Kaolu's diary~Leo nahenahe~

ハワイアンシンガーKaoluの日記。Leo nahenaheとはハワイ語で優しく甘い声、の意味。

No Country 5/6

2008-05-06 | Weblog
連休中に公開終了まぎわの映画「No Country」を見に行ってきました。
助演賞受賞だけど主役にしか見えないハビエル・バルデムの怪演、
すごいです。もうこの後どんな役やってもこの役柄のことは忘れないな。
コーエン兄弟の矛先はさらに鋭く、さびしいアメリカを卓越した技術で
浮かびあがらせます。
だけど、だけどさ!ちょっと死にすぎじゃない?
「トラフィック」のときも死にすぎだと思ったけど(もうばんばん殺される)、
救いと希望があった。たくましさも。だから今でも好きな映画です。

ハワイにかまけて、もう10年近くアメリカ本土に行ってない。
でもこの果てしなく退屈な、どうしようもない感じは理解できる。
希望のないモーテルとか。いや、ないかどうかわからないけどそういう
雰囲気がするのです。
ひとりひとりは良い人で、もちろん好きなところもいっぱいある国。
あらゆる影響を受けているし、大統領選挙の行方も気になります。
映画の原題は「No Country For Old men」。
原作のタイトルは「血と暴力の国」。うーむ、ノワールだ。
そして、オスカー4部門受賞です......。
コメント
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