「心身の神癒」より。

　　　　　　　～　恩師の御講演「心身の神癒」より　～
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　第十三話

５８、久遠なる、神の分霊は永遠に生きる。
　　　　　　　　しかし彼ら弟子たちはその事を十分には悟らなかった。
　　　　　　　　彼らは丁度あなたたちと同じ類の者であったが、神我のみ霊によって
　　　　　　　　わたしの使徒となったのである。

５９、今でさえ、ここに集まっているあなたたちの中には、
　　　　　　　　あなたたちに話しているのがわたし（イエス）であることを
　　　　　　　　よくは知っていない人々が多い。

６０、トマスも又〔刑死後出現したのがわたしであることを〕信じなかった。
　　　　　　　　彼もわたしの両手両足を見たがり、わたしの脇腹に手を突っ込んでみて
　　　　　　　　始めて信じたのである。


　　　　　　　　　　　　　　　　　～　感謝・合掌　～

「心身の神癒」より。

　　　　　　　～　恩師の御講演「心身の神癒」より　～
　　　　
　　　　　　　　　　　　　第十三話

５５、故に、あらゆる誤謬と無智とを忘れ去り、
　　　　　　　自分の本質という真理に没入するがよい。

５６、この真理に、全面的に今すぐ、あなたたちは入ることができるか。
　　　　　　　あなたたちは生きている存在である。
　　　　　　　あなたたちの中で生きているのは神の生命である。
　　　　　　　あなたたちは生きた存在として神の中に生存しているのであって、
　　　　　　　神の外ではないのである。
　　　　　　　これが本当に分かった時、意識の拡大、実在の自覚、
　　　　　　　終わりなき久遠常在の自覚、が生ずる。
　　　　　　　嗚呼、あなたたちに〔早く〕このことを悟って欲しいものである。
　　　　　　　それは今すぐにあなたたちを無碍・自在にしてくれるのに。

５７、わたしの弟子たちでさえ、わたしが彼らの前に再び現れてみせるまでは、
　　　　　　　十分には悟らなかったのである。


　　　　　　　　　　　　　　　　～　感謝・合掌　～

「心身の神癒」より。

　　　　　　　　～　恩師の御講演「心身の神癒」より　～
　　
　　　　　　　　　　　　　　第十三話

５２、どのような形で自分の肉より離れたにせよ、
　　　　　　　あなたたちは依然として生きた魂なのである。
　　　　　　　自分は依然として自分なのである。
　　　　　　　しかもあなたたちが愛した人々みんなの中にこれまで以上の大きな愛と、
　　　　　　　引き付けるものと、理解とのあることにあなたたちは気付く。
　　　　　　　愛の中には何ものも失われはしないからである。

５３、曾て〔十字架の死刑後〕わたしは弟子たちにわたしの手と足を見せた
　　　　　　　ではないか。
　　　　　　　その時弟子たちは、〔出現した〕わたしが〔ただ単に〕地上時代のわたしと
　　　　　　　同じであることを知った〔だけである〕。
　　　　　　　しかしそのわたしは、自分が神の分霊であることを知っていたのである。
　　　　　　　この真理はあなたたちも又みんな会得しなければならない。
　　　　　　　この会得によって自覚、無智の破壊しえない明確なる自覚、
　　　　　　　が生ずるからである。

５４、無智はあなたたちの裡なる実在を曇らす。
　　　　　　　たいていの人々は誤った信仰のために学びとるのがおそい。


　　　　　　　　　　　　　　　　　～　感謝・合掌　～

「心身の神癒」より。

　　　　　　　～　恩師の御講演「心身の神癒」より　～
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　第十三話

４９、わたしが神の分霊の話をする時、あなたたちが神我の意味を
　　　　　　　会得し始めていることがわたしには分かる。
　　　　　　　神我とは神の勝れたる神人である。
　　　　　　　キリストとは地上における、すべての人々の魂を包容する神人である。
　　　　　　　一ケの肉体の中に無数の細胞が生存するように、あなたたち一人々々が神の
　　　　　　　キリストの中に生存している。
　　　　　　　神の種子があなたたちの中にあるのであって、それが生長して円熟するのは
　　　　　　　間違いないのである。

５０、あなたたちが朦気（おぼろげ）ながら本当だと考えていたことが
　　　　　　　現実となることほど大きな歓喜を味わうものはない。
　　　　　　　あなたたちは、失ったものは一つもなく、新しき悟りによってすべてが
　　　　　　　獲得されることに、気づく。

５１、一切の誤れる信仰が脱落するととも新しく身に付いた無限感に
　　　　　　　あなたたちは圧倒されるであろう。


　　　　　　　　　　　　　～　感謝・合掌　～

「心身の神癒」より。

　　　　　　～　恩師の御講演「心身の神癒」より　～
　　　　
　　　　　　　　　　　　　第十三話

４６、心の中で愛する人々との再会を描くと、
　　　　　　　実際に彼らと面と向かって会うようになる。
　　　　　　　まことにあなたたちに告げるが、それは現実の出来事なのである。
　　　　　　　あなたたちを傷つけた人々でさえ、そして又あなたたちが自分の無智から
　　　　　　　傷つけることになった人々も、あなたたちとの再会を喜ぶのである。

４７、このことはみ霊の久遠の法則、神我の展開である。
　　　　　　　意識がこの内なる生命を自覚するにつれてある変化が意識の中に起こり、
　　　　　　　これらすべての憎悪は消える。
　　　　　　　故に、あなたたちとしては、地上にいる間にこのことを理解するのが
　　　　　　　賢明である。

４８、無智のままに生まれ、無智のままに死ぬ者もいる。
　　　　　　　しかしこれからはそれがあなたたちの運命であってはいけない。
　　　　　　　〔無智の〕霧は融け去り、神の分霊の美しさが残る。


　　　　　　　　　　　　　～　感謝・合掌　～