Enjoy Football -女子サッカー日記-

サッカーを楽しみたい。より深く。たくさんの子ども達と。たくさんの女の子達と。たくさんの仲間と。

Get Goal !

2005年06月02日 | coach
昨日のかすみFC(城南区)、本日のかすみFCウィスティリアの練習ではシュートTrを中心のメニューを実施した。

サッカーの試合のあとよく耳にする「決定力不足」。
現在、W杯最終予選を戦っている日本代表の試合の後もニュースで耳にしたり、新聞の記事で目にすることがある。

サッカーは相手チームより点数を多く獲った方が勝利を収めるスポーツである。
ジュニア年代の選手を指導していると、ほとんどの子どもがサッカーに初めて出会う年代であるため、あれこれ教えることがたくさんあると感じてしまうことがある。
練習でのミニゲームや対外試合などをした後は特に「あれが足りない」「これも教えなくちゃ」などと考えこんでしまう状態に陥りがちである。
しかし、サッカー<攻撃>の本質は『ゴールを奪う』ということ。子ども達が楽しい・うれしいと思う瞬間も『ゴールを奪った瞬間』ではないだろうか。
そういう意味ではシュートTrというメニューは非常に必要だと感じる。たとえ他にたくさんの課題が目に付いたとしても、まず先に手をつけなければいけないのではないかと思う。
もちろんやり方としてはたくさんの種類があると思うが、シュートを打つ状況をたくさん引き出せるトレーニングは絶対に必要であると感じるし、良い選手の育成という観点から考えてもこの年代で『攻撃の本質はゴールを奪うこと』ということを自然に身につけ、習慣づけさせることは重要である。

今日のミニゲームで、普段あまり点を獲らない子どもが2得点した。この子はどちらかというと、おとなしい感じの子である。静かに黙々と練習するタイプである。しかし今日は違った。点を獲った後、仲間の方に向かって笑顔でそして自慢げに走り出した。プロサッカー選手が得点したあと喜びを抑えきれずピッチ上を走り回るように。

喜びという感情を自然に表現した子どもの笑顔は最高だった。やはりシュートを決めるということはサッカーの中でもっとも重要なファクターである。

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