goo blog サービス終了のお知らせ 

森から考える暮らしのデザイン!!

森の癒しの小屋・フォレストドームプロジェクト

竹釘をつくりたい!

2010-05-01 | カミオプロジェクト
カミオの周辺には竹林がたくさんあります。
これらの竹を利用する方法を考えていたところ、竹釘というものを知りました。
手間と時間がかかりそうですが、環境には良さそうです。
いつか竹釘づくりをしてみたいなと思いました。


「木の教え」塩野米松著からの文章をメモしておきます。

檜の皮やこけらを屋根に固定していく釘は鉄ではなく、竹を削ってつくった竹釘でした。昔は鉄釘が高価だったことや、鉄が雨に当たって錆び始めると、そこから傷みやすいということもあったでしょう。塩に当たって錆びやすい部分などにも竹釘を使っていました。竹が豊富にあり、それを煎って脂をしみ出させて使うと硬く長持ちするという知恵があったのです。

竹の釘は、みなさんがご存知の洋釘(軸も頭も丸いもの)とは違って、頭はなく、先端が斜めに鋭く切りとられたもので、長さは一寸五分(約4.5センチ)から八分(約2.4センチ)ぐらいまで、さまざまな用途や注文に応じてつくられていました。

どんな竹でも太いものなら使えるのでしょうが、多いのは孟宗竹を素材にしたものです。釘には皮の部分は使いません。皮を剥ぎ、節を取り、順に割って板状になったものから竹ひごにし、それを寸法に切って乾燥します。天気のいい日に三日ほど乾燥して、釜で煎ってつくります。

こうしてつくった竹釘は丈夫で、屋根の檜皮や柿が痛んでも残っているそうです。百年、二百年はもつといいます。材料にする竹は若すぎては柔らかく、虫が入りやすく、年を取り過ぎていては硬すぎるので、七、八年生の寒いところで育ったものがいいといいます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« A案を検討してみた | トップ | 初カミオキャンプ5/3 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

カミオプロジェクト」カテゴリの最新記事