ひあたり良好

今日もいい天気。外へ行こう

ノリノリのトランペットに気分爽快 「THE SIDEWINDER」

2010-06-22 20:39:03 | ジャズ
ノリノリのトランペットに気分爽快 「THE SIDEWINDER」

夏も近づいてきたので、しっとり系のピアノジャズはちょっと一休み。
陽気でノリノリのジャズを聴くぜ♪とばかりに、CDショップで手に取ったアルバムは、
LEE MORGANの「THE SIDEWINDER」。

一曲目から有名だよなんてことを知人に聞かされ、
早速再生してみると、テンポのよい軽快なリズムといっしょに、聴いたことのあるフレーズが。そうか、これが「THE SIDEWINDER」だったのか。

このアルバム、ジャズと言うよりはロックに近い。
都会の夜、ウイスキーグラスを片手に...なんて気取ったヤツには向かないね、これ。

私のようなジャズ初心者にはちょうどよいほどに、難しくない曲ばかり^^;
聴いているだけでとことん楽しめる。難しい蘊蓄なんていらない。

ちょっと単調目な「THE SIDEWINDER」よりも、より軽快でアップテンポの激しい「Gary's Notebook」や「Boy,What A Night」がお気に入り。

くそ暑い梅雨空を吹き飛ばせ!なんて勢いで、冷房のかかったリビングで寝る前にガンガンかけて聴いてます。オススメ。

ジャズ キース・ジャレットにハマル「星影のステラ」

2010-03-19 00:01:04 | ジャズ
ジャズ キース・ジャレットにハマル「星影のステラ」

ジャズのCDを聴き始めてからもうすぐ2年が経過する。
ソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」を皮切りにして、
ビル・エバンス、ジョン・コルトレーン、マイルス・デービスなど、集めたCDは30枚を越えた。

最近お気に入りというかハマってしまったのが、キース・ジャレット。
もともとピアノジャズがお気に入りで、ビル・エバンスやオスカー・ピーターソンをよく聴いていた。
そこにキースの「メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー」を聴いてみたら、、、その旋律の美しさに、思わず聞き入ってしまった。その後、「ケルンコンサート」でさらに魅了され、今回「星影のステラ」を購入してしまった。

「星影のステラ」はライブアルバムだけあって、序盤こそ静かな曲だけど、後半はノリノリ♪ 美しいピアノの旋律に、キースのうなり声がいいかんじに場を盛り上げる(うなり、ない方がイイんだけどなあ^^;)。

ビル・エバンスのピアノも美しいが、キースとはまた異なる。ビルのピアノは、人生の苦悩や葛藤、喜びや悲しみを表現しているような感じなのだが、キースのはとにかく美しい。自然や宇宙といった、人間とは別の世界を奏でているようにきこえてくる。

今度車でもジャズを聴こうかな♪

ジャズ・ブルーノート名盤1100! 

2009-06-28 09:15:49 | ジャズ

ジャズ・ブルーノート名盤1100!  

ブルーノート創立70周年記念として、EMIからブルーノートCDの、BEST & MORE 1100 キャンペーンが開始された。
なんと、名盤CDが、1100円のプライス。これは買わずにはいられない。

人気ランキング100位までのアルバムを順次1100円で発売するという。
いやあ太っ腹。そしてジャズをかじり始めた初心者には大変嬉しいニュースだ。

第一弾は上位の50枚。もう常連・名盤ばかりが列ぶ。
第一位は、ジョン・コルトレーンの『Blue Train』だった。納得。
人気どころは一通り集めたつもりだったけどまだまだ未熟。今回購入したのは、以下の3枚。

ヴィレッジ・ヴァンガードの夜/ソニーロリンズ
アウト・トゥ・ランチ/エリック・ドルフィー
スピーク・ライク・ア・チャイルド/ハービー・ハンコック

ロリンズがたまらなくかっこいい。
しばらく自宅リビングのBGMは、ジャズが流れることでしょう。

応募券1枚でプレゼントが当たるキャンペーンもやっているので、
嫁と二人でこぞって参加した。全部で6通の応募(赤×3,青×3)。

あたるかしら^^;

□青キャンペーン
http://www.emimusic.jp/jazz/bluenotebestmore/

□赤キャンペーン
http://www.emimusic.jp/jazz/bnjf/


総括:2008 酒とジャズの日々

2008-12-30 11:36:45 | ジャズ
総括:2008 酒とジャズの日々

今年一年を振り返ってみると、実にいろいろなことが起きた。
自分自身や周りの環境が大きく変わり、とにかく変化の大きな一年だった。

そんな私は、春先にジャズにハマってしまった。
産経新聞で週一連載されている『酒とジャズの日々』がそもそものはじまり。
三十路になって、少しは落ち着いた音楽でも聴きたいなと思っていた心の隙間に見事にはまったような感じ。

一番始めに購入したのが、SONNY ROLLINS "SAXOPHONE COLOSSUS"。
今年最後の購入が、Miles Davis "Love Songs"。

一番聴いたのは、、やっぱりBill Evansかな^^; ピアノの旋律が美しいです。
次はColtraneとOscar Peterson。これらが上位3人。とりあえずさりげなく曲をかけていた。

このマイブームは、たぶん来年も継続することでしょう。

○Art Blakey
"A NIGHT AT BIRDLAND,vol"
"Moanin'"
○Bill Evans
"Waltz for Debby"
"You Must Believe in Spring"
"Portrait in Jazz"
"I Will Say Goodbye"
○Billie Holiday
"Strange Fruit"
○SONNY CLARK
"COOL STRUTTIN'"
○GERRY MULLIGAN
"Night Lights"
○Helen Merrill
"Helen Merrill with Clifford Brown"
○Kenny Burrell
"Midnight Blue"
○Miles Davis
"Love Songs"
"Miles Davis Complete vol1"
○Cannonball Adderley
"Somethin' Else"
○Benny Goodman
"Live at Carnegie Hall: 1938 Complete"
○Oscar Peterson
"We Get Requests"
"The Way I Really Play"
"Solo"
○John Coltrane
"Blue Train"
"Ballads"
○Jimmy Smith
"The Cat"
○Ella Fitzgerald
"Ella at the Opera House"
○Jackie McLean
"Swing, Swang, Swingin' "
○Weather Report
"Heavy Weather"
○SONNY ROLLINS
"SAXOPHONE COLOSSUS"
○Herbie Hancock
"Maiden Voyage"

ジャズ入門 Bill Evans "You Must Believe in Spring"

2008-11-20 20:51:56 | ジャズ
Bill Evans "You Must Believe in Spring"

今回紹介するのは、Bill Evansの「You Must Believe in Spring」。
直訳すると、「春はきっとくるよ(いや来ない)」。
タイトルが語る通り、悲しい旋律が続く。

Bill Evansのピアノは繊細であるとよく表現されるが、このアルバムに限っては、物悲しさを感じてしまう。

別れた妻の自殺、兄の自殺、Bill本人も薬物中毒となり、このアルバムが生涯最後の一枚となる。まさに「破滅的な状況のなかで表現された悲しみの極致」といえる。

1曲目の「B Minor Waltz」は妻へ、4曲目の「We Will Meet Again」は兄へ、
永遠の別れを告げた曲。

そんな悲しいくらいに美しい旋律を、じっくりと耳を傾けてしまう自分がいる。
冬だからだろうか。でも(きっと)春はくるさ。



1. B Minor Waltz (For Ellaine)
2. You Must Believe in Spring
3. Gary's Theme
4. We Will Meet Again (For Harry)
5. Peacocks
6. Sometime Ago
7. Theme from M*A*S*H (Suicide Is Painless)
8. Without a Song [#][*]
9. Freddie Freeloader [#][*]
10. All of You [#][*]

ジャズ入門 John Coltrane "Blue Train"

2008-10-01 20:19:09 | ジャズ
ジャズ入門 John Coltrane "Blue Train"

最近ご無沙汰なこのエントリ。でもジャズに飽きたわけではなく、いろいろと入手しては、楽しんで聴いています♪

今回紹介するのは、John Coltraneの「Blue Train」。
ジャズファンの間では、とにかくもう絶賛されているアルバムで有名。
「至高の愛(A LOVE SUPREME)」が難しいという評判を聞いて、Coltraneをちょっと敬遠していたのだけれど、
ジャケットがあまりにもクールでかっこいいので、思わず買ってしまった^^;

さて曲の方だけど、名盤と言われているだけあって、どれもいい!
最近手に入れたジャズアルバムの中でも、イチオシの一枚。

お気に入りは、「4. I'm Old Fashioned」。暖かみと深みのあるメロディーにメロメロにされてしまう。
当然のことながら、「1. Blue Train」もすばらしい。他に、「5. Lazy Bird」も気に入っている。

次は、「Ballads」か「A LOVE SUPREME」かな。

1. Blue Train
2. Moment's Notice
3. Locomotion
4. I'm Old Fashioned
5. Lazy Bird
6. Blue Train [Alternate Take]
7. Lazy Bird [Alternate Take]

ジャズ入門 Bill Evans "Portrait in Jazz"

2008-07-23 18:07:09 | ジャズ
ジャズ入門 Bill Evans "Portrait in Jazz"

今回紹介するのは、Bill Evansの『Portrait in Jazz』。
Oscar Petersonを聴いてピアノのジャズが好みであることに気づいたので、
Bill Evansの名盤、『Portrait in Jazz』に手を伸ばしてみた。

Oscarのピアノが生命力溢れる躍動の旋律なら、
このBill Evansのピアノは、緻密さと華麗さと物悲しさに包まれた旋律といえる。

1曲目の Come Rain Or Come Shine で瀟洒にキメ、
2曲目の Autumn Leaves で心が揺さぶられる。
お気に入りは5曲目の When I Fall In Love 、ゆったりと聴かせる演奏にうっとりとしてしまう。

Bill Evansはこのアルバムの他にも、『Waltz for Debby』『I Will Say Goodbye』『You Must Believe in Spring』などの名盤がズラリとある。

ピアノジャズを集める楽しさは、まだまだ尽きそうにない。

1. Come Rain or Come Shine
2. Autumn Leaves [Take 1]
3. Autumn Leaves [Mono Version][*][Take]
4. Witchcraft
5. When I Fall in Love
6. Peri's Scope
7. What Is This Thing Called Love?
8. Spring Is Here
9. Someday My Prince Will Come
10. Blue in Green [Take 3]
11. Blue in Green [Take 2][*]

ジャズ入門 Bud Powell "The Scene Changes"

2008-07-12 23:55:23 | ジャズ
ジャズ入門 Bud Powell "The Scene Changes"

引越の整理も片付いたので、ジャズ再開^^;
今回紹介するのは、Bud Powellの「The Scnene Changes」。
Oscar Peterson以来、どうも私はピアノジャズがお気に入りらしい。

いろいろな書籍でも紹介されているとおり、このアルバムの目玉は、
一曲目のCleopatra's Dream。「日本で爆発的な人気」と評されるだけあって、
誰でも知っている曲だ。
でもこのアルバムの魅力は、目玉だけでない。全編にわたって軽快なピアノのリズムが響く。5曲目のBorderickなど、まるでCMソングのように、自然と耳に染み渡る。

ノリノリではないけど、しっとりでもない。気取らないサウンドが心地よい。


1. Cleopatra's Dream
2. Duid Deed
3. Down with It
4. Danceland
5. Borderick
6. Crossin' the Channel
7. Comin' Up
8. Gettin' There
9. Scene Changes
10. Comin' Up [Alternate Take][*]

ジャズ入門 Oscar Peterson "We Get Requests"

2008-05-25 00:20:36 | ジャズ
ジャズ入門 Oscar Peterson "We Get Requests"

昨年12月に逝去したOscar Peterson。
今回手にしたのは、そんなOscarの名盤『We Get Requests』(邦題『プリーズ・リクエスト』)。

1曲目からピアノの旋律に釘付けとなる。
まるでピアノが生きているかのように、繊細で軽やかに響くメロディー。
愉快でもあり、悲しく切なげな曲が続く。どれも胸を張ってオススメできる名曲ばかり。
個人的には、4曲目のPeople、6曲目のYou Look Good To Me がご贔屓。

日本のジャズピアニストの上原ひろみ嬢は、子どもの頃、この『We Get Requests』を聴いて感動を覚え、音楽の世界に身を投じようと決心したという。

Oscarのピアノは、しばしば「聴く人を幸せにするピアノ」と言われる。決して大げさな表現ではない。
このアルバムは、聴く人の心を動かすピアノの名盤である。

1. Corcovado (Quiet Nights of Quiet Stars)
2. Days of Wine and Roses
3. My One and Only Love
4. People
5. Have You Met Miss Jones?
6. You Look Good to Me
7. Girl from Ipanema
8. D & E
9. Time and Again (Don't You Think?)
10. Goodbye, J.D.

ジャズ入門 GERRY MULLIGAN "Night Lights"

2008-05-23 18:40:59 | ジャズ
ジャズ入門 GERRY MULLIGAN "Night Lights"

ジャズ初心者の私が、そもそもジャズに対して抱いていたイメージとは、
「気取った大人がウイスキーグラスを傾け、夜景を眺めているときに似合うBGM」といったものだった。

さすがに今はそうとは思っていない。このブログでも紹介しているとおり、様々なジャズの形があることに気がついた。さきのイメージは、素人が抱くジャズへの"偏見"だった。

今回は、GERRY MULLIGANの『Night Lights』を紹介したい。
このアルバムこそ、さきにあげたジャズへの"偏見"をものの見事に体現してくれたアルバムだといえる。

『Night Lights』は、その表題通り、大人の夜を演出してくれる。
ジャケットの夜景にビビっと惹かれた人は、是非手に取るべきだろう。

じっと目を閉じると、大都会の夜景を彷彿させるかのように流暢で洗練された曲が奏でられる。暗くした部屋の中で、大都会の灯りをイメージしながら聴いていると、時が経つのを忘れていつまでも聴いていたい気分になる。

今住んでいる場所も次に住む新居も都会の夜景とは全くの無縁の場所だ。
このアルバムを聴いて、せめて気分だけでも大都会の夜景を味わっていたい。

1. Night Lights [1963 Version]
2. Morning of the Carnival (Manha de Carnaval) [From Black Orpheus]
3. In the Wee Small Hours of the Morning
4. Prelude in E minor
5. Festival Minor
6. Tell Me When
7. Night Lights [1965 Version][*]