護星者 第47話印象

地球救星計画発動編？
ゴセイナイトがダークゴセイナイトとなって緊迫の展開…のはずの今回ですが、果たして…？
というわけで、簡単に印象のみにて参ります。

アバンを見逃しましたが、ゴセイナイトがＯＰからダーク化…。
今年は敵に掠われるヒロイン位置担当も闇落ち担当もゴセイナイトなんだ…と一瞬思った私をお許しください。

ブラジラの放つ力をデータスの録画で研究中の見習い天使たち。
どうやら護星天使の３つの属性は元々あったけれど、天装術は時とともに洗練され…一度に二つ以上の能力を複合して使うというのは太古の天装術、現在はテンソウダーを使って天装術を一つ一つ使う模様。
天知博士を乗っ取るマスターヘッドの情報をきいて、ノゾムはゴセイナイトを思います。
もしや…太古の天装術＝ブラジラとの相性の方が良いのでは…と心配するノゾムですが…。

さて、我らがラスボスブラジラさん…見習い天使たちの前であらたなヘッダー二体を呼び出してヘッダーを両手に装着。
今度は馬が２体…牛の次は馬ですか。
しかもこのヘッダーを道具だと言い放つブラジラ。
ヘッダーは生き物だと大昔に聞いたような記憶がよみがえります。
ブラジラの態度にゴセイナイトがどんな扱いを受けているのかと心配して怒る見習い天使たち。
ブラジラはそんなに心配ならとゴセイナイトを召還。

何とゴセイナイトはダークゴセイナイトとなってブラジラの良いなりに地球救星計画に賛成？
愕然とする見習い天使たち…。
今度はゴセイナイトが見習い天使の相手をするように命じるブラジラ。
結局ブラジラは情けをかけるかのごときセリフを残してさっさと退散？

不安に駆られたノゾムは一縷の望みをかけていつもゴセイナイトがいた屋上へ…。
しかし、そこにゴセイナイトの姿はなく、ノゾムが渡した絵だけが残されていました。
ノゾムはこの絵が残されているのは、ゴセイナイトがノゾムではなくブラジラを選んだからではないかとハイドに不安を訴えます。
ハイドは、ゴセイナイトが自分に本を返し、ノゾムの絵をおいていったのは、むしろ逆に違いないと諭します。
ゴセイナイトは再び帰ってくるのだというハイド。

そこにブラジラ出現の報が入ります！
白い馬のヘッダー、さらにゴセイナイトを呼び出すブラジラ。
ゴセイナイトの前に見習い天使たちは大苦戦。
心配したノゾムがひそかにゴセイナイトの様子を見に行くと…ブラジラが大声で独り言（苦笑）。
賢いノゾムはブラジラの言葉から、ゴセイジャーは本当は敵を倒してはならないのではないかと感じます。
白い馬を倒そうとするゴセイジャーに、待って…！と声をかけるノゾム。
ところが、ノゾムが戦いの巻き添えを食ってケガをしてしまいます。
そのノゾムを心配するゴセイジャーを嘲笑うブラジラ。

たかが人間の子供一人に…というブラジラに対して、怒る見習い天使たち。
その見習い天使たちに、ブラジラはかつてエルレイの匣に幽魔獣を封じるとき、ほかの2人の護星天使の力を利用するためにその力を奪ったことを告白！？
さらに怒りに震える護星天使たち。
いつもは冷静なハイドですが、彼はかつてマジスの命をウォースターに奪われた過去を持つ身…。
怒りに震えながら仲間の大切さと、仲間を手にかけたブラジラへの怒りを爆発させます。

そのころ、データスによって天知家に運ばれたノゾムは熱に浮かされながら「ダメだ…」とつぶやき続けます。
護星天使の天装術を発動するたびに、ヘッダーの力が増していく…。
そして、護星天使の怒りの炎に油を注ぐブラジラの計略とは…。

ブラジラの計画通り白い馬ヘッダーが倒されます。
かくして、海を汚す巨大な楔が出現…！
前回の牛を倒したことで陸を腐らせる楔が完成したと高笑いするブラジラ。
というわけで、待て次回。

そういうことはすべてが終わるまで黙ってる方が勝てる…と思ったのは私だけではないでしょう（苦笑）。
わかっていてもブラジラの残念さが何とも言えませんねえ。
どこまでも悪いけど、どこまでも漂うこの小者感と残念感がブラジラの身上と言えばそれまでではありますが。
あと数話まで来てこの緊張感の薄さはやはりゴセイジャーテイストでしょうか。
前回の牛ヘッダーを倒したときも「おいおいおいおい」と思いましたが、今回はある意味前回以上です。
果たして見習い護星天使たちはブラジラの野望を砕き、地球を護ることができるのでしょうか。
そして、ノゾムはゴセイナイトを元に戻すことはできるのでしょうか。
ええ、あえてここはノゾムに期待で（苦笑）。
黒い馬のヘッダーが残ってましたが、あれが空を腐らす楔になるのでしょうか。
がんばれ護星天使たち、というわけで、来週を待ちたいと思います。


追記
そういえば、先週から感じていた違和感というか…なんか違うなあ…というのを思い出したので…。
先週の牛ヘッダーの時も今週の馬ヘッダーの時も、相手はブラジラではなくヘッダーなのに、ゴセイジャーは倒すのに全く躊躇がありませんでした。
アバレヘッダーの時は…自分が傷つけられても構わずにヘッダーの声を聞こうとしたアラタだったのに…。
ヘッダーへの扱いに「仲間とは尊いものだ」と怒りを爆発させたハイドも、ブラジラではなくなんと馬ヘッダー相手に率先して倒しにいきました。
ヘッダーは生きている…と言っていた護星天使が、ゴセイナイト同様無理矢理使役されている可能性の高いヘッダーを、何のためらいもなく倒すというのは、何だか違う気がしますねえ…。
仲間を自分の目的のために犠牲にしても何とも思わないブラジラの極悪非道をなじるなら、ヘッダーに対して別の態度があるのではないでしょうか？？？
ゴセイジャー…ときどきものすごく残念ですよ…。

風水