風まかせ放浪記

バイクといろいろ日記帳

ともだち

2008年08月29日 16時02分50秒 | バイク一般
先週の東京帰省は奥多摩のあとも雨、雨、雨の毎日で
お出かけも億劫でしたが、久々に映画を見ることにしました
それを見たいと思って出かけたわけではなかったけど
映画館についてから選んだ映画のタイトルは「ラスト・ゲーム」

敗戦が色濃くなりつつある1945年ころ、終戦間際になって
学徒動員が決まり早稲田と慶応の野球部員が戦地に赴く前に
最後の早慶戦をやりたいというものでした

映画を見て納得したことは「好きなことをする」という
単純ではあるがそれが人間にとっていかに大事であるかということ

「野球は生きて我が家に還るスポーツ」という言葉の裏には
これから、お国のために戦場に赴く学生たちが、もしかしたら生きて
還れないかもしれない。だから最後の思い出のために野球をやるんだ
戸塚の早稲田グラウンドで行われた最後の早慶戦に燃やす闘志と
試合を終えたあとに待っている、戦場への恐怖が入り混じったまま
白球を追う若者たちの命の大切さと、はかなさを思い知らされる映画でもありました

予告を見て次に見たい映画は「20世紀少年」
1999年から2006年まで週刊ビッグコミックスピリッツで
連載された浦沢直樹のSFサスペンス漫画の映画化で、この作品名は
マーク・ボランが率いたT・レックスの曲「20th Century Boy」に
因んでいる。主人公のモデルは管理人が10代のころ
「君も僕もぉ♪猫もぉみんな好きだよ♪カレー-ライスが・・」
と唄っていたミュージシャンの遠藤賢司だとは知りませんでした

娘たちが毎号買ってくる単行本の回し読みで読んだあらすじは・・

「日本が高度成長期のまっただ中の1970年代に、夢と希望に
満ちあふれた時代。少年たちが空想した世界で、地球滅亡をもくろむ
悪の組織、東京を破壊し尽くす巨大ロボットが出てきて世界は混沌し、
滅亡に向かっていく。それに立ち向かい地球を救う、勧善懲悪の
正義のヒーローとその仲間たち・・」

こんなくだらないストーリーを“よげんの書”と、少年たちは名付けた
大人になるにつれ、そんな空想の記憶は薄れていく。でも、1997年
幼なじみの死をきっかけに、その記憶が次第に呼び覚まされていく
そして、世界各地の異変が昔幼い頃空想した、“よげんの書”通りに
起こっていることに気づく。出来事に必ず絡んでくる謎の男“ともだち”との
出会いによって、全ての歯車は回り出すというもの

確かに自分の記憶をたどっても、小学校時代によく一緒に遊んだ友達の顔や名前を
ひとりひとり鮮明に覚えてなんかいない。30年前の記憶なんてあいまいだけど
このドラマはそんな記憶のあいまいさを抱え込んだまま進展していく
そしてオウム真理教を連想させるカルト教団を率いる〈ともだち〉は
小学校時代の仲間なのか、彼はケンヂたちが遊びで書いた物語「よげんの書」を
読んでいるのか、というサスペンスが生まれる。

唐沢寿明演じる主人公のケンヂは当時をほとんど思い出せないまま、
コンビニのオヤジとして経営に四苦八苦し、他の仲間たちはサラリーマンや
公務員をしているというどこにでもいそうなキャラクターだが
カルト教団に立ち向かう彼らの戦いの背景には、大阪万博や
アポロ11号の人類初の月面着陸、少年サンデーや平凡パンチ、
ボブ・ディランやグループサウンズ・・と懐かしくダブってくる

シリーズものの常として、この第1作は主要キャラクターの紹介と
スケールの大きな物語のプロローグにすぎないとあった
第2作と繋がってゆく楽しみもあるし、映画としてどんなふうに
仕上がったのかにも興味のあるところ

明日から封切りのこの映画は是非見に行ってみたいと思う


奥多摩へ

2008年08月24日 21時41分56秒 | 愛妻とともに
週末はひさびさに東京に帰省して恭子さんと
奥多摩を走って参りました
ただし、バイクないから4輪で

あいにくのお天気でしたが、しっとり小雨の奥多摩は
緑が美しく、山々は墨絵のようでこれまたお気に入りの風景です

つるつる温泉をパス、萌木の湯も、小菅の湯も、み~んなパスして
お目当ての「のめこい湯」に到着。ここはお気に入りの山梨
はやぶさ温泉まで行けないときの近場のお気に入りの湯なのです

「のめこい湯」は地元の言葉で「のめっこい」
「ぬめりがある」という意味らしくすこし硫黄の匂い
のあって、つるつると肌触りの良いお気に入り湯は健在なり

画像は奥多摩湖のV字谷、あの隙間が見えるときは
貯水量がちょっと少なめなのが解るんですよね

それにしても、週末からず~っと雨、雨、雨・・・
涼しくていいけど、また暑くなるんでしょうねえ・・・




夏がゆく

2008年08月21日 22時29分24秒 | Weblog
暑さ寒さも彼岸までと申します

今朝はこの夏はじめての涼しくさわやかな朝でしたが
気がついたら、ざわざわとした蝉の鳴声も
いつの間にやらどこかへと消え去ってしまいました
過ごしやすくなるなあとほっとしながらも「夏の終わり」は
どことなく寂しい気にもなるもんです

秋の夜長にはまだ早いけど無性に本を読みたくなり
山本一力の時代小説に出てくる江戸人の品格について
書かれた本を読んでいたら、山本一力本人が自分の小説
について述べているところがあり面白いと思いました

「あなたはこの小説にどのようなメッセージを託されたか?」
という質問を受けるたびに同じ答えを繰り返しているといい
「メッセージ云々を作者が言うのは読者の邪魔をするだけです
何を感じ取ろうがそれは読者が独り占めにできる楽しみですから」
といつも答えているというのです

作者もちろん強い思い入れをもって書いてはいるのでしょうが
「あなたの○○に出てくる○○さんて本当に魅力あるワルですね」と
読者から聞かされる読後評に驚かされることが多いらしく
作者には及びもつかない読み方をしてしかも読者はそれを
楽しんでいることがまさに作者冥利などだとありました
確かに自分なりの感性で感じ取って読み、それを楽しむ。そんな読書が楽しい


キャリーカート

2008年08月18日 19時02分53秒 | バイク一般
最近の出来事ですが、出張中の新幹線のテロップメッセージに
「最近、キャリーカートによるトラブルが増えております
混雑した通路などでは充分廻りを確認の上ご利用願います」
というものがありました。これって随分前から気になっていたので
やっと取り上げてくれたかと思いましたね

真横を引いて行くひとはさほど問題ないのですが
混雑してる上に、歩行動線がめちゃくちゃクロスする駅の構内で
平気で後方に斜めに延ばし、ずるずると引きずってゆくと
交差するひとが蹴躓いたり、下手をすると転んでしまうし
いきなり自分の歩行を妨げられてカートをわざと蹴っ飛ばしたりする
ひとまでいるんですよね(その気持ちすごくよく解かるんだなあ(^^)

年配の方が重い荷物を引いている場合はまだしも
若者が、手提げにすれば済みそうな小さな荷物を混雑した中で
ダラダラ引っ張ってるのってどうにかならないもんだろうか
と思いますが、一人一人に注意するわけにも行かず
誰もなんとも思わないのかと不思議に思っていましたが

注意喚起のメッセージを読んで「やっと気付いてくれたか・・」
みたいな安堵感でした。本当は世直しオヤジの闘魂和尚様の誤用指摘みたいに
気付いたひとがその場でスパッ!と指摘できると改善は早いのでしょうが
そんなことを気にしてるのは自分だけかなと思ってました

「公共広告機構のCM」みたいな事って日常で結構あるんですよね



宍道湖のうさぎ

2008年08月13日 19時56分21秒 | バイク一般
島根県立美術館に行ってまいりました
いつもならここで、絵画談義にスイッチするのですが
目的は絵画鑑賞ではなく、美術館と宍道湖の間にある
庭にあるうさぎさんのオブジェに会うのが目的です

この美術館は夕日が綺麗に見えるスポットとしても有名な
ようですが、まるで分解写真のように宍道湖んじ向かって
弧を描いて走っていくうさぎの姿がかわいらしい

画像は宍道湖よりの先頭のうさぎで物憂げに空を見上げる
かわいらしい姿ですが、先頭から2匹目に縁結びを祈願すると
いいようで、さらに宍道湖のしじみ?をお供えすると
ご利益があるとかでブロンズ製のうさぎの背中にはシジミの
貝殻が乗っかってました。誰が言い出したかしらないけど
「縁結びにうさぎにシジミを供える?・・・

先頭のうさぎさんは少し首をかしげて夏の空を見上げていました


どん!と鳴った花火きれいだな♪

2008年08月08日 23時00分58秒 | バイク一般
お盆前の今週は大阪東京往復の毎日でほんとうに忙しかった・・・

大阪に来てから毎年のことながら、
お盆明けに提出の仕事の勝負が控えていて
毎年休みがとれずに会社に出て、あれやこれやと
いろんな課題があって夏休みはなかったのですが

今年はぎりぎりのところで成果があがり
ひさびさにゆっくりと過ごせそうです
どこか旅先でビールでも飲みながら
ゆっくりと花火でも見たいなあ(^^)

(画像はみなと神戸海上花火大会)

奈良燈花会

2008年08月01日 00時19分42秒 | バイク一般
この春に恭子さんと一緒に行った京都の夜の祭典
「京都・東山花灯路」は古都の幻想的な雰囲気に酔いしれましたが
http://blog.goo.ne.jp/kazecozoo36/e/0822dc5284dc16aba21987408f548359
この夏に奈良でも「奈良燈花会」という光の祭典があることを
知りました。ぜひとも行ってみたいと思います

なら燈花会(ならとうかえ)は、毎年8月上旬(10日間)に
奈良市内(奈良公園一帯)で開催されているろうそくの祭典です
奈良夏の五大行事のメイン的な行事となっています

期間中は世界遺産に囲まれた奈良公園一面にろうそくを並べ、
幻想的かつ神秘的な雰囲気が演出され、古都・奈良における
夏の風物詩として定着したのだそうです

開催当初のろうそくの使用本数は一日当たり約1万本だったのが
現在は約2万本を使用する迄に成長し、開催エリアは奈良市内の
各自治会や商店街が、この期間独自で燈花会をやってるようですね

市内では燈花会の期間中、ろうそくでのおもてなしの
雰囲気に成っており、燈花とは、ろうそくの炎の先に
できる花の形で、縁起がよいと伝えられています

10周年を迎える2008年は、8月5~14日 19:00~21:45にて開催
の予定です。これはぜひとも行ってみなければ!