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泡盛なかゆくい

第一期・泡盛マイスターがお届けする、沖縄やアルコールに関する日々雑感。

【アンケート】 1年分の記事を書籍化します

2006年09月19日 | その他
先日に当ブログ「泡盛なかゆくい」が1周年を迎えたことに関連して、ここまで書いた記事を書籍化しようと思っています。幸いにして、本業でDTPアプリケーションを使いこなしたりしていますので、Adobe InDesignでレイアウトして、PDF/X-1aで印刷・製本するところまで、きちんとやりたいと思っています。大きさは新書サイズ。索引なども付けて、だいたい200ページぐらいになることが予想されています。グレースケールですが写真も入るので、わりと本格的なものになるだろうと思っています。

そして、きちんとした印刷所で刷ろうと思っていますが、問題は何冊つくるか?です。

もちろん最終コストにも依りますが、50冊だと寂しい気もするし、100冊作ってもきっと処分に困るよなーと思ったり。そこでみなさんにお尋ねします。オンラインで読めるこのブログが新書になったとして、多少の出費が発生するとしても「ぜひ手元に欲しい」という方はいらっしゃるものでしょうか。私的にはこれで儲けるつもりもないですし、自力で入稿データを作れる状況にあるので単純に自分が書いたものを手元に残しておきたい、というそれだけなのですが、もしこんなブログでも新書で持っておきたいと思われる方がいたら、まとめて刷ってしまおうかなと。

「出費額にも依るけど、現時点では欲しいかも!」という方は、この記事にコメントしていただけませんか?
私のメールアドレスをご存じの方は、直接メールをくださっても結構です。
本業その他の合間をぬってのDTP作業はちょっと時間がかかると思いますので、入稿データが完成する頃に集計して印刷部数の目安にしたいと思います。もちろん、そのときになって「やっぱりいらない」とお断りいただくのもアリということで。

こういう記事を書いて、結果としてコメントゼロだったらどうするつもりなんでしょうか?
まあ、それはそのときに考えることにしますね(笑)
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キンミヤ焼酎+黒ホッピー

2006年07月18日 | その他
相変わらず下町のもつ焼き屋などを尋ねる日々が続いておりますが、すっかり定番になってしまった黒ホッピーでも店によって何かが異なることに薄々感づいていました。酔っぱらっていても、探究心はこれっぽっちも曇りません。ホッピーが同じなら、違うのは焼酎のほうだということに気がついたのは、割と早いほうでした。というか、真っ先に気がついても良いものを、やっぱり酔っぱらっていたのでしょうね。

ベースになる焼酎は、甲類焼酎です。ホワイトリカーとも呼ばれる無味無臭な焼酎と言えばよいでしょうか。連続式蒸留機で蒸留されるので、成分はほぼアルコールと水だけで、いわゆる乙類焼酎(本格焼酎)のような個性がないのが特長です。結果としてホッピーやチューハイなどのベースに適しているというわけです。そんなわけで、甲類焼酎はどれも似たようなものだと思い込んでいたこともあって、真面目に商品比較をしたことがありません。ホッピーを飲むたびに「焼酎は何使ってるの?」と尋ね、一部の店を除いて、宝焼酎かキンミヤ焼酎の2種類に大別できることが判りました。そして、私が「旨い」と思っていたホッピーの店はすべて「キンミヤ焼酎」を使っていることにも気がついたのです。となれば、家ホッピーは、キンミヤ焼酎+黒ホッピーで!と探してまわったところ、家の近所の大型スーパーに入っているカルディコーヒーでセットで売っているのを見つけることができました。

私は普段からがぶがぶビールを飲むわけではないので、ジョッキグラスを持っていません。いろいろ迷ったあげく、ギネスのグラスを冷凍庫で冷やし、キンミヤ焼酎と黒ホッピーを冷蔵庫で冷やすこと2晩。とうとう家ホッピーを堪能することができました。氷は入れずに、キンキンに冷えたグラスに、やっぱりよく冷えた焼酎に黒ホッピーを勢いよく注ぎます。ジョッキほどの容積のないギネスグラスでは、黒ホッピーが中途半端に余ってしまい、ほどなく中途半端な2杯めに突入。この季節ですから、すぐにヌルくなってしまい、2杯めの途中からは氷も足してしまいました。念願の家ホッピーは気分的には楽しげでしたが、やはりガツ刺とかもつ焼きがアテにないと寂しいものだなという結論に至りました。

近々、常温に戻したキンミヤ焼酎をテイスティングしておこうと思います。他の甲類焼酎との違いがちょっとでも感じられれば良いのですが、やっぱり難しいのかなぁ。

ちなみにキンミヤ焼酎は、正式名称「亀甲宮焼酎」で株式会社宮崎本店とい三重県にある酒造で作られています。この宮崎本店では、日本酒、甲類/乙類焼酎、ウイスキー、みりんなどの製造も手がけているのだとか。Webサイトを見ると麦焼酎と米焼酎に加えて「ごぼう焼酎」なども作られているようで、なかなか面白いなぁと思いました。
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夏のおつまみといえば、枝豆

2006年07月04日 | その他
2006年6月発売の「Dancyu」は、カレー&ビール特集。フライドポテトの美味しい作り方など、ビールに合うつまみのレシピが掲載されていますが、「そんな作り方、知ってるよ~」と思いながら読むと意外や意外、ひと手間惜しまずに調理するとグンと美味しくなる秘訣が書かれていたりします。そして、同じく紹介されていた枝豆のレシピ。豆が大好きな私は「Dancyu」に書かれているとおりに調理してみました。

枝豆と言えば、ゆでて塩振って、ただそれだけだと思うじゃないですか。ゆで加減にいろいろあったり、塩にもこだわったりと割とそんなレシピかと思いきや、「Dancyu」掲載のレシピは、沖縄風に言えば「枝豆イリチー」という感じでしょうか。これがまた、ほっくり豆の甘みそのままに、実に美味な仕上がりとなりました。

以下、Dancyuに掲載されていた枝豆のレシピの引用。
・枝豆を塩でしっかり揉んで、産毛を取り除きます
・よく洗い、適宜塩を振ってなじませます
・軽く熱したフライパンに投入し、から炒りをしたあと、弱めの中火で蓋して3分。
・蓋を取って、強火で焼き色を着けつつ、塩で味を調節

フライパンに中華鍋を使ったり、塩に「ぬちマース」を使ったりしながら、これが実に美味しい枝豆になりました。
枝豆と言えばビールでしょうが、最近はウイスキーハイボールや泡盛ハイボールが私にとっての定番です。

ちなみに「ぬちマース」について。ベンチャー高安という沖縄の製塩メーカーの商品なので、沖縄の方にとっては珍しくない商品だと思いますが、ご存じない方のためにちょっとだけご紹介いたします。

普通は海水を取水できる海岸地域に製塩工場を作りますが、なんとベンチャー高安の製塩所はさとうきびの丘のど真ん中にあるビニールハウスです。製法もちょっと変わっていて、微細霧化した海水に温風を吹き付け、水分だけを気化させるという「瞬間空中結晶製法」という作り方だそうです。軽い水分が気化して、重いミネラル成分は塩として落下してできるというもの。以前にテレビでその様子を見たことがありますが、ミネラル世界一の塩としてギネスにも認定されているそうです。通常の製塩では、長時間沸騰させるため、ミネラルの多くは結晶化する前に気化してしまいます。「ぬちマース」の場合は、水分だけが気化して、ミネラルが結晶化することで、多くのミネラルが塩にそのまま残るというわけです。お値段はちょっと高めですが、本土の人は「わしたショップ」を覗いていただければ、たぶん手に入るでしょう。

シンプルでありながら、ちょっぴり贅沢なおつまみでした。ぜひお試しあれ。
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テイスティング用に買った硝子器

2006年05月29日 | その他
る……瑠璃も玻璃も照らせば光る、とは「いろは歌」で構成される「江戸かるた」の1枚ですが、瑠璃・玻璃・硝子なる硝子器にひとめぼれして手に入れてしまいました。日本での硝子製造は、江戸時代にポルトガルから伝来したものだと思っていましたが、なんと弥生時代から始まっていたのだそうです。とはいえ、洗練された製法が伝わったのは16~17世紀だそうで、江戸などで盛んに生産されるようになったのは、寛永の鎖国以降なのだそうです。この硝子器も東京・墨田の熟練された職人による手作りらしく、なんともこんな色っぽい硝子器が下町で作られているなんて思ってもみませんでした。

これを手に入れたのはゴールデンウィークに出かけて立ち寄った、安曇野・穂高にある有名なアートミュージアムでのこと。惚れ込んで買った硝子器が、東京で作られたものだとは考えもしませんでした。

この硝子器を見つけた瞬間、頭に浮かんだのは家でじっくりと楽しげに泡盛テイスティングを行う自分の姿でした。色・外観は瓶に入っているうちにほとんどが確認できるので、カラフルな硝子器でも問題ないでしょう。むしろ複数の銘柄を一度に並べて比較するには、それだけの数のテイスティンググラスが必要になり、そっちの方が収納事情やコストを考えると無理がありそうです。少量でテイスティングすることが多いので、13個のカラフルな小さい硝子器は目的にぴったりと言えそうです。値段を見てちょっと躊躇しましたが、「陶器類は一期一会だから見つけて気に入ったら買っておけ」と語る両親に教育されて育ちましたので、クレジットカード払いでポンと買ってしまったのでした。

カラカラも酒壷も鬼腕もテイスティンググラスも、すべて一期一会の気持ちで買ってきました。ポンと買えるだけの収入を持てているのもありがたい話ですが、それ以前にそれぞれの運命的な出会いに感謝すべきだろうと考えています。ひとつひとつに思い出があったりして、その器を使うときに、それを買った時のシチュエーションや気持ちがきちんと蘇るものです。

親友Mクン、今度キミが私の家で泡盛パーティするときは、この硝子器でたくさんの銘柄を一度にテイスティングしましょう。覚悟して来てくださいね。
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ホッピーが美味い

2006年05月15日 | その他
勤め先が「下町エリア」にあるので、会社帰りにこじんまりとした飲み屋に立ち寄る機会が増えました。安上がりで、美味い「もつ焼き」などが食べられるので満足しています。新宿に職場があった頃とは大違いで、下町はサラリーマンの味方のような店がたくさんあって楽しいです。そして、そういうお店のお酒の定番と言えば「ホッピー」と言ってもよいでしょう。

中学生の頃でしたか、塾の帰り道にある赤提灯の居酒屋に、ホッピーののぼりが立っていて「ホッピーって何だろう?」と、その謎のネーミングに友達と笑っていたこともありました。私が初めてホッピーを飲んだのは社会人になりたての頃でした。池袋の「加賀屋」に先輩に連れていかれたのが「ホッピー+もつ煮」の黄金セットの初体験でした。「ビール? 新人が生意気言うな、まずホッピー飲め」と先輩に言われるがままにホッピーを飲まされ、ホッピー本体を「ソト」、ホッピーを割る焼酎のことを「ナカ」と呼ぶのもその先輩から教わりました。当時はあんまり美味しいと思わなかったんですけれどね。

ホッピーは、戦前からあるノンアルコールのビアテイストな麦芽発酵飲料で、甲類焼酎と一緒にジョッキに入れて飲むことが一般的のようです。お店でもカロリー控えめ・プリン体ゼロなので「健康飲料」と書かれたPOPをよく見かけます。痛風予防にも良いとされています(が、一緒にもつ煮を食べていたら意味ないですね)。焼酎とホッピーの割合は、1:5が美味いらしいですが、私は2:5ぐらいにして飲むのが好きです。一見、ビールの代用品のような感じですが、香り、風味、味わいともにまるで違うお酒で、下手な発泡酒よりも格段においしいと私は思っています。

ホッピー単体では最近はスーパーなどでも買えるのですが、自宅で飲もうと思ったら、まずグラスと焼酎をキンキンに冷やしておくことを忘れずに。焼酎は甲類25度のものを選びましょう。間違っても泡盛とか芋焼酎などを割ってはいけません。せっかくのホッピーが台無しになること間違いなしです。ジョッキには先に焼酎を注ぎます。ホッピーは後から注ぎますが、最初は勢いよく、途中からゆったりと注いでいきましょう。ジョッキが満たされたら、ついステアしたくなりますが、それをしないのがホッピーなのだとか(あとで混ぜなくても済むように、最初に勢いよく注ぐのがポイントです)。

家ホッピーを楽しむようになったら、ホッピーに使う甲類焼酎をあれこれ試してみるのも面白いでしょう。甲類焼酎はどれも似たようなものだろうと思いがちですが、銘柄によって案外ホッピーとの相性が違っています。また、焼酎の代わりにスミノフなどのウォッカを使ってみても面白いと思います。中にはジンやスコッチウイスキーを使うという人もいるようですが、私はまだ試したことがありません。

下町の居酒屋では、ホッピーの他に「ホイス」なるお酒も出る店があります。ウイスキーハイボールとホッピーの中間みたいな謎めいたお酒ですが、これもホッピーに負けないぐらい実に美味い。歴史あるお酒らしいのですが、どんなお酒なのかきちんと調べてみたいと思っています。それには、まず飲みに行かないと、ネ。
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平成18年5月1日、酒税改正についての備忘録

2006年05月02日 | その他
上記の表のオリジナルおよび以下の備考は、財務省発表の情報に基づく
<備考>
発泡性酒類:ビール、発泡酒、その他の発泡性酒類(ビールおよび発泡酒以外の酒類のうちアルコール分10度未満で発泡性を有するもの)
醸造酒類:清酒、果実酒、その他の醸造酒(その他の発泡性酒類を除く)
蒸留酒類:連続式蒸留しょうちゅう、単式蒸留しょうちゅう、ウイスキー、ブランデー、原料用アルコール、スピリッツ(その他の発泡性酒類を除く)
混成酒類:合成清酒、みりん、甘味果実酒、リキュール、粉末酒、雑種(その他の発泡性酒類を除く)



そのうち泡盛マイスター試験でも設問としてでてきそうなので、判りやすくまとめてみることにしました。
区分についてはこの機会に再確認しておくとして、1リットルあたりの税額の右側に矢印で、改定後に税率が上がったのか、下がったのか、横ばいだったのかが判るようにしてみました。簡単に言えば、ビールの税率がちょっと下がって(改定前は222円)、第三のビールの税率が上がった(改定前は69.1円)ということでしょうか。焼酎/泡盛も税率があがって、アルコール度数が1度につき10円計算の税額になりました。つまり25度の泡盛なら250円、43度の泡盛なら430円が酒税ということになります。ビール大好きな人たちにとってはちょっぴり嬉しい一方で、せっかくの低価格な第三のビールが値上げというのは許せない!という複雑な気持ちではないでしょうか。

第三のビールというのは、ビールでもなく、発泡酒でもなく、「ビール風味」の発泡アルコール飲料のこと。数年前にビールよりも税率の低い(=低価格な)発泡酒(第二のビール)がバカ売れしたことがきっかけで、発泡酒の税率も引き上げられたことがあります。そこでさらに低税率なアルコール飲料を作ろうとして登場したのが「第三のビール(マスコミが勝手にそう名付けた名称です)」。原料を麦芽以外のもの(とうもろこし、大豆ペプチドなど)にしたり、ビール/発泡酒に別のアルコール(小麦スピリッツなど)を混ぜるなどの工夫を凝らして、「ビール風味」としての美味しさを追求して完成した製品です。消費者に少しでも安い「ビールらしきもの」を提供しようと努力した結果、誕生したものです。中にはこの「らしきもの」の登場が、日本の酒文化を崩壊させていると懸念している人もいるようですが、判って飲んでいる消費者がいる限りは大丈夫ではないでしょうか。

今回の税制改正の中で「その他の発泡性酒類」という判りにくい表記を上図では馴染みある名称に変えて掲載してみましたが、第三のビールの税率アップに釣られて、チューハイや発泡ワインなども軒並み同じ税率になってしまっています。どことなく「最近人気があって、続々と新製品が登場しているチューハイ」を便乗増税しているかのような。それでも「ビールの税率に比べれば」と思わせるような設定にも見えなくもないですが、そもそもどうしてビールってこんなに税率が高いのでしょうね。そしてワインってなんでこんなに優遇されているのでしょうね。

飲まない人にはまったく影響のない増税。飲む人にとっては大変な関心ごととなる増税の話題でした。
あんまりまとめになっていなくて、すみません。
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沖縄料理と泡盛の店 波のうえ(さいたま市)

2006年04月30日 | その他
「波のうえ」は、家からもっとも近い沖縄料理屋さんです。埼玉県さいたま市のJR大宮駅東口から徒歩8分(実際には10~15分ぐらいかかるかも)と、ちょっと歩いたところにあります。開店当初(確か2001年2月)から定期的に顔を出しているのでもうすっかり顔なじみになっていますが、職場のある都内の沖縄料理屋さんをあちこち覗いていながらも、このあたりではやっぱり「波のうえ」の料理が一等うまい。居酒屋家のお店にしては照明が明るいので、どことなく家で飲んでいるような雰囲気でとても落ち着きます。

泡盛は、沖縄の全48酒造元の銘柄に加え、厳選された古酒も並んでいます。泡波も値段が高いけどほぼ常備してあります。ここは酒造所ごとにグラスでいろいろ試し飲むのが楽しいでしょう。オリジナルボトルは八重泉ですが、定期的に沖縄で仕入れてくる古酒がボトルラインナップに加わりますので、私みたいにボトル入れて飲んでる人にとっても飽きがこなくていいです。お酒が飲めない人には、ゴーヤーとシロップとシークワーサーをミックスして作る生ゴーヤージュースがお勧め。らふていや島らっきょう、ゴーヤーちゃんぷる、ドゥル天などの定番料理をつつきながら、だらだらと過ごせます。私はもずくの天ぷらがお気に入りです。最後に「あーさーすば」で締めるのが好きですが、最近はすばまでたどり着けませんな……歳かなぁ?

大宮駅を抜けて派手なネオンがひしめく南銀座(通称、ナンギン)を抜けて、さらに駅からどんどん離れていきます。初めて行くときは、店に近づくにつれてとても飲み屋がなさそうな雰囲気になっていきますので不安を感じるかもしれませんが、明るい波のうえに辿り着けば温かい雰囲気で迎えてくれます。席数が限られているので、駅から電話して予約してから行きましょう。波のうえに到着して満席だったりすると、オルタナティブになるような店が少ないので途方に暮れてしまうこと必至です。ナンギンにまで戻ればいいのかもしれませんが、店選びが何かと難しいエリアでもあるので。

波のうえのメニューはほぼ制覇したと思っていたのですが、昨日に顔出したときに一品だけ食べたことがないものがあることに気がつきました。イカ墨使った沖縄焼きそば、これだけは食べたことがない。店主のいっちゃん、今度行ったら頼みますよ~。

「波のうえ」:さいたま市大宮区吉敷町1-91-1成田ビル1F
日曜定休、048-631-1533 GW中も日曜日以外はちゃんと店あけているそうです。
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『ヨンサマ』覆盆子酒(ラズベリー酒)

2006年04月02日 | その他
まず名前に脱帽です。いくら韓流ブームとはいえ、カタカナで「ヨンサマ」ですか。参りました。

年始に開催された「土地コミュ新年会」に参加してから、会社の同僚とたびたび大久保の「土地」に行くようになりました。いつ顔出しても、すっかり大盛況の「土地」で見つけたのが、この「ヨンサマ」。ラベルにある説明によると、韓国のにごり酒「マッコルリ」の上澄みに、ラズベリーとカシスをブレンドした甘いお酒とのこと。赤ワイン+シロップのような口当たりでお酒が苦手な人でもスイスイ入ると、会社の同僚たち(特に女性)に評判でした。ちゃんとアルコール11度ありますので、一瓶あけるとちゃんと酔います。実際かなり飲みやすい部類であることは間違いありません。ポリフェノール、クエン酸、ビタミンと身体に良いとされる成分がたんまり入って、しかも名前が微笑みの貴公子と同じ「ヨンサマ」ですから、それはもう食前/食中と瓶を抱きかかえるように飲まれることを狙ってのお酒でしょうか。

パチっぽいネーミングはさておき、うっすらマッコルリの風味を残しつつ、フルーティな味と香りにやや樽っぽいテイストも含んで、飲んでみると本当に悪くありません。韓国では、ヨン様本人のお達しで「ヨンサマ」が製造できなくなったという話もありますので、ヨン様ファンは今のうちに買い占めてはいかがでしょうか。

同じ甘い酒ならば、私はどちらかと言えば「チャミスル、ジュセヨ」ですね。
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最近お気に入りのおつまみ

2006年01月22日 | その他
以前は泡盛のアテに「ミックスナッツ」をポリポリ食べていた私ですが、昨年の健康診断でコレステロールと血圧が要注意と判断され、生活改善プログラムで「おつまみのナッツは食べないこと」と我慢アイテムになってしまいました。もうひとつのアテの「黒糖のかけら」をつまむのは禁止されなかったのですが、大好物の波照間島産の黒糖の在庫を切らしてしまって、何かオルタナティブはないかとさまよっていたところ、いいおつまみを見つけてしまいました。

それが、木になったままを自然に乾燥させた「枝付き干しぶどう」です。実際つまんでみると、その上品なフルーティさから、やっぱりワインやエールビールとの相性が良いのだろうなぁと思うのですが、泡盛も香りがやわらかく甘めのもの、例えば「萬座」などであれば、うまく調和して余韻を楽しめることが判りました。

この「枝付き干しぶどう」は、「やまや」で見つけたものです。パッケージには、カリフォルニア南部コンチェラヴァレーの上質なぶどうから生まれたプレミアムレーズン、とあります。完熟のフレームシードレス種のぶどうを木になったまま天日乾燥させて手摘み収穫なのだとか。カリフォルニア産の干しぶどうと言えばトンプソンシードレス種が大多数ですが、フレームシードレス種のほうが粒が大きく甘みが強いので、いわゆるパンとかサラダに使うような干しぶどうを想像して食べると「おおウマい!」と思わず声に出してしまうほどです。ちょっぴり値段も高めですが、それも忘れてしまうほどの美味さです。

コレステロールがゼロ、カリウムが豊富に含んでいますので、塩分摂取量と血圧を気にしなければいけない私にも非常にうってつけのおつまみというわけです。泡盛などの蒸留酒は、糖質が低くほとんどがエネルギーとして燃焼されると考えられるので、「枝付き干しぶどう」は私にとってかなりいい組み合わせかもしれません。
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香りのサンプル

2005年12月28日 | その他
泡盛マイスター取得に際し、テイスティングに真剣に取り組み始めたばかりの頃、自分が持っている「香りの引き出し」の貧弱さに、ほとほと自信を失ってしまったことがあります。例えば、テイスティング講座の途中である泡盛の香りについて「蒸れたパインの香りがしますね」と先生がコメントしたのですが、お恥ずかしながら「パインの香りはなんとなくわかるけど、蒸れたパインって、どんなんだっけ?」とか、そんな戸惑いがありました。そういう訓練をしたことがなかったのだから、あたりまえのことです。思わず帰りに近所のスーパーで、パインの香りをクンクンしてしまいました。

パインを手に香りをかいで「ああ、これはパインの香りだ」と理解することは簡単ですが、目隠しをして何かをかがされて「ああ、これはパインの香りだ」と自分の持っている香りの記憶からほじくりだすのは、慣れないとすぐにはできないものです。ワインをテーマにした「神の雫」というコミックに登場する主人公は、ものすごい嗅覚の才能を持った若者なのですが、彼は小さい頃から鉛筆とか消しゴムとか、ありとあらゆるものの香りをかいで記憶するという訓練を父親にしこまれていました。食べたことがないものの味がわからないのと同じで、かいだことがないものの匂いはわかりません。香りの勉強というものは、ひたすら訓練なのだと思います。

そんな香りの訓練をするための「香りのサンプル」が販売されています。基本的にワインの香りを訓練するためのもので「ルネデュヴァン」や「ワイナロマ」という商品があります。いずれも数十種類のワインの香りに含まれる香料を小さいボトルに詰めたもので、まさに香りの教科書です。ルネデュヴァンは、フランスの有名なワイン鑑定家「ジャン・ルノワール」が研究開発したとあり、価格もかなり高めです。ワインの香りに関するしっかりした教科書が付属していることからも、その充実度は確かなものでしょう。その一方で、ワイナロマは、日本の食品香料調合メーカーが開発したもので、ルネデュヴァンよりもお手頃なお値段で手に入ります。教科書らしきものは付属しておりませんが、試香紙に香りを移し、複数の香りを鼻の前で振ることで複雑な香りを自分で生み出しては確認することができます。つまり、アレとアレの香りが混ざったらどういう香りになるのか?というのをすぐに確認できるというわけで、ワイナロマのほうが私の目的に合致してると考えるに至りました。

そこで、自分へのクリスマスプレゼントと称して「ワイナロマ」を楽天経由で買ってしまいました。いささか自分でもやり過ぎかと思ったこのお買い物ですが、実際に手にするとますます散財感は増してきています。しかし、名称だけで香りの知らないものがこれまでにも多数あり、それがすぐに実際に確認できるというのは非常に心強い。例えば、そのうちブログでご紹介しようと思っている「アブサン」というお酒がありますが、その独特の香りは「アニスの香りが...」という表現で紹介されています。しかし、アニスそのものを知らない私には、それが理解できませんでした。ワイナロマに付属していたアニスの香りを確認して、やっとアブサンの複雑な香りのどれがアニスと呼ばれるものなのかがやっと理解できました。

香りの引き出しが増えればもっと多彩な表現を駆使して、泡盛をはじめとするお酒の香りをお伝えできることでしょう。
クリスマスプレゼントとは都合のよい理由を見つけたものだと自分でもあきれてしまいますが、うーむ、やっぱりやり過ぎたかもしれませんねぇ。
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