ペ・ヨンジュン、ソン・イェジン主演の映画「四月の雪」(原題:外出)を見ました。ホ・ジノ監督の作品、初めて「良かった」と思えた映画でした。正直、「八月のクリスマス」「春の日は過ぎ行く」は途中眠気が襲い、最後まで見るのが必死という感じだったのですが、この「四月の雪」はほんと、良かったです。私がこう感じたのにも大きな理由があるようです。映画の感想も含め、それを解き明かしていきます。
インス(ペ・ヨンジュン)の妻とソヨン(ソン・イェジン)の夫、2人は事故の時一緒にいた。妻、そして夫に裏切られたインスとソヨンは同じ悲しみ、そして憎しみを共有することになる。そして次第にそれはお互いの妻、夫と同じ過ちを犯すことになる・・。
あらすじを書いていて、気づく。この映画を文章で書くのは難しい。それはおもいきりホ・ジノワールドであるから。少ない台詞と少ない情景描写。最低限の環境で物語が進んでいきます。ワンシーン、ワンシーン、観客に想像させ、知らないうちに自分も勝手にストーリーをくっつけたりしていたのです。それはホ・ジノ監督が望むところだったのか、それは分からないけどワンシーン、ワンシーン見ながらいろいろなことを考えてしまいました。。そして、映画を見終わって初めて気づいた。この映画の登場人物で記憶に残っているのは4,5人であること。2人の存在を際立たせるためか、余計な材料は必要ないのか、、ほとんどインスとソヨンの2人舞台。これもホ・ジノ監督の演出なのかな。ストーリー自体は別になんら特別なものでもなく、驚きもなければ、意外性もない。セリフ、情景描写が少なく、意外性も特にない、人間の日常の中に「不倫」という重いテーマを設定したホ・ジノ監督の作品でいかに主演の2人が苦労したかがひしひしと伝わってきた。
ホ・ジノ監督の作品で私が初めて「良い」と思った理由は恐らく、以前の作品を見たときよりあきらかに私の韓国語スキルが上達していること、そしてこの作品に対するペ・ヨンジュン、ソン・イェジン、ホ・ジノ監督の3人の話を聞いた事、によるものだと思います。ホ・ジノ監督の作品は韓国語で見ることをお勧めします。本当は字幕なしが良いです。インスが妻を見舞っているときやってきたのはインスの妻スジンの父親。そのとき、字幕では「お義父さん」と出ていましたが、実際にインスがしゃべったセリフは「オショッソヨ?」(直訳:「いらしたんですか・・?」)の一言。そのとき字幕がなければ、「この人はもしかしてスジンのお父さんなのかな。」と想像が働く。けれども、字幕では既に「スジンの父親」であることは言ってしまっているの字幕で見てしまうと想像は一切働かない。ホ・ジノワールドで余計な情報を字幕によって与えてはいけないのです。きっと。
主役の2人について。ペ・ヨンジュンの表情から立ち姿すべてに注目しました。セリフが少ない分、表情に目がいきます。彼が出したかった「苦悩」がよく伝わってきました。音楽をガンガンにかけて車の中で叫びながら歌うシーンは意外なシーンでしたね。そして、相手役のソン・イェジン。23歳にして人妻の役。23歳という年齢は一切感じません。そして今まで見たことのない下着姿に目が釘付けになりました。かなり細い体だと思っていたのに・・・。「人妻」感たっぷりでした。彼女はどの作品も髪型があまり変わらないイメージだけど、出る作品によって、印象が少しずつ違います。将来が楽しみな女優さんです。
友情出演ではあの冬ソナでヨングクを演じたリュ・スンスが出演していました。そう、ソヨンの夫役。セリフはゼロです(笑)。そして特別出演ではLOVEHOLICも。最後のコンサートシーンでチョコっと。S(エス)の曲はインスとソヨンが2人で行った喫茶店でかかっていました。ほんの10秒ちょっとかな。。
この映画のラストについて。予想したとおりでした。原題の「外出」というのがぴったりのラストだと思います。特に不満はありません。まあ、あーなるだろうなと。1つ、最後に、、ふと気づいたことが、、ソン・イェジン役の「ソヨン」という名前。誰にも呼ばれることがなかったような。。。あるワンシーン(ネタばれになるので書きませんが)で文字で見ただけです。これもホ・ジノ監督の演出だったのでしょうか。
評価:★★★★★
当ブログのペ・ヨンジュン来日イベント「APRIL SNOW-再会-」レポートはこちら。
ペ・ヨンジュン来日イベント『ARPIL SNOW-再会-』ご報告(その①)
ペ・ヨンジュン来日イベント『ARPIL SNOW-再会-』ご報告(その②)
ソン・イェジン来日レポートはこちら。
ソン・イェジンとの出会い
インス(ペ・ヨンジュン)の妻とソヨン(ソン・イェジン)の夫、2人は事故の時一緒にいた。妻、そして夫に裏切られたインスとソヨンは同じ悲しみ、そして憎しみを共有することになる。そして次第にそれはお互いの妻、夫と同じ過ちを犯すことになる・・。
あらすじを書いていて、気づく。この映画を文章で書くのは難しい。それはおもいきりホ・ジノワールドであるから。少ない台詞と少ない情景描写。最低限の環境で物語が進んでいきます。ワンシーン、ワンシーン、観客に想像させ、知らないうちに自分も勝手にストーリーをくっつけたりしていたのです。それはホ・ジノ監督が望むところだったのか、それは分からないけどワンシーン、ワンシーン見ながらいろいろなことを考えてしまいました。。そして、映画を見終わって初めて気づいた。この映画の登場人物で記憶に残っているのは4,5人であること。2人の存在を際立たせるためか、余計な材料は必要ないのか、、ほとんどインスとソヨンの2人舞台。これもホ・ジノ監督の演出なのかな。ストーリー自体は別になんら特別なものでもなく、驚きもなければ、意外性もない。セリフ、情景描写が少なく、意外性も特にない、人間の日常の中に「不倫」という重いテーマを設定したホ・ジノ監督の作品でいかに主演の2人が苦労したかがひしひしと伝わってきた。
ホ・ジノ監督の作品で私が初めて「良い」と思った理由は恐らく、以前の作品を見たときよりあきらかに私の韓国語スキルが上達していること、そしてこの作品に対するペ・ヨンジュン、ソン・イェジン、ホ・ジノ監督の3人の話を聞いた事、によるものだと思います。ホ・ジノ監督の作品は韓国語で見ることをお勧めします。本当は字幕なしが良いです。インスが妻を見舞っているときやってきたのはインスの妻スジンの父親。そのとき、字幕では「お義父さん」と出ていましたが、実際にインスがしゃべったセリフは「オショッソヨ?」(直訳:「いらしたんですか・・?」)の一言。そのとき字幕がなければ、「この人はもしかしてスジンのお父さんなのかな。」と想像が働く。けれども、字幕では既に「スジンの父親」であることは言ってしまっているの字幕で見てしまうと想像は一切働かない。ホ・ジノワールドで余計な情報を字幕によって与えてはいけないのです。きっと。
主役の2人について。ペ・ヨンジュンの表情から立ち姿すべてに注目しました。セリフが少ない分、表情に目がいきます。彼が出したかった「苦悩」がよく伝わってきました。音楽をガンガンにかけて車の中で叫びながら歌うシーンは意外なシーンでしたね。そして、相手役のソン・イェジン。23歳にして人妻の役。23歳という年齢は一切感じません。そして今まで見たことのない下着姿に目が釘付けになりました。かなり細い体だと思っていたのに・・・。「人妻」感たっぷりでした。彼女はどの作品も髪型があまり変わらないイメージだけど、出る作品によって、印象が少しずつ違います。将来が楽しみな女優さんです。
友情出演ではあの冬ソナでヨングクを演じたリュ・スンスが出演していました。そう、ソヨンの夫役。セリフはゼロです(笑)。そして特別出演ではLOVEHOLICも。最後のコンサートシーンでチョコっと。S(エス)の曲はインスとソヨンが2人で行った喫茶店でかかっていました。ほんの10秒ちょっとかな。。
この映画のラストについて。予想したとおりでした。原題の「外出」というのがぴったりのラストだと思います。特に不満はありません。まあ、あーなるだろうなと。1つ、最後に、、ふと気づいたことが、、ソン・イェジン役の「ソヨン」という名前。誰にも呼ばれることがなかったような。。。あるワンシーン(ネタばれになるので書きませんが)で文字で見ただけです。これもホ・ジノ監督の演出だったのでしょうか。
評価:★★★★★
当ブログのペ・ヨンジュン来日イベント「APRIL SNOW-再会-」レポートはこちら。
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TBありがとうございましたm(__)m
kaorio-ohnokさんのブログ読ませてもらって、四月の雪の意外な盲点、
冬ソナでヨングクを演じたリュ・スンスが出演してたのには、気付かなかった^_^;
うん、うんと頷きながらこちらを読ませていただきました。
私も少しは韓国語が分かるので、義父が来た時の字幕はあれ?と思いました。
やっぱり原語で全て理解が出来るといいのでしょうね。
ホ・ジノワールドで余計な情報を字幕によって与えてはいけない、なるほどです。
ところで、来日イベント報告①、②読ませていただきました。
とても素晴らしかったです。
またあの時の感動が蘇ってきました。
どうもありがとうございました。
始めまして♪
僕も「四月の雪」今日観てきました。
最小限の言葉と表情でというホ・ジノワールドがさらに深い領域に入った感じがしますね。
kaoriさんの言うように、僕も理解できるのであれば、字幕なして見てみたい気もしますね。
BoAちゃんのファンなんですね。
僕も2集時代からのファンです。
イ・スヨンも好きですし、またよろしくお願いします。
セリフは少なめですがやはり演技力が違うんですね。
とても気持ちが伝わってきました。BGMもとても良かったです。次回は(私の中の消しゴム)・・だったかな?タイトル忘れちゃったけど観てきます。これもすごい感動しそう!!同じ女優さんでるんですね。