カンレの日記

還暦の年から始まったブログ、いつの間にか古希そして喜寿を迎えた日々のこと。思いのままに。

吉田さんの話で思うこと・・・あら?涙が・・・

2010年03月25日 | 思い出話

最近になって、何気なく口にした初めて聞く夫の話です。

T会社に勤めていた若い頃(40年前)のことだそうです。

吉田さんの経営するY会社が倒産してしまい

吉田さんは、新入社員として夫の職場に入社してきて

Y会社再建のために働いていたそうです。

その時、一人で働いても再建の道は厳しいので

吉田さんの両親、家族みんなを働かせてほしいとの要望に

T会社も応え、吉田さんの奥さん、吉田さんの両親

結局4人が同じ会社(職場は違う)で働き頑張ったそうです。

そして、数年後

吉田さんのY会社再建のめどがついたので・・・と

夫が勤めていたT会社をめでたく退社。

その時、吉田さんがお世話になったからと

一冊の本を夫においていってくれたそうです。

その本は、中国の歴史書だったとか・・・

後に、夫は、その一冊の本からいろんな広がりがあり

長い人生の中で生きる為の大きな指標にもなったようです。

そして、子ども達への躾、教えの中にも頻繁に出てきて

私も、子ども達も、聞き飽きるほど聞かされてきました。

なぜそんなに・・・と思っていた訳が

カンレ結婚40年にして、初めて知ったことでした。

40年連れ添っていても

夫婦って知らないことがあるものだと・・・・・

今だからこそ、話し合える時間がとれたのかと・・・・・・・・・・

ま、それは置いておいて・・・

会社再建のために、家族みんなで黙々と働き支えあい

再建できた吉田さんにも拍手を送りたい気持ちでした。

それに、T会社の寛容な採用も

今時では考えられない思いやりの会社だったのだと

改めてあの頃の企業の考え方にも

すばらしいものがあったと感動したのでした。

高度成長期で働く場はたくさんあったかも知れませんが

従業員を、とても大切にしてくれた記憶がよみがえってきました。

人との出会い

家族の支えあい、企業の思いやり、職場で地域での・・・

これからもそんなことを考えて生きたいですね。

吉田さんは、今どうしているかなぁ・・・

あらこれを読み返しているうちに・・・涙がポロリ・・・

ありゃ~ これ、なんで~

コメント (6)
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