皆無斎残日録

徒然なるままに、日々のよしなし事を・・・・・

尖閣諸島事件ビデオ

2010年11月06日 13時37分53秒 | 思想・哲学

尖閣諸島事件のビデオが出た。


 


中国に対し、斯くも阿諛追従し媚び諂う、親共産の媚中主義者達に牛耳られた民主党政権では出さないとなっていたので、内心起こればいい、起こって欲しい、と考えていたことが起こった。


 


幾ら中国に媚び諂うといっても、苟も日本国の政府なのである。それなのに、何故に中国側の邪悪不正の証拠が斯くも明白な動画を公開しなかったのか、その思惑は奈辺にあるのか、禁じた本人の口から、直接耳で聞きたいものだ。


 


かってあった、組織の中で悪くなっていく自らの立場を起死回生逆転させんがために、正義漢面をしてイタチの最後っ屁にように行った警察官の内部告発とは、もとより質を異にしているのである。


 


現場で職務を誠実に実行する者の誇りと愛国心、それを踏みにじる政府の愚策への憤懣、そして自らの生活、それらの狭間での苦渋が感じられて切ない。撮影者の名前がテロップでそのまま出ているのも作為を感じなくて好感が持てる。


 


中国の不正には媚び諂い、事勿主義でうやむやにする政府だが、自国民のこういう行為には追及の手を緩めないだろう。
今は無名の士よ、暴かれて解雇されたなら、その時は正々堂々と積もる思いを吐露せよ。


 


西郷隆盛はかくも言っているぞ。


 



國の凌辱せらるゝに當りては、�圷令國を以て斃るゝ共、正道を踐み、義を盡すは政府の本務也。然るに平日金穀理財の事を議するを聞けば、如何なる英雄豪傑かと見ゆれ共、血の出る事に臨めば、頭を一處に集め、唯目前の苟安を謀るのみ、戰の一字を恐れ、政府の本務を墜しなば、商法支配所と申すものにて更に政府には非ざる也。



 


日本国民にとって、中国に対する見方、考え方、対処の仕方を考え直す絶好の機会とならんことを願うのみだ。事勿主義は後になって大過を招く。


 



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