Soccer Watcher ~KKのサッカー観戦記~

このBLOGでは、浦和レッズ、FC町田ゼルビアを中心に、日本サッカー界に関する様々な話題を掲載します。

日本代表 アルゼンチン戦・韓国戦まとめ

2010-10-13 10:55:01 | 日本代表
今月、日本代表はアルベルト・ザッケローニ新監督就任後、初の国際Aマッチを行いました。
8日(金)はアルゼンチン代表戦が、昨日は韓国代表戦が行われました。
今回は、その2試合についてまとめてみます。


アルゼンチン戦

8日(金)は、埼玉スタジアムでキリンチャレンジカップ2010・アルゼンチン代表戦が行われました。

強豪・アルゼンチンをホームに迎えた一戦、アルゼンチンは負傷から復帰したばかりのエース・FWリオネル・メッシも出場し、ほぼベストメンバーで挑みました。

前半は、序盤からアルゼンチンにペースを握られ、日本は押し込まれる展開となりました。
しかし、19分、日本はMF長谷部誠が放ったミドルシュートを相手GKが弾き、こぼれたところをFW岡崎慎司が押し込み、日本が先制に成功しました。
これを機に、日本も攻め込むようになり、その後も何度かチャンスを作りました。
前半は、1-0のまま終了しました。

後半、日本はアルゼンチンから猛攻を受けました。
しかし、GK川島永嗣の好セーブもあり、何とかこれを凌ぎました。
終盤、日本は相手コーナーキックからカウンターに持ち込み、途中出場のFW前田遼一が相手GKと1対1になりました。
しかし、前田のシュートは惜しくも相手GKに弾かれてしまいました。
終了間際には、アルゼンチンが日本のゴール正面の絶好の位置でフリーキックを獲得しました。
これをメッシが直接狙いますが、日本の守備陣の壁に当たり、クリアされました。
その直後に試合終了の笛が鳴り、1-0で日本の勝利となりました。

今回、日本は国際Aマッチで初めてアルゼンチンに勝利しました。
ザックジャパンの初戦は、日本サッカー界の歴史に残る勝利となりました。


韓国戦

昨日は、韓国・ソウルワールドカップスタジアムで国際親善試合・韓国代表戦が行われました。

アルゼンチン戦後、日本は川島、岡崎、MF本田拓也の3人が負傷により離脱してしまいました。
そのため、韓国戦はアルゼンチン戦からスタメンを4人入れ替えて挑みました。

日本は、今年、韓国とは既に2回対戦しており、2回とも敗れているため、今回は何としてでも勝っておきたいところでした。

前半は、序盤から日本のパスが上手く繋がり、日本がペースを掴みました。
15分に、DF駒野友一が空中で競り合った際に相手とぶつかり、負傷してしまい、DF内田篤人と交代するというアクシデントが起こりました。
ただ、その後も日本のペースで試合は進みました。
しかし、得点を奪うことはできず、そのまま前半を折り返しました。

後半、日本の選手は足が止まり始め、次第に韓国が主導権を握るようになりました。
時々、危ない場面も作られてしまいました。
しかし、川島の代わりに先発したGK西川周作を中心とした日本の守備陣が、これを抑えました。
結局、後半も得点は入らず、0-0で試合終了となりました。

韓国戦は、パスの精度は日本が勝っていましたが、フィジカルでは韓国の方が強いという印象を受けました。
今後、日本が韓国に勝利するには、フィジカルを強化させることが必要だと思いました。
それが、世界の強豪国に勝つチームになるためにも必要だと思います。


アジアカップに向けて

今回、日本はアルゼンチンと韓国と対戦し、1勝1引き分けという結果となりました。
これは、新監督の船出としてはまずまずの結果だと思います。
今後、ザッケローニ監督はチームに戦術を浸透させると共に、徐々に世代交代を図ってほしいと思います。
4年後のブラジルワールドカップまでに、どのようなチームが出来上がるのか非常に楽しみです。

今年の日本代表の試合は、昨日の韓国戦で最後となりました。
次の活動は、来年の1月7日(金)にカタールで開幕する「AFCアジアカップ カタール2011」です。
日本は、1次リーグはヨルダン、シリア、サウジアラビアと同じグループです。
アジアカップでは、2004年の大会以来、2大会ぶりの優勝を目指して頑張ってほしいと思います。