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黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

夫の両親の戦後

2014年08月16日 | つぶやき

夫は8人兄弟の3男 両親は

樺太西海岸能取岬の先端の知志谷(チシヤ)に住んでおり 父は教師だった

長男は戦死 2男は軍隊 長女2女は就職し家を離れていた

敗戦 ソ連軍の侵攻 豊原大空襲を知り

漁船に乗ってかろうじて引揚げてきた

宗谷管内の中頓別の山奥に落ち着き

開拓百姓になり 教師には二度と戻らなかった

寒い土地での慣れない農作業でずいぶん苦労したらしい

私が夫と結婚する前の年に父親は亡くなった

姑は80歳で亡くなるまで 毎年のように護国神社の慰霊祭に出席し

戦死した長男を偲んでいた

今日は器用だった姑が編んでくれた セーターを着ている

40年以上経ったがまだまだ着られる

今日はアサガオが4輪咲いた

 

 

コメント (2)
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