護星者 第46話印象

年末からつづくブレドラン改めブブセラ…じゃなくてブラジラのターン。
いよいよ本性を現してこれまでの長い伏線を丁寧に説明してくれました。
というわけで、簡単に印象のみにて参ります。

元護星天使で、１万年前にゴセイナイトことグランディオンヘッダーの主であったことを明かしたブレドラン改めブラジラ。
名前は…未来都市ブラジルをもじったのかな？
ブレドランで良かった気もしますが…一応偽名を使ったということでしょう。
１万年前に幽魔獣をありとあらゆる力と手段を使って封印したというブラジラですが、その手段がまずかったと護星界から糾弾され、処罰を受けた模様。
これに怒って天装術でタイムスリップ！？？
１万年後の世界にやってきて、ウォースターを宇宙から呼び寄せて利用し（自称）、つづいて幽魔獣をよみがえらせて利用し（自称）、マトリンティス帝国を利用したとのこと。
えーと…マトリンティスがよみがえったのは…たまたまかな？
そして今は地球を一旦破壊して作り直そう計画を進行中…。

見習い護星天使たちを小馬鹿にし、かつて自分のヘッダーだったゴセイナイトに従うように要求するブラジラ。
双頭の牛…ミノタウロスもどきを繰り出して見習い天使たちを攻撃させ、その間にゴセイナイト説得を試みます。
しかし、ゴセイナイトは自らの意志で地球と地球の命を守ると誓っています。
ブラジラの要求を拒んだゴセイナイトは、何とブラジラに捕らわれてしまいます。

見習い天使たちはミノタウロスもどきに苦戦。
ミノタウロスもどきの力は角にあると直感したランディック兄妹、まずはゴセイブラックが角を切り落とします。
しかし、すぐに角は再生！？
つづいてゴセイイエローとともに両方の角を切り落としますが、さらに再生！？？
苦戦している間にブラジラはゴセイナイトをかっさらい、ミノタウロスもどきもともに姿を消してしまいます。

天知家ではノゾムがこの話を聞いて愕然、そこに天知博士を乗っ取ったマスターヘッドが現れます。
ゴセイナイトにはもはや残された力が少ないことを告げるマスターヘッド。
しかし、ブラジラはゴセイナイトの最後の力がどうこうと言っていたというアラタ。
ハイドはこれに、ゴセイナイトには何か考えがあるのかもしれないと判断します。
とりあえずはゴセイナイトの捕らわれた先を探そうと決める見習い天使たちですが、ランディック兄妹は考えることがあると言って天知家に残ります。

ランディック兄妹がデータスにミノタウロスもどきの映像を出させて分析している隣でノゾムが首をかしげます。
アグリたちはノゾムにミノタウロスもどきの力の源が角であることを説明し、弱点を分析中なので一緒に考えないかと誘います。
兄弟の息がぴったりで考えている事がわかるんだ…と感心するノゾム。
そして、この言葉にミノタウロスもどきもまた「兄弟」であり、互いを補い合っていることに気がつくアグリとモネ。
ここでデータスが邪悪な気配を感知、ミノタウロスもどき出現です。

駆けつけたアラタ・ハイド・エリが戦いますが、やはりミノタウロスもどきのパワーには対抗できません。
後からアグリとモネが駆けつけ、任せろと二人のコンビネーション攻撃開始！
しかし、角を落とすのに時間差があるとやはり再生してしまう！
二手に分かれ、相手に合わせるのではなく自分の感覚でやれというアグリに、モネが頷きます。
互いが見えないのに同時攻撃などできるはずがないというミノタウロスもどきですが、ランディック兄妹の呼吸は絶妙！
見事同時に角を切り落とし、ミノタウロスもどきを撃破することに成功！

そのころ、ゴセイナイトに言うことを聞かせようといじめていたブラジラが、ミノタウロスもどきにビービ虫を差し向けて巨大化させます。
巨大戦でもゴセイジャーがミノタウロスもどきを圧倒！
見事勝利を得ますが、結局ゴセイナイトの行方はわからないまま…。
自信を見せるアグリとモネに、慢心を戒める天知博士＝マスターヘッドですが…すでにブラジラは動き始めていた…！？
というわけで、待て次回。

ゴセイナイトが掠われ、大幅な戦力低下を招いた上に、ゴセイナイトの力にはすでにかげりが…。
にもかかわらずあまり危機感が感じられないのは…ブレドランがこれまで小者っぽかったせいでしょうか？
大物悪役ぶりを次回どう見せてくれるかに期待しますが…？？？
考えてみれば…護星界が私を裏切ったという割に、結局護星界への復讐ではなく当初の使命である地球を護る…の延長上で地球作り変え作戦を敢行しているブラジラは…微妙に狙いがずれているような…。
それとも、地球を作り変えた後は護星界に侵攻する予定があるとでも？
ブラジラの狙いがわかるようなわからないような感じです。

護星天使たち…ミノタウロスもどきに「おまえを倒してゴセイナイトの居場所に案内してもらう！」と言っていたのに、ミノタウロスもどきを大爆発させて結局ゴセイナイトの居場所はわからずじまいだった…。
このあたりの当初の目的と結果のズレを全く気にしないところは…ある意味ゴセイジャーテイスト？
それとも…これがブラジラを含む「護星天使」の基本感覚なのでしょうか？
なんだかねえ…何かが大切なところが抜けている気がするんですけどねえ…。
何はともあれ…ゴセイナイトが無事に戻ってきてくれることだけを祈ります。

そういえば…次回の敵は双頭の馬だったような…。
もしかしてブラジラの部下はすべて双頭なのかなあ？
これに意味があるのかないのかも気になりますが…意味を求めたら実は負けかも（苦笑）。
ブラジラの背中に翼の名残はあるけど、実は元は見習い天使たち同様の人間に近い姿だったんですね。
それが１万年のタイムスリップをしたらあの姿に…。
ひそかに…タイムスリップが天装術というのが、今回一番の驚きだったかもしれませんねえ。

風水