間の登りでは痛くなってしまうかもしれない。
溝のないサドルよりは遥かにマシだとは思うが、微妙と絶妙の中間くらいの印象。
ノーズ幅はFiftyFiveより若干狭い設定だがノーズの根本付近で皮膚を巻き込んでしまう現象も変わらなかった。
今回のテストサドルは硬いパッドなので、パッドが柔らかければノーズの刺さる感じはかなり解消されると思う。
全体的な形状は伝統的なサドルとほとんど変わらないので、ペダリングには全く支障がなかったが、
総合的にはFiftyFiveが有るならこれは必要ないという結論に達してしまい、早々にテストを止めてしまった。

ちょっと困ったのは2つのサドルともサドルトップ(座面)とレールが並行で有ること。
TT&トライ系のサドルはそういうものというのは知らなかった。
特殊な使い方をするシートポストでは対応しない物もあった(詳細は割愛)。

FuftyFiveとRandeeはもちろん個別のサドルだけど、元のコンセプトや成り立ちは近いもののはず。
実際、乗車ポジションもほぼ同じだった。
にも関わらず、快適性は大きく異なっていた。
溝と穴開きでは大きな隔たりが有るということを改めて実感した。

最初は異様に見えて拒否反が強かった二股サドルも見慣れてきたし、
乗りこなせそうと思うと、サドルを見ただけでテンションが上がるんだから
自分も現金な人間だ。

【自転車】頭でっかちスタイル【おれスタイル】

2017-08-27 17:51:40 | 自転車
10月の徳島1000(四国一周&申し込めてない)に向けて、房総の海沿いを100㌔ばかり走った。


有名な富津岬の展望台。


ここで飯を食った。
アジのタタキ。まあまあかな。

思惑通り、半分は向かい風だったので練習になった。

とりあえず、こんなスタイルでも走れるということが分かった。

パニアよりは軽いんだから、まあ余裕だわな。
しかし、ここまで頭でっかちなら、清々しいやろ?

更にハイドロパック背負ってます。
今日はハイドロのマウスピースのところと、鼻腔拡張テープを貼り忘れてしまった。
マウスピースのシリコン部分が無いと威力半減。
水がだだ漏れして、扱いに苦労した。
道具を変えると、やっぱりいろいろ有るな。

6月に茂木600を完走したので、めでたく初のSR達成。
とりあえず、半分書けたんでアップすっかなー…。

ディスクブレーキが故障 ブルベをDNS

2016-08-19 01:45:24 | 自転車
レバーを引くと、変なクリック感がする。
どうやら、ディスクブレーキがおかしい模様。
オイル交換...ブリーディングをしたら、変なクリック感は無くなったが、圧力が戻らない。
あらゆる方法を試したが、全く改善せず…。

いろいろ調べた結果、ブリーディングに必要なパーツが足りない模様。
ミネラルオイルも底をつき、直ぐには復活しないことが分かったので、ブルベをDNSする事に決めたorz、


自転車を購入する人にヘルメットの着用 ←義務化?

2016-06-21 22:55:46 | 自転車
自転車事故防止で都条例改正も
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160620/3260091.html

↑こんな記事が有った。
また、役人が杓子定規に決める気か・・・?

これは業界としては痛し痒しだろう。
ヘルメットが売れるのは良いが、それが無ければ自転車に乗れないとなれば、
自転車のほうが売れなくなるし、利用時間が減る。
利用時間が減るとなると、収入源のパンク修理の機会が減る。

ヘルメット義務化に関しては、自転車文化で先行しているイギリスで既に論争になっており、
これについての概要はサイクリスト・サンスポさんの記事で知ることが出来る。
ヘルメット着用義務化の反対理由も列挙されており、そこそこ根拠が有りそうだ。

ヘルメットはかぶるべきか? BBCテレビ番組がきっかけで再燃した是非論
http://cyclist.sanspo.com/159093

「ボードマン」とはクリス・ボードマンのことで往年の名選手。
日本ではアワーレコード(一時間に何キロ走れるか)の記録保持者ということで有名かも。
そのボードマンもヘルメットの義務化には反対の立場とのこと。

事故が多いからヘルメットを義務化というのは少々安易だろう。
怪我人を出さないという、真面目な目的が有る一方、怪我の責任を使用者に押し付けることにもなりかねない。
簡単に言うと「怪我をしたのはヘルメットしていないお前が悪い。」的な乗りになる危険性も有る。
それはまあ、そうなんだけど、一方で啓蒙活動やら道路整備はどうしたんですか?
道路を共用している車に対しても、啓蒙活動が必要なのではないですか?

義務化するなら、年一回の自転車整備とか、購入時に講習を受けるとか、そっちの方が効果が有るのではないか。
ネットでは、それよりもスマホを見ながらの片手運転とかイヤホンを付けたままなのを取り締まれと
書いてあり、それらもごもっともな意見だと思う。
その他には夜間ライトの徹底だけでなく、バイク同様に日中でもライト点灯を義務化及び推奨するというのはどうだろう。
鈴を自転車に付けるというのも結構有効。
ヘルメットじゃなくても、帽子を付けるだけでも結構違う。
仮に義務化するならば奨励金などとセットにしないと普及しないだろう。
後の世にもメリットが有る道路の整備の方が、長い目で見て有効だと思うのだが…。

いずれも賛否両論あるだろうが、危険だからと杓子定規にヘルメット着用なんてことだけは辞めて欲しい。
自転車は道具を使う移動手段としてはエコロジーだから、余計な規制は掛けて欲しくない。
ヘルメットは確かに有ったほうが良いに決っているが、着けたほうが安全という啓蒙活動を行う程度で良いと思う。


自分は夜間でも目立つように2つ所有しているメットは両方共、白を購入した。
後頭部側にも赤いライトが付いています。