八匹の伏は安房の国に入り古寺に宿をとる。
現八と信乃は盲目の和尚から昔話の続きのような話を聞く。
青年時の鈍色の話。不細工なままで成長した。
それはいいのだけれど。
神様が造形する途中で、「あ、これは失敗作だったね」と
うっちゃった、魂を入れる前の土人形のようにさえ見えた。
の辺りの文、なんだか浮いてる感じがする。
【ハイスクール八犬伝】の文章を読んでいるみたいな感じ。
それはともかく。
不細工でも小さくても鈍色は立派な吊城の主となっていて
人々から尊敬されていて。そして同じように不細工で
鈍色とそっくりな彼の叔母の藍色が天守閣にまだ幽閉された
ままでいて。吊城は危いバランスをとっていたらしい、と。
伏姫もいた。天守閣の更に上の一番上の小部屋に。
ほとんど彼女が幽閉されていたときの記録は残っていない。
すぐに死んだか、人間以上のモノになって生き続けているか。
もしくは、伏姫自身が「伏」になって森へ戻って子供の伏を
増やしていったか。
本屋さん大賞の欄の隅っこにひっそりと勧められている
【星新一 1001話をつくった人】(上・下)。作者が
最相葉月氏というだけで読まねばという気持ちになる。
(【青いバラ】は本自体が宝石のような感覚になる内容)
平岩弓枝氏の【御宿かわせみ】もネクストジェネレーション。
「明治編」に切り替わったのでまた文庫本集め直そうかな。
あと、気になるのが【三銃士】のA・デュマのお父さんの
物語らしい【黒い悪魔】(佐藤賢一著)。
なんでここで父親の生涯の小説が出てくるのか不思議。
現八と信乃は盲目の和尚から昔話の続きのような話を聞く。
青年時の鈍色の話。不細工なままで成長した。
それはいいのだけれど。
神様が造形する途中で、「あ、これは失敗作だったね」と
うっちゃった、魂を入れる前の土人形のようにさえ見えた。
の辺りの文、なんだか浮いてる感じがする。
【ハイスクール八犬伝】の文章を読んでいるみたいな感じ。
それはともかく。
不細工でも小さくても鈍色は立派な吊城の主となっていて
人々から尊敬されていて。そして同じように不細工で
鈍色とそっくりな彼の叔母の藍色が天守閣にまだ幽閉された
ままでいて。吊城は危いバランスをとっていたらしい、と。
伏姫もいた。天守閣の更に上の一番上の小部屋に。
ほとんど彼女が幽閉されていたときの記録は残っていない。
すぐに死んだか、人間以上のモノになって生き続けているか。
もしくは、伏姫自身が「伏」になって森へ戻って子供の伏を
増やしていったか。
本屋さん大賞の欄の隅っこにひっそりと勧められている
【星新一 1001話をつくった人】(上・下)。作者が
最相葉月氏というだけで読まねばという気持ちになる。
(【青いバラ】は本自体が宝石のような感覚になる内容)
平岩弓枝氏の【御宿かわせみ】もネクストジェネレーション。
「明治編」に切り替わったのでまた文庫本集め直そうかな。
あと、気になるのが【三銃士】のA・デュマのお父さんの
物語らしい【黒い悪魔】(佐藤賢一著)。
なんでここで父親の生涯の小説が出てくるのか不思議。