日々是好食日

食べることが大好きなので、食に関すること、農に関することを中心に書きつづります。

観察すること

2009-09-15 08:04:21 | ひとりごと
暑い夏が終わって、
あっという間に秋でした。
今年は”夏”って感じの日が
少なかったような気がします。
9月もいつもは残暑が厳しかったり、
雨が多かったりなのに、
今年はとても過ごしやすく、
いいですね。

温暖化、異常気象などが
話題になる前の気候は
こんな感じだったのでしょうか?

ずーっとあわただしく過ごしていて、
家でPCを開いてもたまったメールを見るだけ
という生活が続き、
なかなかブログにまでたどりつけませんでした。

ようやく、最近少し気持ちも落ち着き、
やっと今日立ち上げることができました。


遅ればせながら、
無農薬・無肥料で奇跡のりんごを作った
木村秋則さんの著書
りんごが教えてくれたこと
を読みました。

2年くらい前にNHKの「プロフェッショナル」
に出ていたのを見てから、
ずっと気になっていたのですが、
ようやく。

木村さんがこの著書の中で言っているキーワードは
観察すること」。

今の農業は、表面だけ見て、
作物が何をしたら一番気持ちがいいのか、
そういう視点でできていない。
自然栽培で作物を育てるということは、
じっくり回りの環境(農業の場合は特に土!)
を含め、観察することで見えてくるものがある、
そのようなことを全編にわたって
教えてくれていました。

2ヶ月前の更新で松本先生の食箋による
食事療法でひとまずは合格をいただいたことを
書きました。
私も病気になって、
自分の体を観察することが
いかに大事か、とてもわかってきました。

今筋腫のある場所を毎日どんな状態だろう、
と見ることで、
昨日の自分の生活を振り返ったり、
食べたものを振り返ったり、
その結果出てくる便を振り返ったり、
毎日その繰り返しでなんとなく
わかってくるものがあります。

食箋をはじめたばかりのころは、
食べてはいけないものを食べてしまったときは、
罪悪感でいっぱいでしたが、
今は少しはみ出ても
修正する余裕というか、
物事を大きく捉えて、戻していくことができる。
それも観察をすることでなんとなく自分のペースが
見えてきたのかなと思います。

最近整理をしていたら、
まだマクロビオティックを始める前(今から6年前)
につけていた食べたもにの日記が出てきました。

その内容といったら、今では考えられないほど、
食事と呼べるものではなく、
菓子パンとヨーグルトだったり、
ゼリー状の簡単朝食だったり。
毎食コンビニか外食、
家でご飯をたいている日がほとんどありませんでした。

当時は仕事も忙しく、
目の前のことで精一杯でした。

今の筋腫ができる素地を作った時期に
いろんなところに出ていた軽い症状、
(花粉症がひどくなったり、左手の平にだけできた痒い水泡など)
も真剣に受け止めず、
自分の体を観察していなかったのが
今の病気になっています。

そんなことを頭で整理し、ようやく理解できたな
と思わせてくれた1冊でした。


皆さんもぜひ読んでみてください。
農業をとてもやってみたくなる1冊でもあります!
日本の農も大丈夫と思えます!