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水辺の旅人 きまぐれブログ

ネイチャーフォトを楽しみ、追求するブログ

トンボ事件

2022-08-12 12:00:37 | 野鳥

蓮池のカイツブリは、元気に活動を続けています。

以前、ヒナたちがもっと小さかったころ、親鳥がトンボを捕ってきてヒナにやろうとしてました。しかし貰ったヒナは大きすぎて悪戦苦闘し、一羽が諦めたところを二羽めが捕っていったりしていましたが、結局は食べられなかったことがありました。今朝、観察していると、親鳥が大きなヤンマトンボを捕ってきました。

今度はどうするのかとみていますと、ヒナたちが集まってきたのですが、親鳥はすぐ渡さず、ずっと泳ぎ続けながら、それを振り回しながらおよいでいました。

それは、トンボをバラバラにしてヒナが食べやすくしているようでした。多分、以前のことを覚えていて、そんな行動をとったのでしょう。

何度も繰り返し振り回し、水にたたきつけるような動作を続けましたが、なかなかバラバラにはなりませんでしたが、親鳥は根気よく続けていました。

すこしずつ、ちぎれたところがでてき、後ろからついてくるヒナたちが、それをひろって食べているようでした。かなりエネルギーのいる行動だったらしく、その後カイツブリたちは少し休んでいました。

 

 


カイツブリの活動 Ⅱ

2022-08-10 08:39:49 | 野鳥

カイツブリの親鳥が、羽を広げて、何かを威嚇するような動きをしていました。なんだろう思ってよく見ると、草陰にヒナが縮こまっています。どうやら、親がヒナを怒っているようです。怒られているヒナは、しょんぼりしています。

ある時には、親鳥がヒナを追いかけて、ヒナは全速力で逃げている場面に出会いました。違うファミリーの領域に入ってしまって追い出されているのかと思いましたが、どうも違うようでした。

どうやらこれは、餌を採ろうとしないヒナを叱っているようでした。ヒナが大きくなってくると、給餌もしながら、時にはこのようなことをし始めるようです。自分で餌を採る力・技術を身につけないと、これから生きていけないからなのです。

そんな子育てをしながら、親鳥は子どもたちが成長していくことに力を注ぎ、子どもたちは次第に自分の力で餌を採り、さまざまな力をつけていくのです。


鳥たちの採餌の場面

2022-08-06 13:30:50 | 野鳥

鳥たちの餌を採る場面は、鳥たちの生命活動をモチーフにして撮ることの多いわたしには、作品展などをするときには欠かせないものとなります。先日も個展をしたときにも、その場面をかなり多く展示することとなりました。そのなかで、見に来てくださった方の多くが話題としてくださったものを思い返すと、次の作品がベストスリーだなと思いました。

まず、アオサギが田植えの終わってすこし苗が伸び始めたときにオタマジャクシなどを探しに来て、さかんに食べます。その一枚が、食べるときの習性で一度放り上げてそれを咥えなおすという動作の途中を撮ったものでした。

次に、秋にノビタキを狙って、畦で簡易椅子に座っていた時、横の竹杭に獲物を咥えたモズが留ったので、カメラを向けてシャッターを切ったときに、その獲物を落とした瞬間が撮れたものでした。

そして、もう一枚は、田園地帯のあぜ道を歩いているとき、やってきていたノビタキが、アオムシを咥えてきて、道に落とし、逃げようとするアオムシを追いかけて捕まえようとしている場面でした。

獲物を咥えている場面は比較的撮りやすいものの、そこでのハプニングや思いがけない動作は、なかなか出会うことが少ないものですが、それだけに鳥たちの生き生きとした生命活動を見ることができ、それを写真として表現できるからでしょうか。

これが、ネイチャーフォトとして撮ることの楽しさのひとつです。


カイツブリの活動

2022-08-06 07:54:33 | 野鳥

春から夏にかけて、多くの鳥たちがペアリング・巣作り・子育ての時期になります。いつも、その活動を見守り、そこでの親子の愛情や、子育ての苦労、ヒナたちの成長の過程などを撮りたくて、いろんなところに行きます。今年初めて、西山の麓の古刹の池で、カイツブリのつがいがやってきて、子育てを始めました。

初めて池の奥の蓮の葉の上に浮巣が作られ、親鳥とヒナがいるのを見つけましたが、ヒナは三羽でもうひとつ卵があるようでした。これは孵るのかなと思いましたが、後日行ってみると、ヒナが四羽と確認できました。

しかしながら、数日後に行くと、ヒナは三羽しか確認できませんでした。一緒にその様子を見ていた方と話をすると、そのヒナが孵ってすぐに、近くの木の陰にアオサギがじっと立っていたということで、狙われたのではと話しておられました。巣は木の枝が覆いかぶさっているところにあるのですが、天敵は多く、みんなが育つのはなかなか難しいようで、それが自然の厳しさでしょう。

給餌は続きます。蓮の花とともに撮れるので、雰囲気はいいのですが、構図はなかなか難しいものがあります。

ヒナが小さい頃は、巣の近くでの給餌が中心で、少し遠いところでした。そして、近づく人にはかなり警戒しているようでした。しかし、大きくなるにつれ、ヒナが遠くまで泳ぎ回り、近くでの給餌も見られるようになりました。もちろん、撮影は気配を消して行う注意が必要です。

さらに、ヒナが大きくなってくると、親鳥は給餌も続けますが、時々、寄ってくるヒナを威嚇するように、羽を広げてバタバタしたり、時にはヒナを追い回すような行動をとるのが見られます。どうもこれは、ヒナに自立を促して、自分で餌を採る練習をしなさいと言っているようです。自然の中で生きていく厳しさを教え、それにどう対処するかの力を学ばせることも、子育ての大きな課題であるようです。

 


『水辺の旅人 きまぐれブログ』/ブログたちあげました

2022-08-05 18:06:53 | 日記

わたしは、写真活動にとりくんでいます。とくに、ネイチャーフォトの分野で、自然を見つめ、その真実と人間とのかかわりを考え、自由な感性で、表現活動としての写真を追求する楽しさを追求したいと考えています。

ネイチャーフォトは、幅の広い分野です。自然風景も、山岳写真も、花・植物写真、動物写真と、さまざまな視点、問題意識からのアプローチもできます。

広い分野のどれもこれもを追求するのは、とても無理があります。ですからそのなかでも、わたしが中心としているのは、野鳥を被写体とした写真の作品づくりです。野鳥たちを被写体としながら、写真文化の基本をふまえ、どう作品としていくかは、難しいものですが、楽しさも多いものです。そして、その「作品づくりの楽しさ」の前に、「鳥たちとの出会いの楽しさ」があり、作品にはならずとも、「写真に撮る楽しさ」もあります。これはいわば、「バードウォッチングの楽しさ」と「野鳥写真を撮る楽しさ」であり、それはそれぞれに多くの人たちが楽しんでいます。

また、忘れてはならないのが、「自然から学ぶ」という視点も、ネイチャーフォトとして大切な視点だと思います。

このようなさまざまな視点から、わたしが写真活動をとおして考えたこと、思ったことを書くブログになればと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。