ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

TBS年末時代劇「八犬伝」の原作本

2006年10月16日 19時42分19秒 | 八犬伝いろいろ
読み進めて「?」、更に読み進めて「???」と頭をひねってしまったり。
うーん、なんでかな。
第一印象で感じたことを正直に書くと「文章に・・・がない」。
(あえて伏字)

「八犬伝」は「八犬伝」だけど、この本を原作として読んで、年末時代劇
というか、TBS「八犬伝」が本来の「八犬伝」だと思われたら正直いやだなあ・・・。

役に立たなくておどおどの荘助。
舟虫絡みでよく判らないキャラになってしまった道節と大角。
親兵衛は神格性とかそういう以前の問題。

私自身、パロというか、亜流な八犬伝は何でも読む方だけど。
最初に読む本って大事だよ。江戸の読み物だから翻訳者も何人かいる訳だけど
訳によってはもの凄く読みやすいのと、読みにくいのとがあったりするし。
ちょっと、内容が違っていてもその内容がとてもインパクトがあると
元の本を読んでみようかなってなると思うし。

私は角川の映画見て、角川ノベルの「新・里見八犬伝」読んだ人間なので、
内容が「エロス&バイオレンス」でキャーっと驚いた口だけど。
でも、あれはあれでちゃんと読めて完結した。内容が濃い過ぎるけど。

小学校で借りた「八犬伝」と、この「新・八犬伝」を読み比べて疑問に
思ったのが、私の八犬伝収集の第一歩だったような気がする。