皆無斎残日録

徒然なるままに、日々のよしなし事を・・・・・

レジストリ漫歩

2009年05月17日 15時40分09秒 | コンピュータ

私は、時々レジストリの中をのんびりと覗き歩きしてみます。またGoogleで検索しても見つからない、初めて経験するトラブルに会った時も、関係する英単語を手掛かりにレジストリの中を捜しまわります。二度ほどそんな経験がありました。ここで詳しくは話しませんが、Word2007へのMathアドインの組み込みと、IE7へのWindows Live Toolbarの組み込みに関してのことでした。
レジストリ操作に関しては、明確に分かっていること以外、余計な変更設定をしてトラブルになっては困りますのでしません。ここに書いてあることを参考に何か設定変更をされて、トラブルになっても当方は関知いたしませんので自己責任でお願いします。どうぞ悪しからず。では

既定のプログラムは下図のように4つの機能があります。今回はその中の「既定のプログラムの設定」の話です

一番上の「既定のプログラムの設定」を選ぶと下図の様になります。ちなみにこれはInternet Explorer8です)を選択しています。

「このプログラムの規定を選択する」を選ぶと次のようになります。「このプログラムを既定として設定する」を選ぶと、有無を言わさず、次の画面の「プログラムの関連付けを設定します」で「すべて選択」を選ぶのと同じことになりますのでご注意を!

次の図は、「既定のプログラムを設定します」画面で、Outlookを選択して、「このプログラムの規定を選択する」をクリックした場合です。

さて、これらの登録情報はレジストリのどこにあるのでしょう。
下図のようにRegisteredApplicationsキーに登録されています。

上の右ペインが下図です。「既定のプログラムを設定します」画面でリストアップされているアプリケーションの登録情報エンントリがあります。
次にそのうちの一つ、Internet Explorerエントリーのデータ値を見てみますと、何やらキーを指し示しているようです。そこを見てみましょう。

ここですね。アプリケーション名キー直下の値エントリーにはプログラムに関連する情報が登録されています。

Capabilitiesキーの下には、FileAssociationsMIMEAssociationsUrlAssociationsStartmenuのうち、全部ある場合もあれば、1個の場合もあります。登録アプリーケーションによって違うようですね。名前を見れば、ほぼ何を意味するか想像がつきそうです。
Capabilitiesキー直下のエントリにはApplicationDescrptionApplicationNameApplicationIconなどの値エントリがあります。これも登録アプリーケーションによって何があるかはまちまちです。ApplicationDescrptionはあるのが普通です。これは、通常、「既定のプログラムを設定します」画面でのアプリケーション説明欄の内容そのものか、説明文のある場所を指し示す情報です(今回のIE8の場合iexplorer.exe内のリソース番号-706

FileAssociationsキー内のエントリーはその名の通りファイルの関連付け情報です。

MIMEAssociationsキー内のエントリーはMIMEファイルタイプの情報です。

UrlAssociationsキー内のエントリーはURL関連付け情報です。

Startmenuキーは「スタートメニューのカスタマイズ」の「スタートメニューに表示する」にある「インターネットリンク」の一覧にリストアップされているアプリケーションであることを示します。

「スタートメニューのカスタマイズ」の「スタートメニューに表示する」にある「インターネットリンク」と「電子メールリンク」の一覧にリストアップされているアプリケーションはHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Clientsキー下のStartMenuInternetキーにブラウザソフトが、Mailキーに電子メールソフトが登録されています。そしてCapabilitiesキーの下にはStartMenuキーが存在します。ただ、ここに登録されているIEXPLORER.EXEキーにはCapabilitiesキーはなく、それは先程のところにあります。

「スタートメニューのカスタマイズ」の「スタートメニューに表示する」にある「インターネットリンク」をInternet Explorerに、「電子メールリンク」をOutlookに設定するのは、ここでも出来ますし、「既定のプログラム」の「プログラムの関連付けを設定します」でも設定出来ます。

そのアカウントでどのブラウザソフトやメールソフトが選択されているかは、下記のレジストリキーに設定されているようです。

次にOutlookの場合はどうでしょう

やはり、アプリケーション直下のエントリーにいろいろプログラムに関連する情報が登録されています。

Outlookの場合、「既定のプログラムを設定します」画面でのアプリケーション説明欄の内容そのものが、ここに直接登録されています。

ファイル関連付け情報です。

URL関連付け情報です

「スタートメニュー」の「スタートメニューに表示する」にある「電子メールリンク」の一覧にリストアップされているアプリケーションであることを示します。

総じて、意外とわかりやすい構成ですね。アプリケーションを更新したりすると、時折、「既定のプログラムを設定します」画面に同じアプリケーションが二つリストアップされていたりしますが(GoogleDesktopなど)、そんな時はRegisteredApplicationsキーのエントリーにも二つ同じものがあますので一つ削除します。



↑ありがとうございます↑

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