sugiyukumamani

ただ かぜがふいているだけ・・・。  
  

抑止戦略

2010-09-11 | 
核兵器の使用は人類の絶滅につながる。端緒は局地的な戦争でも
まかり間違えば核の飛び交う世界戦争になりかえない。だが、核を
持つとどの国でもすぐに破棄するつもりはない。核のある世界が危険
を伴うとわかっていても、核を持つ国すべてが核廃棄に踏み切るまで
には、通常戦力、ミサイル防衛なども含めた軍事管理などの数々の
ハードルがある。

米国が核戦力を開発し、それに対抗してソビエトが水爆をつくり、世界
各地に核兵器を配備した。相手が強力な力を持てば同様に対抗しない
と抑えこまれるという考え方だ。(こうした考え方は常軌を逸している。
一発の核爆弾でも破滅的な被害をもたらす)

中国や北朝鮮が核兵器の開発をはじめたのも、核兵器を一発でも持て
ば米国に対抗できると考えたからであった。北朝鮮の金日成(キムイル
ソン)は核兵器をつくり、大陸間弾道をミサイルを開発してサンフランシス
コやロスアンゼルスを攻撃できるようになれば、米国は北朝鮮を核攻撃
しないと考えた。息子の金正日(キムジョンイル)もまたこの考えを引き継
いだが、もともとこの考え方は中国の毛沢東が考えたものであった。


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