神奈川シニア連合ブログ

神奈川シニア連合の日々の活動等を記載します。

神奈川シニア連合第26回定期総会が開催されました

2017-11-23 13:32:17 | 日記
【「生まれ、学び、働き、家族を作り、老いていく」こうした人生のステージを安心して送れる社会をつくろう】
をメインスローガンに据えた神奈川シニア連合(会員32,171名)の発足以降25周年を記念する第26回定期総会は11月22日(火)13時0分から横浜市の「ワークピア横浜」で代議員、傍聴者、役員、来賓等130名が出席し開催されました。本年は25周年の節目の年でもあるので2部構成として1部は総会、2部アトラクションで行われました。

 総会は鈴木副会長(基幹労連)の司会で始まり、議長団に青木(自動車総連)山本(自治労)の両代議員を選出し進行が行われ

会長挨拶として永井会長(自治労)から「別記」の挨拶がありました。

引き続き連合神奈川柏木会長から「①11月9日開催の連合神奈川大会で決定した役員体制②社会保障を支える人口減少という大きなテーマについてどう考えるか③これらに携わる非正規労働者等への人生プランを保証する労働運動の推進④総選挙結果は安倍政権への楔が希望と立憲へとなってしまった。連合の選挙の係わりは中央で議論しているので今暫く猶予を頂きたい」等の挨拶を受けました。
 来賓挨拶では日本退職者連合・人見会長、神奈川県・松岡労政福祉課副課長、横浜市・奥津雇用労働課長、、全労災神奈川県本部・元重本部長からそれぞれ挨拶を受け、神奈川県労福協・菅野事務局次長、中央労働金庫神奈川県本部・高橋都県統括部長、エル・ビー・エー山本代表取締役、神奈川県生協連・丸山専務理事、ワークピア横浜・大野統括部長を紹介し、最後に議長から立憲民主党・阿部知子衆議院議員と川崎市長のメッセージが読み上げられました。
 議事に入り、経過報告、会計報告を池田事務局長(電力総連)、監査報告を角掛監査(JAM)が報告し承認されました。
 引き続き、第1号議案として「運営規則の改定と役員任期の延長について(案)」を池田事務局長が提案し承認されました。その後第2号議案「活動方針(案)」を高橋副会長(自動車総連)第3号議案「予算(案)」を池田事務局長から提案され、それぞれ満場一致で採択され第4号議案として「役員の改正(案)」を東谷事務局次長(情報労連)から提案し承認されました。更に山本総会議長より「スローガン(案)」、臼井副会長(退女教)より「総会宣言(案)」が提案され満場一致で採択されました。
その後、退任される役員表彰・感謝状贈呈、新旧役員挨拶があり、加納副会長(UAゼンセン)の閉会挨拶、永井会長の音頭で「団結頑張ろう」を三唱し15時30分に第1部の第26回定期総会は恙なく終了しました。
第2部は15時45分から峰事務局次長(JEC連合)の司会により柳家一琴師匠の「落語」出し物は「妾馬(めかうま)」の一席で大いに笑い、

最後は紙切りを披露し新田顧問の似顔絵を切り良く似ているので皆で歓声をあげ16時40分に締めとなりました。


※ 2018年度活動方針、スローガン、総会宣言はここをクリック下さい。(PDFであります
「別記」
 永井神奈川シニア連合会長挨拶
神奈川シニア連合を代表して挨拶を申しあげます。柏木連合神奈川会長、人見日本退職者連合会長をはじめ多くの来賓の皆さんには、お忙しいなか本総会に御出席いただき誠にありがとうございます。
また、総会に出席の代議員の皆さん!大変ご苦労さまです。シニア連合25周年目となります本総会は、大変盛り沢山の内容となりますが、総会運営につきましては、ご協力いただきますようよろしくお願い致します。
ワークピア周辺は銀杏が見事に色付き一年で最も美しい時期を迎えています。 しかし、今年はちょっと冬の到来が早いようです。体には気を付けていただきたいと思っています。
さて、先の衆議院選挙ですが、結果は選挙前に予想がついたこととはいえ、 自民党圧勝という結果に終わったことは極めて残念ですが、小池さんに排除された民進党の議員さんで立ち上げた立憲民主党の大奮闘、メディアからさんざん叩かれた割には50名が当選した希望の党もそれなりに頑張ったと思っていま す。
特に希望の党は一強他弱の政治状況を打破するとして立ち上げたのですから、 持てる者と持たざる者に深く分断し、戦争の危機を煽りたてる安倍政権を倒す為に「反自民」に徹し、立憲民主党、希望の党が互いに切磋琢磨し、国民の声に耳を傾け「平和と安心•安定」を第一に事に当たっていただきたいと思いま す。政治状況は、まだまだ流動的のようですので今しばらくは様子を見ることにしたいと思っています。
次に、私たちシニア連合の中心課題である社会保障問題ですが、衆議院選挙の結果を待っていたかのように先月25日、財政制度等審議会で来年度の社会保障制度の財務省見直し案の議論がスタ一卜いたしました。財務省の見直し案は、 医療の分野では、診療報酬を2%半ば以上のマイナス改定、費用がかかる急性期 病床の削減、75歳以上の患者の窓口負担の引き上げ、介護の分野では介護報酬 のマイナス改定、訪問介護の1日の報酬上限の設定、質の低い通所介護の報酬引き下げが提案されており、子育てや生活保護、生涯者福祉の分野でも見直し案が多く出されています。
これまでも社会保障の分野では多くの項目が改悪され、もうこれ以上の改悪は許されないとの態度で運動を進めてきましたが、更なる改悪案が示されているのです。私たちは断固反対の姿勢で臨んでいきたいと考えています。
次にアベノミクスについてでありますが、日本経済は、アメリカや中国等新興国の景気に支えられて絶好調といわれています。日本のGDPは、7四半期連続プラスで、人手不足が大きな問題となっています。しかし、実質賃金は地 を這うごとくゼロに近い状況で、個人消費はマイナスの状況が続いています。 非正規労働者は増え続けており、日本経済はいびつな成長を続けていると思います。さらに収入格差が広がり、子供の6人に1人が就学援助を受けているのが実態です。
孫の世代にツケを回し、貧困層を増大させ、社会保障を劣化させるアベノミ クスをこれ以上存続させてはなりません。日本は取り返しのつかない状況に追い込まれること間違いなしと言われています。アメリカやEUでは既に金融引き締めや金融緩和からの方向転換を図りつつあります。世界の趨勢に遅れをとってはいけません。
衆議院選挙の結果、私たちシニア連合は、前原さんや小池さんの失態で、産別で支持する政党が異なるという厄介な問題を抱えることになりました。しかし、私たちはより充実した地域包括ケアシステムの確立を合言葉に高齢者運動を展開してきましたし、この運動目標は何ら変更する必要はありません。安倍政権に対抗する勢力として団結を強めていきましよう。
本日の総会は、神奈川シニア連合結成25周年記念総会であります。私たちの 高齢者運動がさらに前進し、次の25年を展望する総会となるよう皆さまの真摯 な討議をお願いし、会長としての挨拶とさせていただきます。