(【DAIVA CHRONICLE】 ディーヴァクロニクル)
中学生時だから20年近く前かな。
友人内のごくごく一部でこのゲームが妙に流行ったのは。
当時はMSX2が出始めの頃。
DAIVAは7つのストーリー&主人公が、それぞれ違う機種で発売
されて結構な話題をさらったパソコンゲームだったと思う。
やっぱり、女子中学生だからカッコいいキャラ主人公の機種で
やりたいワケですよ。自分的にはルシャナとか、ラトナとか。
でも、パソコン持ってる家はまだまだ少ない。
うちはMSX2だった為、泣く泣くアクショー・ビアの「ソーマの杯」
…を買いかけたら、DAIVAを友人内に広めた張本人が
パソコンごとカセット貸してくれたのでありがたくそれでゲーム開始。
カセットテープにセーブする方法が判らなくて、休日半日ぶっ通しで
無理矢理クリアして、持ち主に大層怒られましたが。
vol.4 アスラの血流 < ASURA'S BLOODFEUD >
vol.3 ニルヴァーナの試練 < TRIAL OF NIRVANA >
vol.1 ヴリトラの炎 < FLAME OF VLITRA >
上記が数年前に書いたもの。
【クロニクル】を購入したので浮かれて書いたらしいです。
主人公は7人。年齢職業は違えども全員男性。
女性は重要キーワードになってたりもするけれど
主役が女性の機種はなく。
それが、多分今の歴女ブームのように、にわかパソゲー女子
が増えかけたのではないかと。【DAIVA】以外にも、【ロマンシア】とか
【シャロム】とか【ハイドライド】とか。今みたいにネット社会だったら
【DAIVA】はそのまま順調にFANも増やしてアニメにでもなっていそう。
【マクロス】のマックスと、【DAIVA】のルシャナと、【ライーザ】のブルーが
みんな似たような眼鏡青年でもう。あの型の眼鏡キャラがちょっと流行っている
時代だったんですね。マックスとルシャナは冷静で頭脳派キャラだけど
ブルーはやかましくてお馬鹿だけど頼れる相棒って感じ。
もしも【DAIVA】をアニメ化するとしたら。
マータリ・シュバンは今なら声は子安さんだろうと思う。
ラトナなら保志さんとか、ラーヴァナが浪川さんとか。
アクショーは中村大樹さんあたりでどうか。ミターバは置鮎さんとか。
クリシュナは速水さんとか、ルシャナは…櫻井さんとか。
でもアモーガさんは亡き鈴置さんしか浮かばないな。
元ネタがヒンドゥー教からなのでいろいろキャラ名の由来を調べると面白いです。
上の二人は別格。機種もPC-98とファミコンでしたし。
【vol.7 カリ・ユガの光輝 <LIGHT OF "KARI YUGA"> 】
クリシュナ・シャーク:記憶を失った青年。
その正体は神でありアスラの悪に対する善。
因果の絡む6人の若者をナーサティア双惑星へと導く。
【vol.6 ナーサティアの玉座 <IMPERIAL OF NIRSARTIA> 】
マータリ・シュバン:紫苑の海賊のキャプテン。鉱石船の売買でクリシュナと出会う。
実は22年前に行方不明となったインドゥーラ帝国の皇子。
幼年時、夢の中で未来の皇帝になることを予言され、約束の地
である惑星アシュビンを捜し求めている。
…その夢の中に出没していたのが上記のクリシュナなのですが。
【vol.1 ヴリトラの炎 <FLAMES OF VLITRA> 】
ルシャナ・パティー:元・辺境星系スートリの若き司政官。ヴリトラの襲来によって
婚約者ラーナを失う。復讐の為にヴリトラを追い求め、ついには
惑星トラントランにて討ち果たす。ネクタイ+スーツ風マント
という今思えば不思議な服を着ている人。仏教用語では
如来の一人・昆廬舎那仏。五智如来の曼荼羅では中心に配置。
【vol.2 ドゥルガーの記憶 <MEMORY IN DURGA> 】
ア・ミターバ:惑星エンタナの由緒正しい貴族ア家の跡取り。浚われた妻サティーを
取り戻すべく、マータリに喧嘩売ったり、シヴァに突っ込んでいったりと
結構な熱血漢。サティーはシヴァに殺されるが、瓜二つのドゥルガーに
夢の中で告げられた場所ナーサティア双惑星を目指す。仏教用語では
如来の一人・阿弥陀如来。五智如来の曼荼羅では西に配置。
【vol.3 ニルヴァーナの試練 <TRIAL OF NIRVANA> 】
アモーガ・シッディ:皇帝マナの側近プルシャの甥。帝国宇宙軍の艦長のひとり。
アルジェナ消滅の鍵を握る女性ラティーを追って惑星ファンスルに
向かい、帝国を憎むスーラ族に捕らえられ殺されるが、自艦の頭脳
となっていた元スーラ族の女性ニルヴァーナの懇願と、アクショー
のソーマで蘇生する。仏教では如来の一人・不空成就如来。
五智如来の曼荼羅では北に配置。
【vol.4 アスラの血流 <ASURA'S BLOODFUED> 】
ラトナ・サンバ:アモーガの部下のエースパイロット。親友ラーヴァナを追って
惑星トラントランに向かうも、呪われたアスラの血に目覚めた親友を
撃ち殺すという悲劇を生む。リュカーン教の生贄にされかけるが
ルシャナに救われる。仏教では如来の一人・宝生如来。
五智如来の曼荼羅では南に配置。
【vol.5 ソーマの杯 <THE CUP OF SOMA> 】
アクショー・ビア:元・帝国科学技術院の天才科学者。スーラ族の超能力に対しての
人体実験に反発し脱院。開発した生命蘇生薬ソーマと資料を
持ち去った助手のラティーを追ってファンスルへ。アモーガの
死体を蘇生させる。仏教では如来の一人・阿閃如来。
五智如来の曼荼羅では東に配置。
なんか書いていて、ビックリマンのヤマト神帝達を思い出した。
あれも、初期アニメの神帝達はシール設定のラストでは皆、如来になるわけで。
自分が持っているのはここまでだけど、ゲームブックを捨てるんじゃなかったと後悔。
とりあえずシリアスに読めたのがアモーガさん主役の「ニルヴァーナの試練」。
ラトナのは劇画風でちょっと…絵があまりにも合わなかったのがマータリかな。
あと、アクショーだったか、ミターバだったかの本には、清々しいほどにギャグな
人物になってシヴァ・ルドラが登場。爆笑したのはいうまでもなく。
あと、どこの雑誌だったか忘れたけれど、その後の【DAIVA】の話を矢野健太郎が
漫画で描いてる。公式かどうかも判らないけれど。
シヴァ・ルドラを倒した後、ディーヴァとしての記憶を取り戻したクリシュナから、
皇帝の座を認められたマータリ。だが、混乱しきった惑星系を立て直すためには
圧政を敷かざる他に無く、相次ぐ反乱が起こる。マータリを補佐していたルシャナは
暗殺され、人工生命体を認めない集団にドゥルガーが狙われミターバも共に死亡。
アモーガとラトナはどうだったか忘れた。そんな騒乱の中で、アクショーはこっそり
ラティーの死体を持ち帰っていてソーマで蘇生させてEND。
【DAIVA】の希望を見事に吹っ飛ばしてくれた漫画でした。
ルシャナとミターバが酷すぎだろうと。