風まかせ放浪記

バイクといろいろ日記帳

タイヤ磨耗

2007年10月06日 21時56分10秒 | バイク一般
今日はひらきちさんと伊賀方面の曽爾(そに)高原~香落渓(かおちだに)
~青山高原を走ってきました。曽爾高原のススキがきれいでしたね
曽爾高原の茶店では「なにか暖かいものありますか?」と訪ねると
おばあちゃんが美味しい甘酒を出してくれた

青山高原の巨大な風車が立ち並ぶ風景すごかったなあ
ひかるさんが絶賛していた「さるびの」の温泉も発見して
ほっこりと、2匹のさるのように良質の温泉をたっぷり楽しみました

さすがにハイペースの二人ツーは早めに予定ルートを
ちゃっ!ちゃっ!と消化してしまい、解散の針TRSについたけど
まだ日が高い。解散前の休息で何気にふたりでタイヤを見ると
なんだか減り具合が微妙に違ってるのに気付いた
タイヤの磨耗は走り方や車種によってどんな傾向があるんだろうと
例によってネットであれこれ検索してみた

タイヤはバイクの部品の中でも最も消耗が激しいパーツの一つだし
ゴム製のタイヤが、数百kgの車重を支えながら地面に押し付けられて
いるのだから、それも当然と言える。タイヤの消耗には、摩擦による
磨耗と、熱や衝撃、経年劣化による疲労とがあるようだ

タイヤの磨耗が進むと、グリップ力が失われてスリップしやすくなるほか
ホイールバランスが崩れて走行時に振動を生むようになることもある
タイヤの疲労は、コンパウンドやカーカスの剛性・弾性を奪い、ひび割れや
バーストに至る場合もある

スリップ、振動、バーストなど、タイヤの劣化が引き起こすトラブルは、
常に事故と直結するから、日頃からタイヤのコンディションを把握して
手遅れにならないうちに交換するようにしなけれいけないと解っているが
タイヤ交換は高くつくし、スリップし始めたりでもしなければ、溝が
残ってる状態だと、なかなかふん切れないのも事実である

交換時期は、スリップサインが常識だがタイヤには水や泥を誘導・排出する
ための溝が刻まれている。磨耗によってコンパウンドが失われると
グリップ能力が衰えるだけでなく、この溝が浅くなって排水能力も低下して
ゆき、少量の水や泥にも足元をすくわれるようになってしまうのだ

スリップサインは、この溝の下限値を示しているから、これが周囲の
コンパウンドと同じ高さに見えたら交換の時期ということ
なお、タイヤの減り方は円周上のどの部分でも一定というわけでは
ないようで、一部分だけが多めに磨耗したり、逆に磨耗が軽かったりと
進行に偏りがある場合があるので、スリップサインもタイヤ上に
4~6箇所用意されている

よってスリップサインをチェックする際には、タイヤ上の全ての部分を
見る必要があるということだ。それにしても均等に磨耗しない理由は
いろいろあるとは思うが前輪の減りが早いひらきちさんと後輪が早い私の
バイクみたいに車種や乗りかたによってもだいぶ違ってくるのだろう

走り方やホイールバランスの狂いなどで、一部分だけが偏って
減ってしまうこともよくあるようだ。この偏磨耗が進行すると
本来滑らかな曲線を描くタイヤの表面が、不自然に削り取られたような
段差を作る。この段差はタイヤ本来の乗り心地を奪い、走行の様々な場面で
悪影響を及ぼすだけでなく、タイヤの寿命を削って消耗を早めるので
偏磨耗が発生しないようにコンディションを保つようにしなければいけない

偏磨耗が起こるケースはいくつかあるが、一番の原因は普段の乗り方にある
場合が多いらしい。テクニカルノートによると、運転技術の未熟なライダー
は、腕の力でハンドルを切り車両を傾けずに走ろうとし、こういった走り方
は、後輪の中央部分だけを大きく減らし、タイヤの曲面を奪い、より傾きにくい
タイヤを作ってしまうと書いてあったが、それはちょっと??かな

当たり前のことだが、バイクに乗っている限り、タイヤの磨耗を避けることは
できないし、また、減ったタイヤを直して乗ることもできない。当たり前のこと
だが消耗品と言われていることからも分かるように、寿命が来たら取り替える
しかないのがタイヤなのだ

でも、チェーンやエンジンと同じく、タイヤの寿命も手入れや扱いによって
大きく変わるのだという。適切な扱いと手入れを怠らなければ、タイヤは
長い間快適な走行を提供してくれる。タイヤの寿命を延ばす上で、特に
大切なのが荷重と空気圧のようだ

過積載や空気圧の過少・過多は、コンパウンドの異常磨耗、発熱量・衝撃の
増加などを引き起こすので、タイヤにとってもマシンの走行にとっても
良いことがないのだ。バイクの場合、過積載を心配することはあまりない
が、乗り心地だけの理由でなく空気圧のチェックは欠かさずに行うべきなのである

針TRSでディアブロの後輪を撫でながら「まだ大丈夫でしょう・・・」とつぶやいた
私に、ひらきちさんは「いえ、やっぱり早め、早めの交換が大切だと思います」
さすがだよね、ひらきちさん

ひらきちさんと別れたあと80号で奈良中心部に向かい、鹿の角切りが行われ
ていた奈良公園で水分補給しながら、バイクセブンに連絡して
パイロットロード2の190/50ZR17の在庫を確認して交換予約した

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3 コメント

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Unknown (HUZU)
2007-10-08 14:28:22
タイヤ見なければ良かったですね~見なければあと半年位使えましたよ・・なんてこんな言い方してはいけませんね。私だったらチラッと見て自分に納得させ見なかったふり、するかも知れませんね。

それにしてもよく走りました。スピードも違うんでしょうね。私ももうちょっと若かったらきっと負けないで走ったでしょうに・・・いやいや更年期にはまけませんよ(^^)
タイヤは・・・ (huzuさん)
2007-10-08 15:49:02
見て見ぬふりですか・・・(^^)あはは

でも、いつも普通に真っ直ぐゆっくり走っていれば
さほど問題ないような気がしますが、管理人は
おっさんの割にはけっこう激しく走るときが
あるんでやはりタイヤは早めの交換に納得してます

記載のように溝が残っているように見えて
実はその深さが排水機能の限界に達しており
雨の路面を走るときなどタイヤの排水機能が低下し
ていることから、滑りやすくなり、急に雨が降り
出したときなど、何時スリップして事故につなが
らないともかぎらない状況だということなんですよね

ブレーキとタイヤとヘルメットをケチると命取り
ですからブレーキパッドとタイヤはぎりぎりまで
使わず早めの交換でヘルメットは少々高くても
やはり規格品を買うべきですね

ヘルメットにも耐用年数があるみたいですよ
落としたりぶつけたりしたヘルメットは万一の
転倒のとき頭を均等に保護するクッション機能が
低下して大事な頭を守れないようです

物入りですが、タイヤ2個で何かがあれば転ぶのが
必然のバイクに乗るかぎりやむを得ないですね

そのとおりですね (りっちー)
2007-10-11 22:17:35
お久しぶりです。ご無沙汰しております。だんだんと寒くなってきました。こちらはそろそろ東の季節になります。
「運転技術の未熟なライダー・・・それはちょっと??かな?」
全く同感です。
タイヤの端っこを減らすと目立つし、カッコイイですが、私はリスクも高いと思っています。端の数cmは最後まで必ず残すのが目標なんて人もいますし、府中あたりだと、バイクを立てたほうが速く曲がれるみたいで、ハンドルを切って方向転換する人が多いみたいです。このテの話は、ご自身が良くご存知の通りですよね♪

そろそろ山も紅葉が始まる頃でしょうか。一緒に走った、あの燃えるような黄色と赤の峠が懐かしいです。

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