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皮算用内閣、朝令暮改政権

2009-10-15 20:32:19 | 日々是精進
皮算用内閣、朝令暮改政権

補正予算見直しで、会社の仕事も打撃を受け始めています^^;

先ほど、菅直人がNHKの番組に出演していた。彼の話を聞いていると、マニフェストに掲げた政策をどう実現したらいいかに苦労していることがよくわかる。

前政権が成立させた補正予算を白紙にして、本来必要とされるべき予算までも削減してしまうのは、自民党は無能で、民主党は聡明であることを印象づけるためのイメージ戦略なのかなあと勘ぐってしまう。

自民党政権を否定した上に今の民主党政権ができたのであるから、前政権時代の政策を否定し続けなければ存在意義がなくなっちゃうのかな。だとしたら、支持率が落ちたら日本タタキに狂奔する韓国みたいだ。

公共工事がすべて無駄というのもおかしな話で、
金は使わなきゃ回らない。金が回れば仕事が増え、失業者も減って、プラスの循環作用に転化する場合だってある。
世界恐慌時代のアメリカは、ニューディール政策で同じようなことやって不況克服したんだから、工事すべて悪というのは極端すぎる。

じゃあ公共工事を止め、どうやって雇用の確保をするのかというと、それが不鮮明だ。
政府は失業者の受け皿として、介護や福祉、農業を考えているらしいが、そう簡単にいくものではないだろう。

またお金に困っている人に、お金を渡すだけでは根本的な解決にはならない。
子供手当、高速無料化、高校無料化、母子加算復活、などなどなど、
あれよこれよ、とお上がお金をくれる。

でもこれって我々の税金が使われるのよね。正直、憤慨ものだ。これこそ無駄遣いだ。
俺の税金返せ。

そうそう、先日CATVで大岡越前をみていたら、こんなエピソードがあった。

さる殿様のお姫様(工藤由貴)が城を抜け出し、昔世話になった?町人の住む長屋へと向かう。生活に困っているようにみえたので、大金(5両)をぽんと渡す。
それをみた加藤剛は、「お金を渡すだけでは解決しない。彼らの生活が豊かになるためにも、仕事を増やし、社会をよくしなければならない」と諭す。

今の政府はこの姫と同じ。なーんにも考えていない。江戸時代にも劣っているぞ。情けない。

また選挙前と選挙後で、政策が二転三転しているのはおかしいが、そこを攻める声がなかなかあがらないのが不思議。自民党政権時代とは大きな差だ(差別に近い)。民主党応援団のマスコミや左派コメンテーターがわんさかいるせいか?
だとしたら、今の政権成立の功労者は、アサヒとTBSになるんだろうな。

最近耳にしたなかで、もっともあきれ果てたのは、国債の話。
「赤字国債を刷らず、消費税も上げない、けれど予算は確保する!」なんて大見得切ったのに、ここにきて方向転換とはみっともない。結局選挙に勝つためを目的に、嘘百百を並べ立てたのが民主党のマニフェストなのではないだろうか。

何十年後に、皮算用内閣、朝令暮改政権とか、呼ばれるのかしらね。