労働許可下りる

警察官による黒人男性の射殺で、各地に暴動が広がっているイギリス。射殺された男性の拳銃からは、警官に向けて発砲された証拠は見つからなかったとの独立調査委員会の調査報告が出た。さらに警察に対する批判が強まるとの見通し、とメディアが伝えている。既に暴動の起きている都市では、なんの関係もない商店が略奪に遭い、放火され、住民は避難を余儀なくされている。キャメロン首相も休暇を切り上げ帰国し「犯罪行為と断固戦う」と宣言した。

イギリスよ、なにやってんだ、しっかりしろ。やっていいことと悪いことの間には、歴然とした境目があるぞ。抗議には抗議のお作法があるぞ。亡くなった命を言い訳に犯罪を繰り返すな、人の死を利用してはいかんぜよ。亡くなった命を無駄にしないために歯を食いしばる東北の被災者の、爪の垢でも煎じてお飲みなさい。

そんなイギリスから、昨日はもう一つのニュースが入ってきた。

イングランドのアーセナルは、宮市亮に英国でのプロ活動に必要な労働許可証が下りたと、公式ウェブサイトで発表した。書面手続きが終わり次第、プレミアリーグのトップチームでプレーする日本人選手となる。「上」を狙うと公言してはばからない、ドイツで活躍する日本人選手にも刺激になることだろう。がんばれ、宮市選手！

写真はロイターから