いつもの散歩には少し寒い日だった。向こうの空がどんよりとしている。ちょうど跨線橋の天辺に差し掛かった時に雪が降ってきた。貨物列車がゆっくりと過ぎていく。あたかも映画のエンドロールのように。(2/14記)
ようやく、何となくわかったきたような気がする。
今の、このおかしな状況を、なぜ人々は易々と受け入れているのか、が。
コロナ=ワクチン、ウクライナ、7.8事件、コオロギ・・・。
あたかも準備されていたかのような、今までとは違う動きが大手を振ってまかり通っている。
そのことに気づいている人はどれくらいいるのだろう。
大半の人々は、どんな気持ちで日常を過ごしているのだろうか。
人々は、きっとこう思っているのだ。
「お上」の言うことさえ聞いていれば、いずれ災厄は遠のく。
「お上」に従ってさえいれば、「お上」は悪いようにはしない。
それが、この国の民衆に刻み込まれたエートスなのだ。
海に囲まれて外敵の侵入をあまり受けなかったため、均質で平和な文化ができあがった。工夫は必要だが、コメはもちろん、海の幸、山の幸にも恵まれている。だから、「お上」の言うことを聞き、他人と同じことをやっていれば、そこそこの暮らしはできる。「お上」もそうひどいことはしないだろう。ひどかったとしても、従い続ければ、いずれわかってくれるはずだ。
明治維新から太平洋戦争までは、国際社会に巻き込まれた戦国時代。
敗戦後は、「亜米利加幕府」が泰平をもたらしてくれた。
中北露の「わるもん」から、「いいもん」亜米利加さまが守ってくれる。
今の災厄も、きっと「お上」が何とかしてくれる。
多数に従うことが何よりも大事。
だから、文句も言わずにワクチンを打ち続ける。
コロナの実態なんてどうでもいい。
ワクチンの効果なんてわからない。
たとえ大変なことになろうとも、いずれ元通りになる。
「先の大戦」がそうだったではないか。
多数に従う、という先人の「知恵」。
現実の、実際の「知見」には依らない。
ここでは災厄はもちろん、人災も天災に飲み込まれる。
そして、支配者までもが飲み込まれる。
でも、舐めんじゃねぇぞ。
あまりにひどけりゃ、一揆を起こすで。
雪降りゃ家で じっとして
積もりゃせっせと 雪を掘る
風呂浴び酒呑み グースカグー
なぁにただ それだけのことさね