1990年から第27回目の神奈川シニア集会は、連合神奈川構成組織の各産別退職者会、中央労働金庫神奈川県本部に所属する「中央ろうきん友の会」会員、全労済そして各界の来賓等303名が参加し3月22日(水)13時30分から横浜市・ワークピア横浜で開催されました。
集会は2部構成で行われ、第1部はシニア連合・池田事務局長の司会により講演として横須賀市健康部地域医療推進課・川名理恵子課長による「医療と介護が連携する在宅医療ー最後まで住み慣れた場所でー横須賀市の取り組みから」を1時間に亘り横須賀市の地域包括ケアシステム構築の取り組み内容を聴きました。
講演の資料はここをクリック下さい。(PDF)
第2部は第27回神奈川シニア集会をシニア連合・臼井副会長の司会進行により開催。先ず主催者を代表して永井実行委員長(神奈川シニア連合会長)から(下欄別記)挨拶がありました。
引き続き柏木連合神奈川会長から「①連合神奈川の政策活動に協力を頂いていることに感謝する②横須賀市の講演を聴き将来を見据えた人口問題変化を現役の共有する取り組みをする③春闘は大手が2%でぎりぎりの前進があった。これを中・小産別に波及をさせたい④長時間労働の問題は労働組合の役割が重要になる⑤今年の地方選は横浜市長・川崎市長選があるが現在地域連合で議論、検証をしている⑥総選挙は民進党の応援団として生活者の目線に立った候補者を支援する」等の挨拶の後、市川神奈川労福協事務局長からの挨拶。来賓として阿部日本退職者連合会長、神奈川県、横浜市、川崎市、関係福祉団体、鈴木ろうきん友の会会長からの祝辞を受けた後、相模原市、民主党、社民党からのメッセージが紹介されました。
引き続きシニア連合・高橋副会長から「基調報告(案)」の提案、労働金庫・栗澤調査役から「中央ろうきん友の会への加入のすすめ等」、全労済・高橋担当から「セカンドライフも保障の備えは全労済で」の報告があり全体の拍手により承認されました。そして途中に、国会の合間に馳せ参じた「牧山ひろえ参議院議員」から国会の情勢報告があった後に、シニア連合・伊奈幹事から「スローガン(案)」、シニア連合・遠藤幹事から大きな声で「集会アピール(案)」を提案し、それぞれ全体の拍手で承認され、本集会の締めとして、「団結頑張ろう」を永井実行委員長の音頭で「あらゆる世代が手を結び安心・信頼の社会保障制度を確立しよう」と唱え全員が拳を上げ大きな声でガンバローを三唱し本集会は16時20分シニア連合・加納副会長の閉会挨拶で恙なく終了しました。
基調報告 スローガン アピール はここから(PDF)
「別記」永井実行委員長挨拶
私は永井と申しますが、実行委員会代表としてご挨拶申し上げます。
ご来賓の皆様には年度末の大変お忙しい中、又、気ぜわしい中お越し頂き、誠に有難う御座います。
又、ご参加頂いた300名近い多くの皆様、大変ご苦労様です。
さて、時は今、桜花爛漫の候を迎え、大変過ごし易い季節となりました。どうか皆様には、海へ、山へ出かけ、春を満喫して頂きたいものだと思っていますが、島崎藤村の若菜集という詩集に、春の海を詠った有名な詩がありますので、紹介したいと思います。
わきてながるるやおじおの そこにいざなううみの琴 しらべもふかし
ももかわの よろずのなみをよびあつめ ときみちくればうららかに
とおくきこゆるはるのしおのね
というものですが、ご存じの方も多くいらっしゃることと思います。
しかしうららかな春の風景とは逆に、私の心象風景は、霞がかかったように憂いが満ちているように思います。
私が毎日のように買い物に出かける茅ヶ崎のスーパーマーケットが先週倒産しましたが、この3月に閉店するデパートも幾つかあるように聞いています。
安倍首相が声高に主張する景気回復は、何処にあるのでしょうか。勿論、インターネット販売という新しい商品販売等が盛んになって来ているという問題もあるように思いますが、景気回復途上にあるという安部さんの言葉と裏腹に、私たち庶民には、消費不況はまだまだ続いているように思います。
景気回復とは、大震災の復興工事で潤い、又、オリンピック関連工事で潤うゼネコンのことだと思わざるを得ません。
又、新しい時間外労働の法規制案が明らかになりましたが、時間外規制の話は、大学を出たてのうら若き電通の女性社員の自殺という大変悲惨な事件を機に大いに盛り上がったものですが、例外として忙しい時の時間外労働を100時間か100時間未満にするかという過労死ラインを遙かに超えたところに焦点が移り、首相の判断で100時間未満ということで決着がついたと聞いています。さらに、月平均の時間外規制は月平均80時間という過労死ラインすれすれのところに併せ、休日労働は時間規制外ということになる様です。これでは何の為の新しい時間外規制かと言わざるを得ません。日本は使用者の声が強く、労働者の声は一顧だにされないことがはっきりしたように思います。
その他に、その独善的な主張に世界中の非難が集まっているアメリカのトランプさんに、世界に先駆けおべっかを使っているのも安部さんで、これでは日本は世界の嫌われものになってしまうように思いますが、ロシアのプーチンさんに対しても同様であるように思います。
国内においては、持てる者と持たざる者の大きな溝を作り出している安倍首相の考え方は、何が何でも経済と軍事において世界の強国にのし上がっていきたいということでしかありません。
勿論、経済も大事ですが、もっと大切なことは安心・安全な社会であり、命を大切にする社会です。社会保障を切り捨てるでなく、社会保障を充実させ、人々が暮らし易い穏やかな社会の創造を目指すことが政治の役割だと思います。
又、エコノミックスアニマルと言われるような日本でなく、世界から尊敬される日本でありたいものだと強く思います。
今、森友学園の事件に端を発して、ようやく安倍政権が揺るぎ始めてきました。しかし、安部首相、稲田防衛相、それに豊洲事件の石原元東京都知事と言われる日本の右翼政治家が、森友学園事件や豊洲市場事件とどう関わりを持っているのか解明されるのを深く見守って行きたいと思います。
以上日頃感じていることを申し上げましたが、何時行われる不透明でありますが、民進党を中心とした野党勢力が今度の総選挙においては、政権奪還の礎となることを期待し、皆さんの奮闘をご期待申し上げたいと思います。
又、高齢者を取り巻く諸問題については、高齢者問題解決に向けた皆様の発進力を強めて頂くことをお願いし、ご挨拶とさせて頂きます。有難う御座いました。
集会は2部構成で行われ、第1部はシニア連合・池田事務局長の司会により講演として横須賀市健康部地域医療推進課・川名理恵子課長による「医療と介護が連携する在宅医療ー最後まで住み慣れた場所でー横須賀市の取り組みから」を1時間に亘り横須賀市の地域包括ケアシステム構築の取り組み内容を聴きました。
講演の資料はここをクリック下さい。(PDF)
第2部は第27回神奈川シニア集会をシニア連合・臼井副会長の司会進行により開催。先ず主催者を代表して永井実行委員長(神奈川シニア連合会長)から(下欄別記)挨拶がありました。
引き続き柏木連合神奈川会長から「①連合神奈川の政策活動に協力を頂いていることに感謝する②横須賀市の講演を聴き将来を見据えた人口問題変化を現役の共有する取り組みをする③春闘は大手が2%でぎりぎりの前進があった。これを中・小産別に波及をさせたい④長時間労働の問題は労働組合の役割が重要になる⑤今年の地方選は横浜市長・川崎市長選があるが現在地域連合で議論、検証をしている⑥総選挙は民進党の応援団として生活者の目線に立った候補者を支援する」等の挨拶の後、市川神奈川労福協事務局長からの挨拶。来賓として阿部日本退職者連合会長、神奈川県、横浜市、川崎市、関係福祉団体、鈴木ろうきん友の会会長からの祝辞を受けた後、相模原市、民主党、社民党からのメッセージが紹介されました。
引き続きシニア連合・高橋副会長から「基調報告(案)」の提案、労働金庫・栗澤調査役から「中央ろうきん友の会への加入のすすめ等」、全労済・高橋担当から「セカンドライフも保障の備えは全労済で」の報告があり全体の拍手により承認されました。そして途中に、国会の合間に馳せ参じた「牧山ひろえ参議院議員」から国会の情勢報告があった後に、シニア連合・伊奈幹事から「スローガン(案)」、シニア連合・遠藤幹事から大きな声で「集会アピール(案)」を提案し、それぞれ全体の拍手で承認され、本集会の締めとして、「団結頑張ろう」を永井実行委員長の音頭で「あらゆる世代が手を結び安心・信頼の社会保障制度を確立しよう」と唱え全員が拳を上げ大きな声でガンバローを三唱し本集会は16時20分シニア連合・加納副会長の閉会挨拶で恙なく終了しました。
基調報告 スローガン アピール はここから(PDF)
「別記」永井実行委員長挨拶
私は永井と申しますが、実行委員会代表としてご挨拶申し上げます。
ご来賓の皆様には年度末の大変お忙しい中、又、気ぜわしい中お越し頂き、誠に有難う御座います。
又、ご参加頂いた300名近い多くの皆様、大変ご苦労様です。
さて、時は今、桜花爛漫の候を迎え、大変過ごし易い季節となりました。どうか皆様には、海へ、山へ出かけ、春を満喫して頂きたいものだと思っていますが、島崎藤村の若菜集という詩集に、春の海を詠った有名な詩がありますので、紹介したいと思います。
わきてながるるやおじおの そこにいざなううみの琴 しらべもふかし
ももかわの よろずのなみをよびあつめ ときみちくればうららかに
とおくきこゆるはるのしおのね
というものですが、ご存じの方も多くいらっしゃることと思います。
しかしうららかな春の風景とは逆に、私の心象風景は、霞がかかったように憂いが満ちているように思います。
私が毎日のように買い物に出かける茅ヶ崎のスーパーマーケットが先週倒産しましたが、この3月に閉店するデパートも幾つかあるように聞いています。
安倍首相が声高に主張する景気回復は、何処にあるのでしょうか。勿論、インターネット販売という新しい商品販売等が盛んになって来ているという問題もあるように思いますが、景気回復途上にあるという安部さんの言葉と裏腹に、私たち庶民には、消費不況はまだまだ続いているように思います。
景気回復とは、大震災の復興工事で潤い、又、オリンピック関連工事で潤うゼネコンのことだと思わざるを得ません。
又、新しい時間外労働の法規制案が明らかになりましたが、時間外規制の話は、大学を出たてのうら若き電通の女性社員の自殺という大変悲惨な事件を機に大いに盛り上がったものですが、例外として忙しい時の時間外労働を100時間か100時間未満にするかという過労死ラインを遙かに超えたところに焦点が移り、首相の判断で100時間未満ということで決着がついたと聞いています。さらに、月平均の時間外規制は月平均80時間という過労死ラインすれすれのところに併せ、休日労働は時間規制外ということになる様です。これでは何の為の新しい時間外規制かと言わざるを得ません。日本は使用者の声が強く、労働者の声は一顧だにされないことがはっきりしたように思います。
その他に、その独善的な主張に世界中の非難が集まっているアメリカのトランプさんに、世界に先駆けおべっかを使っているのも安部さんで、これでは日本は世界の嫌われものになってしまうように思いますが、ロシアのプーチンさんに対しても同様であるように思います。
国内においては、持てる者と持たざる者の大きな溝を作り出している安倍首相の考え方は、何が何でも経済と軍事において世界の強国にのし上がっていきたいということでしかありません。
勿論、経済も大事ですが、もっと大切なことは安心・安全な社会であり、命を大切にする社会です。社会保障を切り捨てるでなく、社会保障を充実させ、人々が暮らし易い穏やかな社会の創造を目指すことが政治の役割だと思います。
又、エコノミックスアニマルと言われるような日本でなく、世界から尊敬される日本でありたいものだと強く思います。
今、森友学園の事件に端を発して、ようやく安倍政権が揺るぎ始めてきました。しかし、安部首相、稲田防衛相、それに豊洲事件の石原元東京都知事と言われる日本の右翼政治家が、森友学園事件や豊洲市場事件とどう関わりを持っているのか解明されるのを深く見守って行きたいと思います。
以上日頃感じていることを申し上げましたが、何時行われる不透明でありますが、民進党を中心とした野党勢力が今度の総選挙においては、政権奪還の礎となることを期待し、皆さんの奮闘をご期待申し上げたいと思います。
又、高齢者を取り巻く諸問題については、高齢者問題解決に向けた皆様の発進力を強めて頂くことをお願いし、ご挨拶とさせて頂きます。有難う御座いました。
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