泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

時を忘れること

2022-06-27 22:10:13 | フォトエッセイ
 梅雨が終わってしまった。早過ぎますね。
 まだ6月なのに。関東では、最速の梅雨明け。
 まだ心身とも夏を受け入れがたい感じ。で、紫陽花の写真をあげました。
 これは16日に撮ったもの。あれから10日で梅雨明けするとも思わず。
 ジメジメした梅雨は、一年で最も苦手な季節だった。
 でも、紫陽花のおかげで、少なくとも苦手でも嫌いでもなくなった。
 不思議なものです。好きなものを見つければ、嫌いなものは気にならなくなる。
 夏もまた苦手な季節です。
 苦手だからこそ、生まれるものがあった。
 日記もランニングも、これから執筆する小説も8月に始まった。
 年中走るようになったから、年中好きになった。
 凍てつくような冬も、溶けそうな酷暑も。
 今日も11キロ走った。流石にまだ暑さに慣れておらず、かなり消耗しましたが。対策や休息を十分すれば、走れるものです。
 夏の暑さすら忘れてしまえるもの。時の経つのを忘れてしまえるもの。
 それがその人にとっての本物。
 ささやかなこと、変なこと、なんでもいい、一つでも二つでも、時を忘れるものと出会ってほしい。
 私は、花と写真とランニングと小説と。他にも、岩盤浴や音楽を聴くことや絵を観ること、野球観戦にプロレス観戦(女子の団体「スターダム」にハマってます)など。プロレスで新人が勝てない試合を観ていると、焦って、技のつなぎがバラバラで、とにかく必殺技を出したくて、ダメージを積み上げることを知らず、一瞬の間を生かすこともできず、攻め疲れたり。やる気だけはみなぎっているのだけど、試合の組み立てが下手。とにかく、そんな内容は、私がかつて書いていた小説を思い出させて、思わず応援してしまうのです。
 好きな食べ物も大事ですね。
 今日は、昼、卵かけご飯にキムチと梅干し、しじみ汁。冷やしたスイカもあって最高に美味しかった。梅干しの素晴らしさは、マラソン大会で知りました。好きな食べ物は挙げれば切りがない。トマト、レモン、りんご、鯖、鰹、栗、さくらんぼ、蜂蜜、ほや、ずんだ、胡桃、桃、コーヒー、お寿司、ケーキ、まだまだまだまだ。
 好きなものを増やしていく。それはそのままその人の充実を物語るのかもしれません。それだけ多くのものに支えられているのもわかるので、自ずと感謝の気持ちも芽生えます。
 そんなことで、長くて過酷になりそうな夏。なんとか乗り越えていきましょう。

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