ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

かっぱっぱーるんぱっかー

2006年10月22日 20時03分15秒 | 自己カルト的

(「ヒゲとボイン」小島功 著)

マイナー好きの前は、読む年齢とのギャップがありすぎる漫画が好きでした。
いわゆる、オトナ漫画。小島功はまず、美女河童の絵で好きになり。
予てから購入しようと思って先送りにしていた愛蔵版の

「ヒゲとボイン」

出張ついでに大阪で買い、その夜泊まった友人宅で一気読み。思えば
これがいけなかった・・・。

こういう風刺的マンガは、粒コショウや粒マスタードのようにピリピリっと
くる毒が仕込まれているワケで。幕の内弁当のような、週間マンガ雑誌で
数頁ずつよむのが一番正しい読み方なのだと思う。一気読みはよろしくない。
一気にその手の毒がまわります。

結局、「ヒゲとボイン」は友人宅に。読んでもいいよ、とは言っておいたけど、
1/3くらい読んだところで読めなくなってしまったらしい。

他の知り合いにも「ヒゲとボイン」いらない? と薦めてはいるのだけど
挙手者は無し。
やっぱ私が持つべきなのかなぁ、と思いつつまだ友人宅に置きっぱなし。

それはさておき。これはやはり幼少時に見ていた「お笑いマンガ道場」
の影響がかなり入っていると思う。何よりも小学生時代「ドラえもん」以外
マンガ一切禁止だったことも要因のひとつで。新聞の四コマを切り取って
ホチキスで留め、マンガ代わりにしていたという涙ぐましい努力の思い出が。

あと、父がこっそりと買って隠していたスピリッツやらサンデー。今でも
覚えていて好きだったのは「魔物語」と「ド忠犬ハジ公」。「ドラえもん」
と同時期のマンガの思い出がコレ2つというのもちょっと問題あるような気がする。

新聞では「アサッテくん」「まっぴら君」、マンガ道場では、富永一朗の描く
鈴木義二の土管暮らし VS 鈴木義二が描く富永一朗のブタネタなどなど。
2人の描くいわゆる「鳩胸でっちり」の女性はインパクトあったなあ、と。

ちなみに、この2人を漫画家として世に出るきっかけを作ったのは故・吉行淳之介氏。
そのあたりのエピソードは「面白半分のすすめ」というエッセイに書いてあったり。

川島なおみに「お笑いマンガ道場」の話題をふったら嫌な顔されたという
某若手俳優の話がどっかの雑誌に載っていたけど、川島なおみと言えば、
「ワイン」ではなく「お笑いマンガ道場」の

「だん吉・なおみのおまけコーナー」

なのですね。これだけは譲れません。