Soccer Watcher ~KKのサッカー観戦記~

このBLOGでは、浦和レッズ、FC町田ゼルビアを中心に、日本サッカー界に関する様々な話題を掲載します。

J1第29節 広島 vs 浦和 レビュー

2010-11-08 12:09:57 | 浦和レッズ
昨日、J1第29節2日目が開催されました。
浦和レッズは、アウェイでサンフレッチェ広島と対戦しました。
会場は広島ビッグアーチで、13:05キックオフでした。


前節、ホームでモンテディオ山形に敗れ、2連敗中の浦和は、今季リーグ戦3位以内に与えられる来季ACL出場権獲得に向け、もう1試合も負けられない状況となってしまいました。

その浦和は、昨日はDF宇賀神友弥が累積警告により出場停止でした。
更に、MF梅崎司とFWエスクデロ・セルヒオが先週の練習中に負傷し、離脱してしまいました。
そのため、昨日は2種登録選手のDF岡本拓也が先発出場し、MF高橋峻希も2試合ぶりに先発に復帰しました。
また、昨日はDF山田暢久がベンチスタートとなり、代わりにDF堀之内聖が昨年10月17日(土)の第29節・アルビレックス新潟戦以来の先発出場を果たしました。

昨日、浦和は岡本が右サイドバックで、DF平川忠亮は左サイドバックで出場し、最近左サイドバックで定着していたDFサヌはFWに入るという布陣で挑みました。


前半は、浦和ペースで進みました。
31分、FWエジミウソンが得点し、浦和が先制しました。
前半は、0-1で浦和のリードで折り返しました。

しかし、後半、広島がMF高萩洋次郎に代えてFW佐藤寿人を投入すると、流れが変わりました。
51分、FW李忠成の得点で広島が同点に追い付きました。

追い付かれた浦和は62分、MF原口元気に代えてMF鈴木啓太を投入し、鈴木がボランチに入りMF柏木陽介が1列前に上がりました。

その2分後の64分、ハプニングが起こりました。
浦和はサヌが相手ペナルティーエリア内で倒されますが、ファウルはなし。
これに怒ったカルステン・ナイチェルコーチがベンチ内の椅子を蹴飛ばし、退席となってしまいました。

これ以外にも、後半、浦和には何度か決定的なチャンスがありましたが、決めることができませんでした。

浦和は、84分にFWサヌに代えてFW高崎寛之を、86分にはDF岡本拓也に代えてMF濱田水輝を投入し、勝ち越し点を奪いに行きます。

1-1のまま迎えた後半ロスタイム。
佐藤に得点を許し、広島に逆転されてしまいました。
そして、そのまま試合終了。
浦和にとって非常に痛い敗戦となり、リーグ戦3連敗となってしまいました。


今季のリーグ戦は残り5試合で、浦和は3位・ガンバ大阪との勝ち点差は9となってしまいました。
そのため、来季ACL出場権獲得は非常に厳しくなってしまいました…。


第30節は、ホームでの京都サンガF.C.戦です。
会場は埼玉スタジアム2002で、11月14日(日)14:00キックオフです。

現在17位の京都は、次節敗れれば今季16位以下が決まり、来季のJ2降格が決まってしまいます。
そのため、J2降格阻止のために、必死になって戦うことが予想されます。
浦和にとっては、次節も非常に難しい試合になると思います。
しかし、ホームでの試合であるため、次節こそ浦和の勝利を期待したいです。


J1第29節

2010年11月7日(日)13:05キックオフ 広島ビッグアーチ

サンフレッチェ広島 2-1(0-1、2-0) 浦和レッズ

【得点者】
31分 エジミウソン
51分 李忠成(広島)
90+1分 佐藤寿人(広島)

入場者数:21,725人

JFL後期第14節 松本 vs 町田 レビュー

2010-11-07 10:51:19 | FC町田ゼルビア
昨日は、JFL後期第14節の1日目が開催されました。
FC町田ゼルビアは、アウェイで松本山雅FCと対戦しました。
会場は松本平広域公園総合球技場アルウィンで、13:00キックオフでした。


前節、ホームで横河武蔵野FCと戦い、終了間際の失点で惜しくも敗れてしまった町田は、昨日は絶対に勝ち、連敗だけは避けたいところでした。

対する松本は、今季リーグ戦で4位以内に入ればJリーグ入会の可能性が残されております。
しかし、前節ホームで佐川印刷SCに0-1で敗れてしまい、6位に後退してしまいました。
そのため、4位以内に入るためには残り試合を1つも落とせない状況でした。


試合は、17分、FW勝又慶典のゴールで町田が先制しました。
その後も、町田は何度か決定機を作りますが、追加点を奪うことはできませんでした。
前半は、0-1で町田のリードで折り返しました。

後半、試合は大きく動きました。
52分、町田・DF藤田泰成が自陣ペナルティーエリア内で松本・FW木島徹也のシュートを右手で弾いてしまい、一発退場となってしまいました。
更に、松本にPKが与えられました。
ただ、これはGK吉田宗弘がしっかりと抑え、失点は免れました。
しかし、町田は残り時間を10人で戦わなければならなくなってしまいました。
その2分後に、FW木村勝太が得点し、松本が同点に追い付きました。
しかし、75分、町田はまたしても勝又が決め、再び勝ち越しました。
そして、そのまま試合終了。
町田は、1人少なくなるという厳しい状況の中で、何とか勝ち点3を得ることができました。


後期第15節は、ホームでのブラウブリッツ秋田戦です。
会場は相模原市の相模原麻溝公園競技場(通称:相模原)で、11月14日(日)13:30キックオフです。

町田は、昨日、1人少ない状況でも勝てたことは非常に大きいと思います。
昨日の勝利により、モチベーションは上がっていると思います。
次節もしっかり勝ち、残り試合全勝する勢いで戦ってほしいです。

私は、次節は相模原まで観に行く予定です。
私にとって、相模原麻溝公園競技場に行くのは初めてとなります
今季、相模原で開催される町田のホームゲームは2試合ありますが、私が観に行けるのは次節のみのため、楽しみにしております


第12回JFL後期第14節

11月6日(土)13:00キックオフ 松本平広域公園総合球技場アルウィン

松本山雅FC 1-2(0-1、1-1) FC町田ゼルビア

【得点者】
17分 勝又慶典
54分 木村勝太
75分 勝又慶典

入場者数:6,396人

J1第29節 広島 vs 浦和 プレビュー

2010-11-05 10:53:08 | 浦和レッズ
明日と明後日は、J1第29節が開催されます。
浦和レッズは、明後日・11月7日(日)にアウェイでサンフレッチェ広島と対戦します。
会場は広島ビッグアーチで、13:00キックオフです。


今節の対戦相手である広島は、11月3日(水)に開催された2010 Jリーグ ヤマザキナビスコカップ・決勝を戦いました。
決勝ではジュビロ磐田と戦い、延長戦までもつれ込む大激戦となりましたが、3-5で敗れてしまいました。
広島にとってクラブ史上初タイトルが懸かった試合でしたが、惜しくも準優勝に終わってしまいました。
明後日の試合は中3日で挑むことになるため、広島にとって非常にハードスケジュールであります。


浦和は、前節、ホームでモンテディオ山形を攻め込みながら得点することができず、逆にフリーキックから失点し、0-1で痛い敗戦を喫してしまいました。
現在までにリーグ戦で2連敗と調子を落としています。

今節は、DF宇賀神友弥が累積警告により出場停止となります。
また、前節相手選手との接触で首の付け根を痛めて途中交代したDFサヌも、今節の出場は微妙です。
そのため、左サイドバックが非常に手薄な状況です…。
そこのポジションに誰が入るのか、監督の采配に注目したいと思います。

明後日の試合は、広島は中3日で挑みますが、浦和は1週間しっかり調整を行って来ているため、コンディション面では浦和が有利なはずです。
そのため、明後日こそは浦和の勝利に期待したいと思います

浦和は、前節敗れたことにより、今季のリーグ戦優勝の可能性は完全に消滅してしまいました。
しかし、まだ来季のACL出場権が与えられる3位以内に入る可能性はあります。
可能性が残されている限り、目の前の試合を真剣に戦い、勝利を目指してほしいと思います。


私は、明後日は観に行けませんが、いつも通り、精一杯浦和を応援します

ヤマザキナビスコカップ・決勝 磐田 vs 広島 観戦記

2010-11-04 13:30:00 | Jリーグ
昨日は、国立競技場で開催された2010 Jリーグ ヤマザキナビスコカップ・決勝を観戦に行きました。
今年の決勝のカードは、サンフレッチェ広島 vs ジュビロ磐田でした。

今年の決勝は、対戦カードが決まった時から地味な組み合わせになったと言われていました。
しかし、決勝であるため、面白い試合が期待できそうだと思い、観に行くことにしました。
結果的に、その予想は見事に的中することになるのですが、まさか、あそこまで面白い試合になるとは思ってもいませんでした


両サイドバックを欠く磐田

ジュビロ磐田は、現在、両サイドバックのDF駒野友一とDFパク・チュホを共に負傷で欠いております。
しかし、DF山本康裕とDF山本脩斗がその穴をしっかり埋め、チーム力低下を防いでおります。

エースであり日本代表のFW前田遼一とブラジル人FWジウシーニョの2トップも好調で、この試合でもこの2人の得点が期待されていました。


新戦力が台頭しつつある広島

広島は、つい最近までエースであるFW佐藤寿人が負傷離脱していました。
しかし、今まで控えだったFW李忠成がリーグ戦で現在までに6得点を挙げ、しっかり結果を残しております。
10月31日(日)のJ1第28節・横浜F・マリノス戦で佐藤が復帰してからも先発の座を守っており、この日も先発出場しました。
そのため、この試合でも新たなエースストライカーの得点が期待されていました。

また、このように選手層が徐々に厚くなりつつある広島が、交代枠をどのように使うのかも注目点でした。


磐田が試合の均衡を破る先制点

試合は、序盤から広島がポゼッションで上回り、パスを回しながら攻撃を組み立てますが、なかなか決定的なチャンスを作ることができませんでした。
逆に、カウンターから磐田がチャンスを作る場面が何度かありました。

36分、試合の均衡が破れました。
広島・GK西川周作のパスミスを磐田が拾い、MF船谷圭祐から左サイドに展開していたFW前田遼一に繋ぎ、前田がゴール前にクロスを上げました。
これに船谷が頭で合わせ、磐田が先制しました。
ボールを支配していた広島にとっては、ミスからの痛い失点となってしまいました。


ミキッチの突破から広島が追い付く

先制された広島も、反撃しました。
43分、MFミキッチが右サイドを突破し、折り返したところをFW李忠成が合わせ、広島が同点に追い付きました。

前半は1-1で終了。
両チーム共に1点ずつを取り、ハーフタイムに入りました。


ロングボールから広島が逆転

後半開始直後、再び試合が動きました。
48分、広島・MF山岸智が後方からのロングボールを受けて左サイドを突破し、最後はGKとの1対1を落ち着いて決めました。
広島にとって良い時間帯に、逆転に成功しました。


後半終了間際に前田のゴールで磐田が追い付く

磐田は失点後、すぐにDFイ・ガンジンを下げてDF大井健太郎を投入します。
その後は、磐田ペースで試合は進みました。

このまま負ける訳には行かない磐田は、得点を奪うべく、60分に先制点を決めた船谷に代えてMF菅沼実を投入し、77分にはFWジウシーニョに代えてFW山崎亮平を投入します。

磐田は、何度か決定的なチャンスを作りましたが、広島の守備陣に阻まれ、なかなか得点することができませんでした。

このまま広島が逃げ切るかと思われた89分、磐田が左サイドからのコーナーキックを獲得しました。
これに菅沼が頭で合わせ、広島の西川がこぼした所を前田が押し込み、土壇場で磐田が同点に追い付きました。

終了間際の同点劇でしたが、これは、これから起こるドラマの幕開けにしか過ぎませんでした。

結局、2-2で後半が終了し、今年のヤマザキナビスコカップ・決勝は15分ハーフの延長戦に突入しました。


連続ゴールで磐田が突き放す

延長戦に入ると、後半は防戦一方だった広島に疲れが見え始めました。
その広島を、磐田が攻め立てました。

102分、磐田は右サイドからのコーナーキックを獲得しました。
これに菅沼が合わせ、磐田が再び逆転しました。

その2分後には、磐田は失点後切り替えができていなかった広島からボールを奪い、最後は山崎がドリブルで持ち込んでシュート。
これが見事に決まり、磐田が2点差としました。


槙野がFKを直接決め広島が詰め寄る

しかし、広島もまだ諦めていませんでした。
延長前半ロスタイム、磐田のゴール前でフリーキックを獲得しました。
これをDF槙野智章が直接決め、広島が1点差としました。
その直後に延長前半が終了。
陣地を代えて、すぐに延長後半がスタートしました。


前田のボレーシュートで磐田が優勝を大きく手繰り寄せる

ものすごい激戦となってしまった今年のヤマザキナビスコカップ・決勝。
延長後半にも、やはり試合は動きました。

109分、磐田は前田が左サイドをドリブルで突破し、最後はボレーシュートを決めて、再び2点差としました。
さすがとも言うべき前田の素晴らしいゴールにより、磐田が勝負を決定付けました。


終了間際に広島がPKを獲得するも…

もう攻めるしかない広島は、その後総攻撃を開始しました。
しかし、2点差となり多少余裕が出て来た磐田は守備の意識を高め、広島の攻撃を防ぎ続けました。
広島は、なかなか得点を奪うことができませんでした。

延長後半ロスタイム、広島の選手が相手ペナルティーエリア内で磐田の選手に倒され、広島がPKを獲得しました。
これを槙野が蹴りましたが、磐田・GK川口能活が見事に止めました。
その直後に、試合終了。
交代選手もしっかり結果を残した磐田が大激戦を制し、2010 Jリーグ ヤマザキナビスコカップ優勝を達成しました。


決勝MVPは前田!

試合終了後、すぐに表彰式が開始しました。
まず、準優勝の広島が表彰されました。

次に、優勝した磐田の選手達が表彰台に上がり、トロフィーとメダルを受け取りました。
続いて、決勝MVPの発表が行われ、受賞者は、前田に決まりました。
2ゴールを挙げて優勝に大きく貢献したエースが、納得の受賞を果たしました。


常勝軍団磐田復活に向けて

磐田は、ヤマザキナビスコカップは1998年以来、2度目の優勝となりました。
また、タイトル獲得は2003年シーズンの天皇杯以来、7シーズンぶりとなりました。

かつては常勝軍団と呼ばれ、毎年優勝争いに加わり、数多くのタイトルを獲得した磐田も、近年は低迷が続き、J2降格争いにも巻き込まれました。
一昨年は入れ替え戦で勝利し、何とかJ1残留を果たしたという苦い経験もしました。

その磐田が今回タイトル獲得に成功したのは、もちろんFW前田遼一の活躍が大きいです。
しかし、他の要因には、若手選手の成長があります。
この試合で得点を決めたMF船谷圭祐とFW山崎亮平をはじめ、DF山本康裕、DF山本脩斗、MF上田康太など、成長著しい若手選手が磐田には大勢います。

今後、磐田が再び常勝軍団となるためには、若手選手達の更なる成長が欠かせません。
磐田が、今回のタイトル獲得を足掛かりとして、再び黄金時代を築くことができるのか、注目したいです。


2010 Jリーグ ヤマザキナビスコカップ・決勝

2010年11月3日(水)14:09キックオフ 国立競技場

ジュビロ磐田 5-3(1-1、1-1、2-1、1-0) サンフレッチェ広島

【得点者】
36分 船谷圭祐(磐田)
43分 李忠成(広島)
48分 山岸智(広島)
89分 前田遼一(磐田)
102分 菅沼実(磐田)
104分 山崎亮平(磐田)
105+3分 槙野智章(広島)
109分 前田遼一(磐田)

入場者数:39,767人



11月の観戦予定

2010-11-02 15:00:00 | 日記
月日が流れるのは早いもので、昨日から11月になってしまいました

つい先日まで暑い日が続いていたと思ったら、先週あたりから急に寒くなって来ましたね
今年は、このまま冬になってしまうのでしょうか


ここで、今月の観戦予定を掲載します。
今月、私は以下の試合の観戦を予定しております。

・11月3日(水) 14:05キックオフ 2010 Jリーグ ヤマザキナビスコカップ・決勝 ジュビロ磐田 vs サンフレッチェ広島 (国立競技場)
・11月14日(日) 13:30キックオフ JFL後期第15節 FC町田ゼルビア vs ブラウブリッツ秋田 (相模原麻溝公園競技場)
・11月17日(水) 19:00キックオフ 第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会・4回戦 浦和レッズ vs ジュビロ磐田 (埼玉スタジアム2002)
・11月23日(火) 14:00キックオフ J1第32節 横浜F・マリノス vs 浦和レッズ (日産スタジアム)
・11月27日(土) 14:00キックオフ J1第33節 川崎フロンターレ vs 浦和レッズ (等々力陸上競技場)

今月は、以上の5試合の観戦を予定しております。

17日の天皇杯4回戦は、埼玉スタジアムに行くか、味の素スタジアムで行われるFC東京 vs ジェフユナイテッド千葉を観に行くか、それとも等々力陸上競技場で行われる川崎フロンターレ vs モンテディオ山形を観に行くか迷いましたが、結局埼玉スタジアムに行くことにしました。
味の素スタジアムや等々力陸上競技場は家から近いので、そちらに行こうかとも思ったのですが、やはり浦和レッズを応援したいため、埼玉スタジアムまで行くことにしました。

23日と27日は、まだ予定がはっきりしないのですが、浦和の試合であり、神奈川県内で行われる試合であるため、なるべく観に行きたいと思います。


とりあえず、明日はヤマザキナビスコカップ・決勝のジュビロ磐田 vs サンフレッチェ広島を観に行きます。
対戦カードが決まった時から地味な組み合わせになったと言われている、今年のヤマザキナビスコカップ決勝。
しかし、両チームとも、タイトル獲得に向けて必死に戦うことは間違いありません。

磐田にとっては、優勝すれば7シーズンぶりのタイトル獲得となります。
久しぶりにタイトルを獲得し、黄金時代再来への足掛かりとしたいところです。

広島としては、優勝すればクラブ初のタイトル獲得となります。
ペトロヴィッチ体制となって5年目の広島は、監督が標榜するポゼッションフットボールがかなり成熟して来ました。
ここで1つタイトルを取り、その成果を見せたいところです。

明日のヤマザキナビスコカップ決勝、とても楽しみです