11回目のフルマラソンは高知龍馬マラソン。
スタート時は曇りでしたが、後半ほど晴れ渡り、予想通り気温が上がりました。
海に出るまでは順調でした。でも、走って3キロほどでもう汗が出ていたので、水分補給はしっかりと意識して。
海に出るまで4つくらいでしょうか、トンネルを潜りました。トンネルの中はひんやりとしていて快適でした。
20キロ付近、1番目の難関が現れました。浦戸大橋です。
警戒はしていましたが、想像を超えていました。
まだ上がるんかい! 今まで経験したことのない角度と距離。約50メートル、急な上りが続きます。
歩いていたランナーもちらほら。しかし、私は根性で走り切りました。私は粘り強いタイプ(良くも悪くも)ですから。
頂上では太平洋が一望できます。下りると、海岸沿いの道を西へ。
海岸沿いにも応援の方達が切れ目なくいてくれました。
直線に飽きてくると海を眺めて、キツくなってきても「ああ最高だ」と思う。こんな体験は二度とないから。
長い海岸をさらに進むと、仁淀川に出ます。仁淀ブルーとして有名できれいな川です。
「ああきれいだ」と思いつつ、その辺りから細かなアップダウンに苦しめられ始めます。
30キロ付近、日差しも強くなってきて、正念場です。
堤防下の日陰を使ったり、給水を首筋にかけたり。
応援を身に浴びて、見られていることを力に変えて。
手を差し出している方達もいましたが、ハイタッチする余裕すらありませんでした。なんというか、余計な動きは極力避けたい、という気持ち。それだけ暑かったし、過酷でした。
ペースを落としながらもなんとかうねうねを乗り越え、海から離れるように左折すると、数少ない田んぼの中の平な一本道。40キロ付近でしょうか。ここで少しリズムを整えることができました。
が、ラストの競技場に入る前、またしても忽然と上り坂が現れます。
ここも警戒していたポイントです。が、ここも想像を超えていました。
まだ上がるんかい!(2回目)
もう体力も限界で、首筋や耳や、頬は容赦なく焼かれるし(日焼け対策はしていませんでした)、ここは本当にやばかった。
でも、走り切りました。私は、あれなので(2回目)。
ゴール後の競技場です。
トラックの中の人工芝で、完走賞のタオルを顔にかけ、しばし倒れていました。走り抜けば、気持ちのいい青空です。
落ち着いてきて、生まれたてのひよこのようによろよろと歩き始めます。
前のテントでは、中学生たちでしょうか、完走証を発行してくれました。私は卒業証書を受け取るように、両手でありがたく拝受。完走メダルも首にかけてもらいました。
競技場から出ると、手厚いおもてなしゾーンが待っていました。
自分の完走タイムを表示してくれるのです。こんなサービスは初めてでした。
酪農家の方達が牛乳を、地元の高校生が土佐文旦とスイカを、さらにはカツオのたたき、つみれ汁までランナーに提供してくれました。
たくさん屋台も出ており、いくつか買い食いすれば昼食は十分。
手荷物を受け取り、送迎バスへ。スタート地点からゴールは離れています。なのでバスで送っていただきました。
1年前の熊本城マラソンより4分遅いです。
でも、肉離れの影響はなく、痛みなく完走できたのは本当に良かった。
暑くなかったら、とも思いますが、天気も含めてのマラソンなので仕方ありません。
当分は3時間40分を切るのが目標です。
そのためには1キロ5分10秒ペースが必要です。今回の平均は1キロ5分19秒でした。
あと少しなのですが、サブフォー(4時間切ってゴールすること)達成にもかなり時間がかかりました。
マラソンは、やればやるほど上達しますが、それなりに時間もかかります。
そのマイペースでできる感じが、文学にも似て、私の性に合っているのでしょう。
ベストタイムは2019年の東京マラソンで出した3時間38分30秒。そのときは冷たい雨で、雨対策ゼロで、冷えで太ももがつりましたが、それでもベストタイム。
いかに東京が走りやすいか、ということですね。だって下り坂しかありませんから。
東京は、私が走り始めてから(2011年)毎年応募していますが、今までその1回しか抽選に当たったことがありません。これからも毎年応募はします。
が、地方大会の楽しさにも目覚めてしまいました。
次はどこにしようかな。
実は決まっています。
岩手県の花巻。4月28日、イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会にエントリー済みです。
そのあとは11月の神戸、来年2月はいわきサンシャイン。そこまで考えています。
日本から飛び出したいとも思い始めました。
海外レース。想像しただけでわくわくします。
楽なだけのマラソン大会なんて一つもないのに。
それでもまた出たくなるのは、やっぱり、楽しいからです。
行ったことのない土地を走り、風に吹かれ、空気を胸いっぱいに吸い、初めての人々と触れ、現地のおいしいものをいただき、地下から湧き出る温泉に浸かり、うちから遠く離れた場所で眠る。
旅ランと言いますが、私にとってこれ以上刺激的で面白い遊びはない、と言ってもいいかもしれません。
それは読書とも似ていますね。
まあ読書で筋肉痛になったり、日焼けしたりはしないですけれども。
スタート時は曇りでしたが、後半ほど晴れ渡り、予想通り気温が上がりました。
海に出るまでは順調でした。でも、走って3キロほどでもう汗が出ていたので、水分補給はしっかりと意識して。
海に出るまで4つくらいでしょうか、トンネルを潜りました。トンネルの中はひんやりとしていて快適でした。
20キロ付近、1番目の難関が現れました。浦戸大橋です。
警戒はしていましたが、想像を超えていました。
まだ上がるんかい! 今まで経験したことのない角度と距離。約50メートル、急な上りが続きます。
歩いていたランナーもちらほら。しかし、私は根性で走り切りました。私は粘り強いタイプ(良くも悪くも)ですから。
頂上では太平洋が一望できます。下りると、海岸沿いの道を西へ。
海岸沿いにも応援の方達が切れ目なくいてくれました。
直線に飽きてくると海を眺めて、キツくなってきても「ああ最高だ」と思う。こんな体験は二度とないから。
長い海岸をさらに進むと、仁淀川に出ます。仁淀ブルーとして有名できれいな川です。
「ああきれいだ」と思いつつ、その辺りから細かなアップダウンに苦しめられ始めます。
30キロ付近、日差しも強くなってきて、正念場です。
堤防下の日陰を使ったり、給水を首筋にかけたり。
応援を身に浴びて、見られていることを力に変えて。
手を差し出している方達もいましたが、ハイタッチする余裕すらありませんでした。なんというか、余計な動きは極力避けたい、という気持ち。それだけ暑かったし、過酷でした。
ペースを落としながらもなんとかうねうねを乗り越え、海から離れるように左折すると、数少ない田んぼの中の平な一本道。40キロ付近でしょうか。ここで少しリズムを整えることができました。
が、ラストの競技場に入る前、またしても忽然と上り坂が現れます。
ここも警戒していたポイントです。が、ここも想像を超えていました。
まだ上がるんかい!(2回目)
もう体力も限界で、首筋や耳や、頬は容赦なく焼かれるし(日焼け対策はしていませんでした)、ここは本当にやばかった。
でも、走り切りました。私は、あれなので(2回目)。
ゴール後の競技場です。
トラックの中の人工芝で、完走賞のタオルを顔にかけ、しばし倒れていました。走り抜けば、気持ちのいい青空です。
落ち着いてきて、生まれたてのひよこのようによろよろと歩き始めます。
前のテントでは、中学生たちでしょうか、完走証を発行してくれました。私は卒業証書を受け取るように、両手でありがたく拝受。完走メダルも首にかけてもらいました。
競技場から出ると、手厚いおもてなしゾーンが待っていました。
自分の完走タイムを表示してくれるのです。こんなサービスは初めてでした。
酪農家の方達が牛乳を、地元の高校生が土佐文旦とスイカを、さらにはカツオのたたき、つみれ汁までランナーに提供してくれました。
たくさん屋台も出ており、いくつか買い食いすれば昼食は十分。
手荷物を受け取り、送迎バスへ。スタート地点からゴールは離れています。なのでバスで送っていただきました。
1年前の熊本城マラソンより4分遅いです。
でも、肉離れの影響はなく、痛みなく完走できたのは本当に良かった。
暑くなかったら、とも思いますが、天気も含めてのマラソンなので仕方ありません。
当分は3時間40分を切るのが目標です。
そのためには1キロ5分10秒ペースが必要です。今回の平均は1キロ5分19秒でした。
あと少しなのですが、サブフォー(4時間切ってゴールすること)達成にもかなり時間がかかりました。
マラソンは、やればやるほど上達しますが、それなりに時間もかかります。
そのマイペースでできる感じが、文学にも似て、私の性に合っているのでしょう。
ベストタイムは2019年の東京マラソンで出した3時間38分30秒。そのときは冷たい雨で、雨対策ゼロで、冷えで太ももがつりましたが、それでもベストタイム。
いかに東京が走りやすいか、ということですね。だって下り坂しかありませんから。
東京は、私が走り始めてから(2011年)毎年応募していますが、今までその1回しか抽選に当たったことがありません。これからも毎年応募はします。
が、地方大会の楽しさにも目覚めてしまいました。
次はどこにしようかな。
実は決まっています。
岩手県の花巻。4月28日、イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会にエントリー済みです。
そのあとは11月の神戸、来年2月はいわきサンシャイン。そこまで考えています。
日本から飛び出したいとも思い始めました。
海外レース。想像しただけでわくわくします。
楽なだけのマラソン大会なんて一つもないのに。
それでもまた出たくなるのは、やっぱり、楽しいからです。
行ったことのない土地を走り、風に吹かれ、空気を胸いっぱいに吸い、初めての人々と触れ、現地のおいしいものをいただき、地下から湧き出る温泉に浸かり、うちから遠く離れた場所で眠る。
旅ランと言いますが、私にとってこれ以上刺激的で面白い遊びはない、と言ってもいいかもしれません。
それは読書とも似ていますね。
まあ読書で筋肉痛になったり、日焼けしたりはしないですけれども。
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