神奈川シニア連合ブログ

神奈川シニア連合の日々の活動等を記載します。

年頭挨拶 神奈川シニア連合 永井碩夫会長

2016-01-01 09:17:54 | 日記
永井会長

安倍内閣の姿勢に大きな不安
高齢者運動を力強く展開


新年、あけましておめでとうございます。
 無事、新年を迎えられたことを、会員の皆様と共に喜びあいたいと思います。
 私は、昨年11月27日の第24回定期総会において、会長に就任いたしました自治労出身の永井と申します。淺学菲才の身でありますが、精一杯努めさせていただきますので、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
 さて、政治の貧困、政治家の劣化が叫ばれて久しいものがありますが、1975年、「地方の政治」を掲げて神奈川県知事に就任した長洲一二さんが、就任直後、当時の白根副知事の問いに、「革新とは、遠い未来を見つめること」と答えた話を最近思い出しました。「革新自治体」という言葉は、今や「死語」に等しいものでありますが、「少子高齢化」の時代が既に到来しているにも関わらず、未だ対応が定まらず相変わらずのドタバタ劇を繰り返している政治の現状を思うにつけ、長洲さんの言葉の重みを感じているところです。また、「遠い将来を見つめる」どころか戦前回帰の政治志向を強める安倍内閣の姿勢には、大きな不安を感じざるを得ません。
 私たち神奈川シニア連合は、連合神奈川、日本退職者連合の指導のもと、2025年ショックともいわれる世界に例を見ない高齢化の波に誤りなき対応を探りつつ、また格差時代における「弱者」に手を差し伸べる高齢者運動を力強く展開していきたいと考えています。
 最後に、最近見かけて心に残った言葉を紹介し、新年のご挨拶とします。
 
「祓(はら)いのけることはしないで、
  穢(けが)れたままで
  救うということ、
  これを私は愛と言い
  慈悲というのです」
   鈴木 大拙