1分でも多く

本日のかすみＦＣウィスティリアの練習での1コマ。

いつものように最後のゲームを始めようと整列したその時、ある女性が道を尋ねに近づいてきた。その女性はどこかのサッカーグラウンドに行く途中で道がわからなくなったらしいが、どのグラウンドのことを言っているのか私も子供たちもわからなかった。
とりあえず思い当たるグラウンドについてあれこれ説明するが、グラウンド名やそこで活動しているチーム名がわからないので話が進まない。そのことについて5分以上は話したと思うが、堂々巡りの話が続いていたので、小学校の管理人の方がいる場所を伝えてそちらに聞きにいってもらうことにした。

さて、女性が立ち去ってゲームを始めようと子供たちに目をやったとき、ある子供が一言。
「あのおばちゃん何が言いたかったと？」

私が「場所を尋ねてきたんだよ」と当たり前のことを聞くなぁと思いながら答えると、「もう、早くゲームを始めようよ。時間がなくなっちゃう」との言葉。

その子供にしてみたら、女性が道を尋ねてきたことによってゲームの時間が短くなってしまうことが嫌だったようだ。

うん。ゲームがたくさんしたかったんだね。
そう。そんなにサッカーがしたいんだ。うれしいなぁ。
なんて思いながら、でも困った人に対しては親切に助けてあげることも伝えないとなぁなんて心の中で思っていた。

その子供にとってゲームは楽しいもの。
たくさんたくさんやりたいもの。

ずっとずっと楽しいものでありますように。
決して苦しい嫌なものになってはいけないよ。

そうならないように周りの大人が気をつけなくちゃ。
そう私がね。