（【妖神グルメ】 菊地秀行 著）
クトゥルーの腹を満たす最高の食材…ぼくの料理道理念の最終目標…
…それは奴だ…クトゥルー自身だ。
……ぼくは…ぼくはクトゥルーを料理したい…
昔、朝日ソノラマ文庫から出ていたのが復刻されました。
表紙も【悪魔城ドラキュラ】シリーズでお馴染みの小島文美氏。
この表紙だけでも、”耽美なクトゥルフ”が堪能できて惚れ惚れ。
どういう物語かというと、世界観がクトゥルフの【包丁人味平】です。
（ソノラマ版の表紙では、学生服の少年が出刃包丁を振りかざす図）
想像を絶する究極料理を作り出す青年・内原富手夫を巡って人間側と
クトゥルー側のそれぞれの組織が戦う…のですが、ラストが思いもよらない
どんでん返し。ナイアルラトホテップ、君は何をしているのか…。
魔人探偵ネウロと内原君を対決させてみたいものです。
ネウロは食べる側、内原富手夫は作る側。
飽食魔人と、クトゥルーを料理しようとする人間。
掲げ捧げよ 贄の美少年崇め讃えよ
巨漢の王を人類の罪などここに在りはせぬ
アリプロの「美味礼賛」をＢＧＭにどうぞ。
ついでに水切りヨーグルトで作ったケーキがこちら↓
＜オレオ入りと、クランベリー入りの焼きケーキ２種＞
バターを使っていないケーキなのであっさり風味。
ヨーグルトじゃなくクリームチーズを使えば、焼きチーズケーキと
なり、こくのある腹持ちの良いケーキとなります。