sugiyukumamani

ただ かぜがふいているだけ・・・。  
  

風のたより (50)

2009-02-07 | 
 余談である。実験内容や、経過を省略させていただいているが、
小生の筆では正確にお伝えできないからである。
『化学実験の安全指針』序言のなかにこう書いてある。長くなるが
写しておく。
 「・・・元来、化学実験はかなりのベテランでも時には思わぬ
手落ちや、あるいは意外な反応の生起によって不識の災害的
出来事に見舞われる。あるいは災害に、あるいは負傷に、
最悪の場合は一命の損傷という事態さえ起きるものである・・」。
さらに「・・・化学実験は大なり小なり災害とは離れがたい宿命に
あるようであるが・・」と。実験は慎重に願いたい。

 ついでに「一酸化炭素」について書いておきたい。化学式は CO
無色無臭のガスで、炭酸ガス(二酸化炭素)が赤熱した木炭や
コークスなどに触れると生じる。このガスによる中毒は、身近な
ところで起きている。ガレージ内の自動車の排気ガスによっても
起きている。住居内ではガス風呂、ガスストーブ、炭火を用いる
時、寒気がよくないと有毒は起きやすい。
 濃度0.02%では1~2時間で前頭部頭痛、0.08%では45分で頭痛、
めまい、はきけ、けいれん、2時間で失神。中毒になったら
ただちに新鮮な空気の所へ移す。安静と保温がとくに大切である。


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