船と飛行機と電車(きままに)

身近で見かけた船と飛行機と電車

海の安全を守る灯浮標

2023年01月28日 09時37分35秒 | 海上保安庁
浮標・・航路標識・・ブイ・・灯台・・灯浮標・・
半島や岬、島にあるのは「灯台」(とうだい) 海上保安庁が管理しています。
海峡でよく見かける浮標 航路を安全に表示するために施設された灯浮標 実はちゃんと暗くなると点滅します。
海面より下の海底に重りがありチェーンで繋がれて潮流に流されないよう設置されています。ソーラー発電システムです。
小さく見えても高さが5m程度あり航海の安全を支える灯台です。重さは潮流などにより設置の重さが異なり6トンから10トン程度の重量
定時点検の他に4年ごとに交換・修理のために基地に持ち込まれます。2年ごとに定期点検

点検整備の際には「灯台見回り船」と呼ばれる海上保安庁の巡視艇に大きさの似た船で点検しますが、この海面に浮かぶフロートの内部に入り
各種機器 バッテリーの点検交換を行います。(現在は灯台見回り船は新規建造はされていないようで 点検業務は一部部外委託されているようです)
全国数か所に(第3管区 第4管区 第5管区 第6管区 第7管区)「浮標基地」という施設があり灯浮標の修理が行われます。佐世保では海上自衛隊佐世保基地の近隣 の国道沿いにありました。

(以下 光の別は 三池海上保安部のホームページから引用させていただきました↓)
夜間の灯質(灯色・光り方)は、次のとおり種別ことに限定します。
     緑光………側面標識の左げんに使います。
     赤光………側面標識の右げんに使います。
     白光………方位標識、孤立障害標識及ぴ安全水域標識に使います。  速いリズムは、危険を示し、方位標識及ぴ孤立障害標識に便います。遅いリズムは、安全を示し、安全水域標識に使います。
     黄光………持殊標識に使います。
(引用終わり)
時々 大型船が この灯浮標に接触したり衝突したりしたニュースが出ます。
関門海域での船舶による灯浮標への衝突事故が多い航路のひとつと云われています。海の安全を守る灯浮標ですが衝突事故で浮遊することになると逆に「危険物」となり事故の原因になることも・・・ 大型船舶の「当て逃げ」は危険な行為です。接触などした際にはすぐに海保へ連絡することが大切です。
海峡の灯浮標には衝撃を受けると異常信号が海上保安庁に発信されるシステムになっているほか、灯浮標が衝撃を受けると
オレンジ色の塗料が発出されます(相手の船体へ) これにより該当船舶を特定します。最寄りの海保基地から巡視艇が駆けつけることになります。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« GYAO!2023年3月末でサー... | トップ | 宅配便値上げへ・・2023... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海上保安庁」カテゴリの最新記事