~ 恩師の御講演「心身の神癒」より ~
第十話
52、此処に再び又知性がみ霊―――
心の清純(きよき)もの―――
の導きなしに濫用されつつある。
53、世はまだ善悪の智慧の木の実を食べつつある。
人類が生命の樹―――
裡なる神我―――
をしっかり掴んで始めて人類の救いは来るのである。
54、わたしはこの問題を前にも扱ったので、
その事はあなたたちの多くがすでに理解している。
善といい悪といい、いずれも実在ではない。
実在は善でもなければ悪でもないのである。
実在はそれ自身で完全であり、無欠である。
或る人にとっての悪の標準は他の人には善であり、
他の人の善の標準は別の人には悪である。
それは相対的であり、人間の考えだしたものである。
~ 感謝・合掌 ~