8月2日「愛・地球博」の市民パビリオンで開催された「地球の愛し方:アピール編」に出席しました。コーディネーターは、小川たくのり・市民プロジェクトプロデューサー、出演者は私のほか、竹村真一さん(「地球回廊」設計者、京都造形芸術大学教授)、中村隆市さん(ナマケモノ倶楽部主催)です。私はいろいろな顔を持っているのですが、今回はEXPOエコマネー提唱者、クローバルダイアローグ構想推進者としての立場で出席しました。
トークショーでしたが、竹村さんは「地球回廊」の設計者として、一人一人の人が地球を身体感覚で感知できることの必要性や、グローバルウィンドゥで世界の人々とインターネットの映像を通じて顔をあわせて会話することにより生まれる友邦としての感覚をとき、中村さんはスローライフライフの必要性やすべてを電気化するのではなく電気がなくとも人力で動く家庭器具を考える「有機工業」の考え方、そしてエクアドルのハチドリの逸話「私は私にできることをやる」(森林火災が起こったとき、くちばしに一滴、一滴の水を含み火災の消火に当たっていたハチドリに対して、他の動物が「そんなことをして何になる」と問いかけたときにそのハチドリが答えた言葉)のことを話されました。
私は竹村さんのプレゼンに対して、シリコンバレーによって生み出されたインターネットは「対抗文化」というメンがあり(パソコンを発明したアラン・ケイやオープンソースを主張するリチャード・ストールマンが典型)、アラン・ケイは今子供たちの「創発性」を高めるためのソフトである「スクイーク」(squeak)の開発を進めているが、シリコンバレーのインターネットの文化にも限界がある、それは「身体知」を含めた「5感のインターネット」を創造できないことだ、その点に関しては花鳥風月に美を感ずる日本人の感性に新しいインターネット文化を生み出す力がある、というようなコメントをしました。
私がポストEXPOでチャレンジしたいと思っている「グローバル・ダイアローグ」構想は、世界市民の間に「気遣い」(20世紀最大の心理学者であるユングが言ったSorge)を起こさせる対話(ただし、ドイツのフランクフルト学派の哲学者であるユルゲン・ハーバマスのような知識人の対話ではなく、一般の人々を対象にした生活者の対話)を「身体知」を含めた「5感のインターネット」を創造することを狙っており、すでにコンセプトメーキングはできて準備に入っているとも付け加えました。
また中村さんのプレゼンに関しては、EXPOエコマネーはまさにエクアドルのハチドリを「楽しくてお得で、かつ、環境に優しい」という感覚で最先端の情報ネットワーク技術を使いながら実現させているもので(ただ情報ネットワークの複雑性は利用者には一切感じさせることのない様にヒューマンインターフェイスを最大限工夫したものであること)、最初は一般に人々には認知度が低かったが7月31日に30万人を突破し、最終的には50万人もの人が参加し、レジ袋自体などの環境動を会場外で1億回・会場内で200万回起こり、レジ袋1億袋ル路の削減・1万トンのCO2が排出削減される(これは瀬戸会場の建設・供用時に排出されるCO2の3.3倍のCO2を相殺することになる)、EXPOエコマネーを取得した人が広葉樹植林への寄付を選択した場合はその広葉樹1,500本を公募により「EXPOエコマネー記念植樹」として全国の小中学校に提供し、子供たちの環境学習にも役立たせていただくという大きな効果を発揮できる見通しになっている、ということをご披露させていただきました。
このEXPOエコマネーやエクアドルのハチドリの逸話をベースに中村さんが広げようとしている「ポトリ」の運動(NPOサステナ代表のマエキタさんが進めている「ポコ」の運動と共通するもので、CO2100(レジ袋1袋あたりのCO2削減量)=1ポトリ・ポコ)として、わかりやすく日常の生活でのCO2削減を進めようとするもの)は、今年1月26日東京都が地球温暖化防止の緊急対策を打ち出すときに使われた次のキャッチフレーズとも共通するものであると思います。
『明日世界が滅びるとしても、今日あなたはリンゴの木を植える』
地球温暖化を阻止するためには、世界全体での取組が必要です。
そのためにも、都は、志を持つ都民、企業、団体の皆さんと連携し、自分たちの手でリンゴの木を植えていく行動を東京から開始していきます。
最後の発言を求められたとき、私はエコミュニティのホームページ掲載してある歴史の波動表(http://www.ecommunity.or.jp/al01-003.htm)をお示しし、「『愛・地球博』は21世紀のおかげ参り、『EXPOエコマネー』は21世紀の山田羽書」という自論をご紹介しました。これは日本はこれから本格的な人口減少社会、高齢化社会、GDPは伸びない社会となり経済的には「定常状態」(ジョン・スチュアート・ミル)となるが、一方では学問、思想、文化が発展していく社会となるというものです。小川さんを含めほかの3人の方から、その歴史の波動表に記載してある三浦梅園の思想・哲学に話題が集中し、4人の共通基盤を確認してトークショーを終えた次第です(三浦梅園の思想・哲学に関しては、エコマネーと共通することが多いので、別のシリーズで取り上げてみたいと思います)。
終了後この4人で今後のポストEXPOについてもアソシエーションを結成しようということになりました。今その話を進めつつある段階ですが、私の「グローバル・ダイアローグ」構想の一端は、23日の「愛・地球博」との連携シンポジウム(http://www.ecommunity.or.jp/ev20050823.htm)でご披露したいと思っています。
トークショーでしたが、竹村さんは「地球回廊」の設計者として、一人一人の人が地球を身体感覚で感知できることの必要性や、グローバルウィンドゥで世界の人々とインターネットの映像を通じて顔をあわせて会話することにより生まれる友邦としての感覚をとき、中村さんはスローライフライフの必要性やすべてを電気化するのではなく電気がなくとも人力で動く家庭器具を考える「有機工業」の考え方、そしてエクアドルのハチドリの逸話「私は私にできることをやる」(森林火災が起こったとき、くちばしに一滴、一滴の水を含み火災の消火に当たっていたハチドリに対して、他の動物が「そんなことをして何になる」と問いかけたときにそのハチドリが答えた言葉)のことを話されました。
私は竹村さんのプレゼンに対して、シリコンバレーによって生み出されたインターネットは「対抗文化」というメンがあり(パソコンを発明したアラン・ケイやオープンソースを主張するリチャード・ストールマンが典型)、アラン・ケイは今子供たちの「創発性」を高めるためのソフトである「スクイーク」(squeak)の開発を進めているが、シリコンバレーのインターネットの文化にも限界がある、それは「身体知」を含めた「5感のインターネット」を創造できないことだ、その点に関しては花鳥風月に美を感ずる日本人の感性に新しいインターネット文化を生み出す力がある、というようなコメントをしました。
私がポストEXPOでチャレンジしたいと思っている「グローバル・ダイアローグ」構想は、世界市民の間に「気遣い」(20世紀最大の心理学者であるユングが言ったSorge)を起こさせる対話(ただし、ドイツのフランクフルト学派の哲学者であるユルゲン・ハーバマスのような知識人の対話ではなく、一般の人々を対象にした生活者の対話)を「身体知」を含めた「5感のインターネット」を創造することを狙っており、すでにコンセプトメーキングはできて準備に入っているとも付け加えました。
また中村さんのプレゼンに関しては、EXPOエコマネーはまさにエクアドルのハチドリを「楽しくてお得で、かつ、環境に優しい」という感覚で最先端の情報ネットワーク技術を使いながら実現させているもので(ただ情報ネットワークの複雑性は利用者には一切感じさせることのない様にヒューマンインターフェイスを最大限工夫したものであること)、最初は一般に人々には認知度が低かったが7月31日に30万人を突破し、最終的には50万人もの人が参加し、レジ袋自体などの環境動を会場外で1億回・会場内で200万回起こり、レジ袋1億袋ル路の削減・1万トンのCO2が排出削減される(これは瀬戸会場の建設・供用時に排出されるCO2の3.3倍のCO2を相殺することになる)、EXPOエコマネーを取得した人が広葉樹植林への寄付を選択した場合はその広葉樹1,500本を公募により「EXPOエコマネー記念植樹」として全国の小中学校に提供し、子供たちの環境学習にも役立たせていただくという大きな効果を発揮できる見通しになっている、ということをご披露させていただきました。
このEXPOエコマネーやエクアドルのハチドリの逸話をベースに中村さんが広げようとしている「ポトリ」の運動(NPOサステナ代表のマエキタさんが進めている「ポコ」の運動と共通するもので、CO2100(レジ袋1袋あたりのCO2削減量)=1ポトリ・ポコ)として、わかりやすく日常の生活でのCO2削減を進めようとするもの)は、今年1月26日東京都が地球温暖化防止の緊急対策を打ち出すときに使われた次のキャッチフレーズとも共通するものであると思います。
『明日世界が滅びるとしても、今日あなたはリンゴの木を植える』
地球温暖化を阻止するためには、世界全体での取組が必要です。
そのためにも、都は、志を持つ都民、企業、団体の皆さんと連携し、自分たちの手でリンゴの木を植えていく行動を東京から開始していきます。
最後の発言を求められたとき、私はエコミュニティのホームページ掲載してある歴史の波動表(http://www.ecommunity.or.jp/al01-003.htm)をお示しし、「『愛・地球博』は21世紀のおかげ参り、『EXPOエコマネー』は21世紀の山田羽書」という自論をご紹介しました。これは日本はこれから本格的な人口減少社会、高齢化社会、GDPは伸びない社会となり経済的には「定常状態」(ジョン・スチュアート・ミル)となるが、一方では学問、思想、文化が発展していく社会となるというものです。小川さんを含めほかの3人の方から、その歴史の波動表に記載してある三浦梅園の思想・哲学に話題が集中し、4人の共通基盤を確認してトークショーを終えた次第です(三浦梅園の思想・哲学に関しては、エコマネーと共通することが多いので、別のシリーズで取り上げてみたいと思います)。
終了後この4人で今後のポストEXPOについてもアソシエーションを結成しようということになりました。今その話を進めつつある段階ですが、私の「グローバル・ダイアローグ」構想の一端は、23日の「愛・地球博」との連携シンポジウム(http://www.ecommunity.or.jp/ev20050823.htm)でご披露したいと思っています。
桑島氏の短いけどアグレッシブなお話と、
小川プロデューサー+学生との対話が
自分にも身近で、興味深かったです。
「楽しくてお得で、かつ、環境に優しい」ことを
身の回りで探してみようと思います。