ＯＯＯ 第18話印象

伊達アキラ登場及び紹介編の後半部、なかなか伊達アキラは良い男ではありませんか！
映司＆アンクとはやはり競合することになりそうです。
というわけで、後藤さんがんばれ…！（苦笑）
簡単に印象のみにて参ります。

前回の続き…伊達さん、映司＆アンクにセルメダル総取り宣言…！
一応映司は少し分けてもらえるようにと申し出ますが、すげなく断られます。
そしてアンクは伊達に対して敵愾心満々、物陰から伺う後藤さんはかなり複雑な様子…。

とりあえず映司は気を取り直し、ヤミーを何とかしなければ…と、剣道少女を捜しに…。
ここで思考停止や立ち止まって悩むという選択をしないところが映司らしい。
一方、後藤さんの方は伊達さんの後を追い、礼儀正しくご挨拶。
伊達さんの人柄を確認し…その後姿を消してしまいます。
うん、いろいろショックだっただろうとは思いますが…ひそかに人形のポーズを必死で思い出そうとする伊達さんの好感度が上がりました（苦笑）。

雨の中を駆け回って己の無力と高すぎるプライド、そして会長の言葉を思い出して悶々と悩む後藤さん。
映司と違って後藤さんはどうにもならない施行の壁にぶち当たってもがき続けるんですよねえ、らしいなあ（苦笑）。
ついに…なぜかエジプトフェア準備中のクスクシエに倒れ込み、水…と呟いて倒れてしまう後藤さん。
その瞳に映ったのは…エジプトと言うよりアラビアンナイトのような紛争の加世子さんと比奈ちゃん。
天国でも良いって…そこは天国ではありません（苦笑）。
クスクシエはグリードやヤミーや行き倒れの交差点になっている模様。
後藤さん、今週も魅せてくれますねえ。

映司がヤミーを探しますが、見つかりません。
また、ヤミーが二つに分裂した理由もよくわからないという映司に、アンクもこんなことは初めてだと…。
実はヤミーの親には欲望が二つあった…強くなりたいのには別の理由があったのではないかという映司に、欲望の二重構造化というアンク。
最初のヤミーは強くなりたいと言っていたけれど、二つ目のクワガタヤミーは破壊と口にしていたことを思い出す映司。
そして、ヤミーがなぜ見つからないのかに、アンクはメダルがたまっていないからではないかと予想します。
つまり、まだ欲望は叶えられていない…。

問題の剣道少女、道場で剣道の先生が携帯で誰かと明日の予定について話しているところに居合わせます。
絶対に中止しないという先生の言葉に胸を突かれた様子。
電話を切った先生が家まで送ろうかというのを断り、何か言いたげにしますがこれをウヴァに止められます。
欲望を開放しろとささやくウヴァ…。
自分の本当の望みを…ヤミーが叶えてくれる…と。

映司が道場に辿り着き、剣道少女に本当の望み…なぜ強くなりたかったのかを聞き出そうとしますが、彼女は黙ったまま…。
そこにアンクも駆けつけます。
伊達に先を越されないためにせっかちに問いただそうとするアンクですが、そこにちゃっかり伊達さん登場！
しかもすでに剣道少女…白鳥さんでしたっけの望みも調査済みだという伊達さん。
この年頃の女の子があそこまで必死になることと言えば…という伊達さんの言葉に、アンクはぴんと来ます。
が、映司は全くわからない！？
マジか！？？とアンクにまであきれかえられる始末…。

そこでようやく映司が白鳥さんは先生が好きだから強くなりたかったと気がつきます。
が、デリカシーなさ過ぎて伊達さんから黙っているようにと教育的指導を受けてしまいます。
伊達さんによると、白鳥さんの剣道の先生が明日結婚するとのこと。
白鳥さんの片思いは強くなることでは実らず、全国大会に出られないために先生の結婚式の中止もありえない。
だから…ヤミーは結婚式を破壊しようとしているのだということがわかります。

そして…伊達さんにすがりついた映司は「お願いです、教えてください！」とすがりつく。
てっきり結婚式場を聞き出すのだと思い込むアンクの前で、映司が尋ねたのは…恋愛の機微！？？
アンクでなくてもここは倒れ込みますよ！！
いや、映司のこういう所がホントにおかしい！！

そこにくずヤミーが乱入！
くずヤミーを撃退しつつ、伊達さんは白鳥さんにこう言います。
結婚式を壊したいなら自分で壊せ、と。
そして、自分の望みが１億円を稼ぐこと、文字通り身も蓋もない欲望を抱えていることをきっぱり明言！
しかし、それは死んでも自分の力で叶える！
絶対に他人の手を借りないのだと宣言！
自分を泣かせるなと白鳥さんを諭す伊達さん！
その言葉に、白鳥さんは決意を固めます。
自分を泣かせない…つまり、自分の信念、自分の良心に照らして否と言うことをしない…！
伊達さんの言葉に、白鳥さんは結婚式場へと走ります。

この姿をうっかり見送って、しかも伊達さんを見失ってしまった映司＆アンク！
伊達さんはきっちり映司たちを撒いて、ヤミーの出現を待ちます。
白鳥さんは結婚式場へと走る！
しかし、その前にはヤミーが！
ヤミーの前に竹刀を手に立ちふさがる白鳥さん！
もちろん人間の力ではたとえヤミーの親といえども勝てるはずもなし。
その危機を救ったのは…伊達さん！！
めちゃめちゃかっこいいんですけど！！

伊達さん、白鳥さんを結婚式場へと急がせ、自らはヤミーを相手に変身！
しかし、これにウヴァが現れ危機に…！
その伊達さんを救ったのは、映司！！
なんと…映司は伊達さんにすがりついたとき、密かにタコカンドロイドを荷物に忍ばせていたのでした！
あれは芝居かという伊達さんに、いいえ、としれっと答える映司。
「見かけによらず食えないねえ」と呟きますが、それはお互いさま。

そのころ…鴻上生体研究所には会長と里中さんがドクター真木を尋ねています。
新年の挨拶もハッピーバースデイなんですね、会長…。
おみやげが実に使えないのはご愛敬。
どうやら伊達さんを推薦したのは鴻上会長だったようです。
どこでスカウトしたのかが知りたいですわ。

バースとオーズの戦いは、バースがヤミーを撃破するためにオーズ二時間稼ぎを頼む展開に！
一応２人のライダーが協力し合って戦ってる関係なのでしょうか。
バースの戦いぶりに、バースがセルに特化したライダーであることを理解するアンク。
コアではなくセルのみで戦うバースの姿に、鴻上会長もご満悦のようです。
ただ、どうにも最後の最後はセルの投入に時間がかかるようで…。
オーズがウナギメダルを使って電気ムチでヤミーの動きを止め、何とか持ちこたえます。
そして、とどめはバース…オーズを誤射したかと思いましたよ…（苦笑）。

さて、バースはヤミーを撃破すると迷わずセルを総取り！
そのスキにアンクがミルク缶のセルをちょろまかし！？
これに気づいたバースとの間に醜いセルメダル争奪戦を演じて映司をあきれさせます。
これからこう言うのがつづくのか…という映司の嘆きはごもっとも。
そして、映司からの協力の申し出に、伊達さんは無理！と一言で切って捨てます。
これにはあまり驚かない映司ですが、伊達さんの理由は…。
あんたは自分を泣かす気がする…これは俺の勘だがな…という伊達さん。
映司はこの理由が今ひとつ腑に落ちないようですが…。
自分を泣かす…というのは、自分の信念や信じるところに反するということでは…？
というわけで、待て次回。

伊達アキラ＝バースの紹介編、かっこいいじゃありませんか！
良いですよ伊達さん！
目的はそれこそ身も蓋もないくらいお金だけど、そのためには誰の手も借りないときっぱり宣言するあたり、もうかっこよすぎですよ！
目的がなんであれ、欲望の中身がなんであれ、自分を泣かせないことをポリシーにする男。
そして、イナセですよ伊達さん。
いやあ、協力はできない感じですが、きっぱりしたキャラクター性が良いですねえ。
映司異常につかみ所がないと思ってましたが、ハート鷲掴みでしたねえ。
ええ、２号ライダーのつかみとしては実に良い感じです。

そして、映司が恋愛にとことん疎いことが判明。
その一方で伊達さんを唖然とさせる食えない性格をきっちり魅せる！
映司のつかみ所のなさはいつも通りですが、思考停止しない、目の前の誰かのためにできることをきっちり果たすというスタンスも変わらず。
このあたりの卒のなさが、食えないと言われるゆえんですねえ。
まあ、その分感情移入はしにくいキャラなのではありますが（苦笑）。

そして後藤さん…うん、この地べたを這いずり回ってもがき苦しむ姿が実に後藤さんですよ。
高すぎるプライドを抱えて、果たせない望みにのたうち回る…ある意味後藤さんは唯一人の凡人なんですよねえ。
伊達さんと映司が常識を一つ飛び越えた彼岸の人だとしたら、後藤さんはとことん常識的ですよ。
だからこそ悩み、苦しむ。
その果てにこそ、やはり捨てられないプライドにしがみついてしまう後藤さんがいるんでしょうねえ。
さて、今後はどうなるのか…とりあえず、目をさましたら天国じゃなくてがっかりする姿が目に浮かびますねえ（苦笑）。
来週も楽しみです。

風水