●新子の家の暮らしぶりのモデルとした『昭和のくらし博物館』には、
昭和26年の家屋が「家族の歴史の痕跡」ごと丸々一軒保存されていた。
もうひとつ映画の大切な舞台、新子の家の内側も作らなくてはなりません。
小金井の「江戸東京たてもの園」にはちょうどよい感じの家がないので、貴伊子の家とは対称的な風情を求めて、別の場所に行くことにしました。
東京・大田区の「昭和のくらし博物館」です。
博物館というと構えた外観を思い浮かべてしまいますが、昭和のくらし博物館は昭和26年に建てられたふつうの家が丸々一軒、昔の風情のまま保存されているのでした。
内側は写真撮影禁止でしたので、博物館のサイト([http://www.showanokurashi.com/])で様子を見てください。
昭和のくらし博物館は、館長であり、生活史の研究家である小泉和子さんのご実家そのものです。
小泉さんは、戦前戦後の着物や、食べ物や、家具や、その他様々に渡る生活の細部の著書を書いておられて、しかも写真が豊富な本ばかりでしたので、以前からとても参考にさせていただいていました。
実際に生活されていたこの家の中には、ひとつの家族の歴史がそこにあり、家族の人々の匂いがあちこちに染み付いています。特に、お父さんの書斎の鴨居の上にかけられていた娘さん(つまり、館長)がスケッチした仕事するお父さんの絵は、その前から離れたくなくなってしまうような、なんだか心に染み入るものを感じてしまいました。家族の歴史・・・・・・。このあたりから、原作では触れられていない「貴伊子のお母さん像」を作り上げる上で、貴重なヒントをいただいてしまいました。
昭和26年の家屋が「家族の歴史の痕跡」ごと丸々一軒保存されていた。
もうひとつ映画の大切な舞台、新子の家の内側も作らなくてはなりません。
小金井の「江戸東京たてもの園」にはちょうどよい感じの家がないので、貴伊子の家とは対称的な風情を求めて、別の場所に行くことにしました。
東京・大田区の「昭和のくらし博物館」です。
博物館というと構えた外観を思い浮かべてしまいますが、昭和のくらし博物館は昭和26年に建てられたふつうの家が丸々一軒、昔の風情のまま保存されているのでした。
内側は写真撮影禁止でしたので、博物館のサイト([http://www.showanokurashi.com/])で様子を見てください。
昭和のくらし博物館は、館長であり、生活史の研究家である小泉和子さんのご実家そのものです。
小泉さんは、戦前戦後の着物や、食べ物や、家具や、その他様々に渡る生活の細部の著書を書いておられて、しかも写真が豊富な本ばかりでしたので、以前からとても参考にさせていただいていました。
実際に生活されていたこの家の中には、ひとつの家族の歴史がそこにあり、家族の人々の匂いがあちこちに染み付いています。特に、お父さんの書斎の鴨居の上にかけられていた娘さん(つまり、館長)がスケッチした仕事するお父さんの絵は、その前から離れたくなくなってしまうような、なんだか心に染み入るものを感じてしまいました。家族の歴史・・・・・・。このあたりから、原作では触れられていない「貴伊子のお母さん像」を作り上げる上で、貴重なヒントをいただいてしまいました。