あなたの手に恋をした
私と違って ごつごつと
それでいて 暖かい
心も きっと・・
私の手はしなやかで
女らしい手ではあるけども
なのに ちっとも暖かくなくて
小さくて・・
もう一度・・
もう一度 触れてみたい
あなたの手に
あなたの心に・・
縁結びの神様
私の願い 叶えてください・・
出雲大社神楽殿に詣り
赤い糸を結んだ五円玉に願いをかけ
注連縄めがけて投げ入れる
どうか 刺さりますように・・
でも 上手くいかない
何度も 何度も落ちては拾い
祈りを込めながら投げ入れる
やっぱり 駄目・・
暫くしたら
雨がぽつりぽつりと降ってきて
気がつけば 私ひとりぼっち・・
投げた五円玉も虚しく
哀れ 涙になって落ちて来た
哀しくて 哀しくて
拾うことさえ出来ずにいたら
誰かが私の五円玉拾い上げ
そっと 手のひらに乗せてくれた
暖かい手 ごつごつした手
懐かしい・・
それは 紛れもなく
紛れもなく
あなたの手でした・・
広島から島根に渡り、最終日は出雲大社へと。
楽しい時間は、あっという間に過ぎて行きました
出雲大社神楽殿では、沢山の若い人たちが、
写真の注連縄めがけて、コインを投げ入れていました
注連縄に刺さると、願い事が叶うそうです。
無事、コインが刺さり、歓喜の声をあげる人。
何度投げ入れても刺さらず、しょんぼりしてる人。
皆さんの一生懸命さが伝わり、とても素敵で感動しました。
どうか、皆さんの願い事が叶いますように・・・
風香・・
神の島 出でり
我が想い 散りばめん
迫り来る夜半の刻に
魂の舞い 捧げ奉る
漆黒の闇に佇み
天を崇めば
神の使い 舞い降りて
赤い飛沫の火を放ち
我が魂に宿れば
雲は流れ 月は満ち
大鳥居に渦巻く波さえも
一変に静む
操られるように
くるり ひらり
地を摩る音
かすり かすり
右手 左手
くるり くるり
右足 左足
かすり かすり
操るように
くるり ひらり
地を削く音
かすり かすり
右手 左手
ひらり ひらり
右足 左足
かすり かすり
水面に浮かぶ 竜宮の
神の使い 舞い降りて
我が魂宿れば
闇は晴れ 胸に血潮の
烙印押されれば
天を崇め 命を削き
我が魂の舞い 捧げ奉る
宮島行きのフェリーに、あんなに沢山の方達が乗ってくるなんて、
島に着いて、また、びっくり
島を埋め尽くすほどの観光客の方で賑わっていました
水面に浮かぶ厳島神社は、本当に素晴らしく、とても荘厳でした
お土産屋さんも沢山あって、広島の方はどこに行っても優しい方ばかり
可愛い鹿のお出迎えにも、本当に癒されました
風香・・
あなたを訪ねて 山間の町へ・・
面影を拾い集め
その欠片だけでも 心に積み込んでゆければと願う
出会うことも すれ違うこともないのだけれど・・
静まり返った町並みに 人影はなく
ただ 竹の葉がそよそよと
音も立てず 戯れている
木漏れ日の遊ぶ川は きらきら光り
その中を悠々と泳ぐ魚達
瞳を合わせると 恥ずかしいのか
一斉に散らばって いなくなった
誘われるように奥へ 奥へと・・
風に乗って辿り着いた その場所は
漆黒の格子を覗かせ
古き良き時代の風情を醸し出す 上品な町家が
軒を連ねている
さながら 小さな京都のように・・
あなたを感じるには 十分すぎるほどの空間
時はゆっくりと流れてゆく・・
一息ついたカフェを出る頃には
辺りはすっかり黄昏色に染まり
私の心に懐かしさに似た感情が生まれ
この町のどこかで
あなたと出会ったことがあるような
そんな不思議な気持ち芽生えても
もう少し あと少しここに居たいと後ろ髪引かれながら
あなたの生まれた町を後にする・・・
無事、広島へ行ってきました
とても素敵な思い出をいくつも携えて、未だ余韻に浸っています。
竹原 宮島 そして、島根に渡り出雲大社へ・・・
長いこと運転してくれた主人には感謝の想いでいっぱいです
喧嘩ばかりしてきた情けない私達ですが、
これからも、仲良く寄り添っていければと思っています。
旅先でお世話になった皆さま、本当にありがとうございました
(写真は、広島県竹原市の町並み保存地区です。)
風香・・
あなたに逢いたくて
いつもの時間に窓を開ける
忍び込む風が冷たくて
凍える肩を両手で抱きしめた
” おはよう ”
いつもなら すぐに返事をしてくれるのに
悲しく消え去る声に
桜の枝だけが微かに震える
わかっていたの・・
もう あなたには逢えないって・・
昨日 生まれたばかりの桜の蕾をくわえて
手のひらに乗せてくれた時
巣立つその時が来たんだってこと・・
でも 突然の事で信じられなかった
もしかしたら また逢えるかなって・・・
私の中に芽吹いていく寂しさ
まるで 蕾のように・・
あなたのいなくなった桜の枝に
たくさんの蕾が膨らんで
ひと花 ふた花 ほころびはじめた
それは 歌をうたっているかのように
美しいメロディーを刻みながら・・
寂しさは希望に変えて
私も今日 巣立っていきます
あなたに逢えた喜びを
大空に向かって叫んだら
羽ばたく 美しい羽音と共に
” おめでとう・・ ” って
確かに そう聞こえたような気がしたの・・
卒業のシーズンですね・・
皆さんはどんな卒業を迎えられたのでしょう・・
また、迎えるのでしょうか。
それぞれの心に深く刻まれる惜別の時を
素晴らしい思い出の一ページとして
皆さんの心に残っていくことが出来ますよう、心からお祈りしています。
ご卒業、おめでとうございます!!
風香・・
吾輩はアヒル隊長である!
ママさんの指令を受けて
今夜も 任務遂行の時が来た!
敵はもうすぐやって来る
こいつが思ったよりも強い!
一度も倒せたことがないのだ・・
でも 今日こそは絶対に倒して見せるぞっ!!
熱いお風呂に放り込まれたなら
全速力で湯船を掻き分け
あいつが来るのを静かに待つ・・
「 あぶぅ~っ ばぶぅ~っ あぶぶぶぶぅ~~~っ 」
おぉ!! 意味不明な言葉を発し
恐るべし あいつがやってきた!!
むむむっ 今に見てろよぉ~~~っ!
「 りゅうちゃん アヒルさんだよ。 可愛いよ! ほら 」
「 ばぶぅ~っ 」
うわぁ~~~っっ! またしても 軽々と持ち上げられてしまった!
一生の不覚・・・
「 あぶぅ~っ まむぅ~っ かむかむぅ~~~っ 」
こらぁ~っ! 噛むな~っ! 舐めるな~っ! 引っ張るなぁ~~~っ!
こうなったら あいつの顔めがけて スペシャル水鉄砲攻撃開始ー!
それぇ~~~っ!!
「 あぶぅ~っ!! ばぶぅーっ!! ばぶぶぶぶぶぅーっ 」
バッシャーン
うわぁ~っ! 反撃開始だぁ~~~ しかもパワーアップしてるぞぉ~~っ
ママさ~~ん! 助けてくれぇ~~~っ!
「 ばぶばぶっ! ばぶぶぶっ! ばぶーっ!! 」
バシャン バシャン
あぁぁぁぁぁぁー! もう駄目だぁ~~! 惨敗だぁ~~~っっっ
「 ばぶぶぶぶぅ~っ」
・・・・・
「 さぁ りゅうちゃん上がるよ! アヒルさんにバイバイしようね 」
「 あぶぅ~~~っ 」
ふぅ~~~~~っっっ
今夜も無駄に終わってしまった・・
明日の戦闘に備え ひと泳ぎして寝るかぁ~~~っ!