「チャングムの誓い」10話 サスペンス仕立て、呪いのお札！

チャングム！答えなさいよ～！！

今言わなかったら、取り返しがつかなくなるよ～～！！

皆様、何度もTVに向かって叫んだことでしょうね。

本当に今回は手に汗握る緊迫したシーンの連続でした。

チャングムの父が捕らわれ連れ去られるシーンを思い起こしてみても

それでもチャングムの命には代えられません。どうするのでしょうね。

 

さて先週の冷麺ですね。

ほら、転んだり中身を減らしたりしながらも無事おいしいお水を届けました。

水そのものが料理に合うということをチャングムは考えていたのでしたね。

ちょっと私は勘違いと言いますか、味付けを助けるようなお水（＝だし）かと

連想していました。とにかく王様の絶賛を受けて、無事課題クリアでした。

チャングムとヨンセンはその功績に対してテソンカンでの仕事ができるように

なりました。これで大手を振って母のレシピ帳を探せますね。ほっと一安心です。

ところでこの頃の朝鮮王朝の背景ですが

11代王には前妻（病没？）との間に王子が一人いました。

そこに後妻となった王妃が懐妊します。

もしこの後妻に男の子が生まれるようであれば先の王子の地位が

ややこしいことになります。継承争いで最悪、王子という身分さえなくなるかも。

そのために王妃に男の子が生まれないようにお札によって呪いをかけると

いうことがあったようです。これを王子をバックアップしているチェ一族が

手を染め支援していたということなのです。

そしてこの呪いのお札をクミョンがテソンカンに置いてくるということと相成りました。

クミョンも初めは拒否していたのですが、悟りを開いたのか結局受け入れています。

しかし、その後のセリフが素晴らしかった。

「これが定めなら受け入れます。しかしこんな定めは私の代で最後にしてみせます」

クミョンの定めとは、王子の後ろ盾となるチェ一族に生まれたということですね。

汚れ役を引き受けることで莫大な富を得、繁栄したきたと言うチェ尚宮でした。

　・・残念ながらクミョンのこの決意もこの回の終わりには崩れていましたけど・・。

 

ともあれテソンカンの柱の上に置くクミョンでした。（ごみやほこり等ないのかしら？）

一方、チャングムは母のレシピ帳を捜して同じく、柱の上を漁っています。

なかなか見つからないのですが、さまざまな経緯を通してついにヨンセンが

そのレシピ帳を落とします。それを拾い喜び、目を通し、満足なチャングム。

ごみも無く、キレイなままで落ちてきた帳面、さらにミョンイが去ってからそのまま、

上に置かれたままになっていたこと等には疑問がありますがこれはドラマですので

例によってやはりスルーということでしょうか。

しかしこれが結局、チャングムの首をしめることになりました。

ところで呪いの札ってどこかに忍ばせておくと効果を発揮するものでしょうか？

既にお腹には子供がいると言うのにその性別を変えてしまおうとする、

発想そのものが滑稽だったりします。しかし、古今東西、こういう呪術的なものは

いくらでもありましたよね。大真面目に呪いのお札などと騒いでいるのを見ると

おかしみがこみ上げてくるのですが、いけませんよ、ちゃんとこの時代の背景を

理解し、チェ一族の繁栄の仕組みも理解しながら、宮中生活を思いやって

いきましょうね・・・とか言いながら、もう、ふふふ、おかしくって・・・・・すまん。。。


チャングム、どうしよう、またピンチです。

蔵に監禁されるチャングム。水さえも与えられないとはひどすぎます。

ハン尚宮が一度訪れ、チャングムもようやく口を開きかけたというのに

残念！邪魔が入りました。

しかし、この最高尚宮様って、けっこう人格者であり、鋭い方でしたよね。

チェ尚宮が口を滑らせてお札の意味を話したことを敏感に察していたようでした。

仮にそのようなことがあったとしても女官一人には無理な話、黒幕は誰だと・・・

この「黒幕」が出たときに偶然とはいえ今の日本の耐震偽造の黒幕と噂される人を

連想し思わず、おおっと思いました。

もちろん偶然ですが本当にタイミングよかったですねぇ（笑）びっくりです。

どちらにも共通しますが人を陥れて、悪に手を染め繁栄したところでいい事は何も

ありません。いずれその報いは自分の元に返ってくるということです。

明日は役人に引き渡されて取り調べだと言われましたよ。

最後にもう一回だけ聞きましょう・・・と。

さあ、チャングム答えなさいよ。命が掛かってるのよ。。。。

　　　　　　緊迫したサスペンスは来週も続くようでした。楽しみですね！

 

 

　　　☆　今週のチョンホ様　☆

なんと三角関係勃発です！

その昔、幼いチャングムが月夜に目撃したクミョンのお別れ挨拶のシーン。

あの時の慕っていると言った初恋の方がチョンホ様だったのですね。

大人になっても思い続けているのでした。しかし、宮中の女性はすべて王の女。

それはチャングムも例外ではありませんけどね。

今週回も登場し、楽しませてくれました。でも例のノリゲを出すことも無く

まだまだあの時の助けてくれた人がチャングムとは気付いていません。

それでもノートを書いているチャングムに話しかけたりで大サービス。

一方、クミョンは不安な面持ちで嫉妬のかけらが見えています。

この先、このことでチャングムの足をひっぱることのないようにと祈ります。

　　☆　今週のチェ尚宮　☆

その昔、新人女官になりたての時、手を染めた悪事。

これってミョンイに罪を着せて毒殺しようとしたことですよね？

時はめぐりその娘が目の前にいるんですよ。

チャングム、母の悔しさを思い出して！

 

　　☆　今週のトック叔父さん　☆

呪いの札が何なのか、つき止めよとのお達しでした。

捜査官トック叔父さん。春画を謝ったりと、かなりやることは俗っぽい。

でもなぜか最高尚宮様からは信頼されていてこんな大役をもらいました。

相変わらず掛け合いの夫婦でしたが、本当に呪いのお札を怖がって

いましたね。占い師さえも恐れていたのですから当然でしょうか。

とにかく、捜査官としてのお役目は果たしました。

これがチャングムの無実を晴らすための役にも立ったといいですね。